我が家で使用しているのは、「looopでんき」が提供している「おうちプラン」。
日頃から節電を意識した生活(節電マニアに近い)をしています。
今回、Looopでんきが実施した「真冬の節電大作戦(DRプログラム)」に参加して、様々な気付きがありました。
節電のためTipsとして記録を残します。
冬の深夜に電力消費が増えていた理由
昨年の9月に、深夜寝静まった時間帯の電力消費量を調べたことがあります。
その時も、異常値に気が付き、冷蔵庫の節電対策を実行。
見事なくらい節電になりました。
今回、「真冬の節電大作戦」に参加し、電力使用量グラフ(時間帯別)を見ていた時に、再び異常値に気が付きます。
「9月に対策した時より、明らかに増えている」
電力使用量グラフからは、その事実は確認できるのですが、思い当たることがありません。
モヤっとした気持ちで過ごすこと1週間。
「真冬の節電大作戦」で良い成績を収めたい一心から、温水便座のコンセントを抜いたことで、理由が判りました。
「冬になって、温水洗浄便座の消費電力が、かなり増えている」
暖房器具の陰に隠れて、気が付かなかったのですが、冬場の温水洗浄便座は、かなり消費電力が多くなります。
一年中電源が入っているのが、当たり前の機器だったこともありますが、気温で消費電力が変わるという意識がありませんでした。
TOTOの取扱説明書を取り出し、設定変更をしていきます。
便座の温度を変更、タイマー節電、脱臭機能のOFFなど、快適さを保ちながら可能な限りの節電設定を行いました。
この設定変更だけでも、1日の電力使用量が0.2kWh ほど減少するのですが、
「真冬の節電大作戦」で勝ちたい一心で、設定変更から数日後には、温水洗浄便座の暖房機能をOFF。
電力使用量は、1日当たり、0.5kWhの減少となりました。
トイレの消費電力量は
温水便座以外の消費電力量を調べてみました。
我が家のトイレ照明は、LED化済です。
口金がE17、40W相当のLED電球が1つ。消費電力は4Wです。
消費電力が少ないので、まったく気にする必要はなさそうです。
問題は、「電気の消し忘れ」。
普段は忘れないのに、なぜか「真冬の節電大作戦」期間中は、複数回、消し忘れました。
不思議なことに、出かける前にトイレに行って消し忘れる、夜中トイレに行って消し忘れるというパターンで、長時間、電気の消し忘れ状態が続きました。
使った後は、「指差し点検」でもしようか...
問題は、換気扇。
トイレの照明と連動して稼働し、照明を消した後も、一定時間(約3分)動作が続きます。
取扱説明書で調べると、消費電力は20W。小さい割に、電気を食っていることに驚きます。
ネットの情報によれば、トイレの使用回数は、ひとり一日、大が1回、小が5〜6回が平均だそうだ。
自分に当てはめると、トイレで過ごす時間は、合計すると25分/日くらいだろうか。
換気扇の稼働時間で言えば、46分/日となる。
トイレで用を足している時間の倍の時間、換気扇が稼働していた。
何とかならんのか?
知恵を絞って絞って、出した答えは、「換気時間の適正化」
この設定変更による節電は、1.2kWh/年。
大した金額ではないですが、ストレス不要で、不必要な出費を抑えられたので満足です。
ガス給湯器って、実は電気食いなんです
我が家のガス給湯器は、「ガス給湯暖房用熱源機」と言われる機種を使っています。
ガスなのに、シャワーや風呂を沸かすのも、電気が必要
ガス給湯器なのに、電気を大量に消費することに気が付いたのは、「節電タイム」中に風呂を沸かした時。電力使用量グラフ(30分単位)に、想定を超える電力消費が記録されていました。
「風呂を沸かすのに電気?」
ガス給湯器の取扱説明書を取り出しました。
そこには、同時使用「240W」の文字。
「節電タイムは、風呂もNGか...」
冬場は水道水が冷たいので、風呂を沸かす時間は長くなります。
更に沸いた後も外気温の低さから、保温の動作(追い焚き)も頻繁に発生。
ガス代や電気代が高くなるので、積極的に対策しましょう。
ガスなのに、洗濯物を乾かすのも、電気が必要
天気が悪い日に、我が家で活躍するのが、「浴室換気乾燥機(ガス式)」
この機器の取扱説明書には、乾燥時の消費電力は88Wとあります。
これだけでも十分、消費電力が高いのですが、熱源は先ほどのガス給湯器による温水。
つまり、ガス給湯器の消費電力も加わって、かなりの数字に! 恐るべしガス給湯器。
節電の努力をぶち壊す、凍結防止というワナ
朝の時間帯に行われた「節電タイム」。
「家事を行わない、コンセントも抜けるものは全部抜く」って、頑張っていたのに…
ふと、ガス給湯器のリモコンを見ると、凍結防止ヒーターのマークが点灯しているじゃないですか。
取扱説明書に書かれた凍結防止ヒーターの消費電力は265W。
1時間ほどの間に、10分間の動作でしたが、節電努力が無駄になった瞬間でした。
周辺温度が3℃前後になると動作するらしいのですが、もっと賢いやり方はないのでしょうか。
ガスファンヒーター、買い替えで省エネになったが、使わないのが一番の節電
我が家のメインの暖房器具は、ガスファンヒーター。
エアコンは、夏場の冷房でしか使いません。
10年使ったガスファンヒーターを、シーズンが始まる直前に買い替えました。
10年前の製品に比べると、
モーターがDCモーターに変更されたことや、
エコボタンが付いたこと
で、実感できるほどの省エネ化になりました。
とは言え、「真冬の節電大作戦」で勝負するするには、ガスファンヒーターを使ったら勝ち目はありません。
我が家はマンションで、床はフローリング。
夕方になると、床から冷たさが、伝わってくるのが良く分かります。
「真冬の節電大作戦」の最中、パジャマを買い替えました。
驚いたことに、寒さを、あまり感じなくなったのです。
パジャマをジッと観察した結果、床からの冷気を遮断すれば良いことに気が付きます。
床にマットを敷く、足首のところが締まった服を着るなど対策をした結果、我慢の限界を超える日が大幅に減少しました。
キッチンは電気を使いまくる場所だった
調理は、電気を大量に消費することに気が付きます。
LED化していない照明は、消費電力多め
キッチンの照明は、天井に40型(38W)の蛍光灯、シンク上に20型(18W)の蛍光灯が付いています。
普段は天井の蛍光灯だけ使っているのですが、LED化し終わっている他の部屋の照明器具と比較すると、消費電力は2倍。
食事が終わった後の皿洗い時は、天井照明ではなくシンク上の照明器具を使うようにしましたが、節電タイム中に調理したら、「真冬の節電大作戦」での勝ちはありません。
幸いなことに、天井の照明が壊れました。
LED照明に変更することにし、工事を手配しました。
23Wの照明器具になるので、次回「真夏の節電大作戦」では、多少勝負になるかな。
爆音を上げる換気扇は、そろそろ買い替え
本当は、ガスコンロの排ガスを換気するために、動作させなければ駄目ですが、轟音がするようになったため、揚げ物の時しか動作させていません。
取扱説明書を見ると、「弱」で57W、「強」で115Wです。
キッチンのリフォームをする時に、DCモーターのタイプに変更したいと思います。
消費電力は半分以下なので。
炊飯器は、使うのを止めました
「真冬の節電大作戦」に参加したのを機会に、電気炊飯器を使うことを止めました。
ガスコンロで、シャトルシェフを使って、炊飯するようになりました。
電気炊飯器のような手軽さもなく、タイマー予約が使えなくなりますが、時間がたっぷりある自分には、美味しいごはんを食べる、ちょうど良い方法です。
ネットに書かれていた情報ですが、
電気炊飯器の方が、ガス+土鍋で炊くより、光熱費が安いそうです。
私の基準は、「美味しい」なので、ガス一択。
実際に調べてみたら、ネット情報の「ガスの方が高くつく」はガセネタでした。
電子レンジの使い方を間違えていた
電子レンジの消費電力の多さに、何か対策できないかと取扱説明書を取り出します。
前から心に引っ掛かるあることを調べた結果、ごはんの温め方法が間違っていることに気付きます。
電気代が減ったことよりも、美味しくご飯が食べられるようになったことが嬉しい。
電子レンジの過熱し過ぎには注意しましょう。
パスタは電子レンジで茹でません
パスタも、「真冬の節電大作戦」に参加したのを機に、電子レンジで茹でるのを止め、ガスコンロで茹でるようになりました。
ネットの情報では、「電子レンジで茹でる方が光熱費が安い」となっているのですが、
フライパンと少ない水で、美味しくパスタを茹でる方法があります。
気になる方は、ネットで検索してみてください。
少ない水で茹でるので、光熱費は電気でもガスでも変わらない気がします。
「真冬の節電大作戦」終了後に、実測してみました。
ネットの情報はあてにならないことが、よ〜く分かりました。
洗濯機は、意外と電気を消費しない
我が家の洗濯機は、日立のビートウォッシュ。
昨年、買い替えたばかりです。
メーカーのホームページによれば、標準コースでの洗濯なら、消費電力量は45whです。
最新のインバーター式洗濯機の省エネぶりに驚かされますが、更なる節電にチャレンジしました。
我が家では、11月から5月までは、風呂の残り湯を使って洗濯をしています。
風呂水ポンプが稼働する分、電気代が掛かりますが、水道水よりも水温が高いので、汚れ落ちが良いそうです。
掃除機は、「強」で使うな
掃除機を使った日は、電力使用量グラフ(日別)で、他の日より0.2~0.3kWhほど飛び出ていました。
それが、当たり前だと思っていたのですが、「真冬の節電大作戦」に参加している最中、あることに気が付きます。
「強」のスイッチを押して、気持ちよく掃除するのも良いですが、「eco」のボタンは、ダテじゃなかったと実感する結果になりました。
スマホの充電は、節電タイム外で
節電タイム中に、スマホの充電はご法度。
急速充電器を使っていることもありますが、充電開始直後の消費電力は、そこそこ。
ざっくりですが、最初の1時間の消費電力量が14Wh、残り1時間の消費電力量が5Wh。
電気代を気にするレベルではないのですが、「真冬の節電大作戦」で勝つため、充電時間帯も意識しました。
単身者なのに、我が家にはスマートフォンが2台、chromebookが1台、ノートパソコンも1台あります。
充電する機器が多い分、纏まれば、それなりの電力消費量。
節電する方法は、台数を減らすくらいしかありませんが、
更に、動画視聴や読書用にタブレットを追加しようと思案中の有り様。
節電タイム中は通信系機器を切る
対象となる機器は、ホームゲートウェイとWIFIルーターです。
この2つの機器の消費電力は、16W。
「真冬の節電大作戦」が始まる前から、通信系機器の節電対策に取り組んでいたのですが、成果は今ひとつでした。
今回は、不便でも勝つために、何でもやる姿勢で望みます。
実は、ホームゲートウェイの電源を切ってしまうと、電話が掛かってきません。
冷静になって考えると、固定電話には、ロクな電話が掛かってきません。
一ヶ月悩みましたが、「固定電話、いらない」という結論になりました。
「真冬の節電大作戦」中は、基本的に電源OFF、使いたい時だけ電源ONとしましたが、かなり不便。
不便な理由は、電源投入に順序がある上、それぞれが起動し終わるまで待機しなければならないこと。
通信系の機器は、消費電力は大きくないものの、稼働時間が長く、電気代に占める割合が無視できない電化製品です。
「真冬の節電大作戦」終了後は、夜寝る時と外出時に電源OFFとする運用にしました。
多少不便でも、電源を切る時間帯を設けることで、日頃から節電するようにします。
偉そうなことを言いましたが、「真冬の節電大作戦」の順位は
恥ずかしすぎて、大きな声で言えません。
参加者45,127人中...
26,981位 !
181戦127勝。勝率70%。
合計節電量は9.35kWh。
次は、真ん中よりも前を狙いたい...
節電に取り組んだおかげで、3月の電気代は大幅ダウン
2022年3月(使用期間:2/3〜3/2)のLooopでんき使用量は、40kWh。
前年同月の39%と、61%減になりました。
元々、節電マニアかって位の「節約好き」。
前年比で、ここまで減ったのには理由があります。
昨年秋には、冷蔵庫の節電対策、テレビの買い換えという対策もしています。
今回新たに取り組んだ中で、一番効いたのは温水便座の電源OFFですが、不便さとのトレードオフなのでオススメはできません。