通信系機器の待機電力を測定してみたら、省エネ詐欺にあっていることが判明

サンワサプライのワットモニターを購入したので、以前から気になっていた家庭内の通信系機器の待機電力を測定してみました。

我が家の通信環境は、auひかり マンション タイプVというやつ。

ネット+電話サービスで利用しています。

まずは、電話機から実測。

SANYO製 電話機の待機電力から測定

SANYOのTEL-DH4という機種です。

SANYOのTEL-DH4

親機と子機が無線で繋がるタイプですが、子機は使わないので、バッテリーの劣化をきっかけに廃棄しました。
多分、今でも子機に向かって電波を出し続けている気がします。待機電力が多そうな予感。

カタログ値実測
待機時消費電力3.5W3.6~4.0W
電話機の待機電力

いきなりのカタログ値超え。どうしましょう、詐欺です。

いや、冷静になろう。子機の設定を削除すれば、カタログ値になるに違いない!

省エネ設定に挑戦した結果は、想定外の結末に

「子機登録全消去」という処理を実行して、子機の設定を削除しました。
が、残念なことに消費電力は全く変わらず

取扱説明書を熟読していた時に、ある一文に気が付きます。
「停電専用の呼び出し音が鳴ります」

この一文で、設定で何とかするという選択肢の他に、「電源を切る」という選択肢があることを知ります。

電話線を通じて電源供給されることで、最低限の電話を受ける/掛けるができます。
(唯、実際に停電になると、この電話機の上位にあるホームゲートウェイが停止するため、電話は使えなくなります。非常時は、携帯電話を頼りにするので大丈夫ですが)

固定電話の契約を止めようか悩んでいたくらい、使用頻度が少ないので、電源を切るという選択をすることにしました。

僅か3.8W程の消費電力ですが、24時間365日の話しなので、年間879円(33.3kWh)の節約になりました。ワットモニターに投資した2610円を、3年で回収できます。

ワットモニター
ワットモニター

次は、無線ルータ(wifi)の待機電力と消費電力を測定していきます。

BUFFALO製 無線LAN親機の電力測定

BUFFALO WSR-1166DHP2という機種です。

写真左が無線LAN親機、右側はホームゲートウェイ

866+300Mbpsとパッケージに書かれていて、何やら高速で通信できそうです。
唯、残念なことに「auひかり マンション タイプV」は、ベストエフォートの上に、上限は100Mbpsです。
言ってみれば、宝の持ち腐れ。

では、無負荷時(待機時消費電力)の消費電力から実測。

カタログ値実測値
待機時消費電力不明4.2W(4.1~4.3W)
無線LAN親機の待機電力

取扱説明書では、最大17.2Wとありますが、待機時消費電力の記述はありません。

気になっていたのですが、実測できて良かった。正直な感想としては、「意外と少ない」。

次は、通信の負荷を掛けて、消費電力を測定してみます。

試してみたのは、動画(YouTube)の再生、アプリの更新。

最初に答えを言ってしまうと、一瞬、消費電力が上昇するものの気にするレベルに達しません。
YouTubeで4.5W、アプリ更新で4.9Wが最高値。

無線LAN親機の省エネ設定は、可能です

調べると、WSR-1166DHP2は、節電モードの設定ができるようです。試してみましょう。

内容は、指定された曜日・時間帯で、ランプを消したり、無線LANや有線LANを停止することができます。
絶対に寝ている時間帯を指定して、スリーブの設定を入れました。

スリーブの設定を入れると、指定された時間帯は
・全てのランプが消える
・有線LAN機能が停止する
・無線LAN機能が停止する
と記述があります。

実際にやってみた結果が、こちら。

待機電力
通常時4.2W
スリーブ時2.7W
待機電力(スリーブ)

1.5Wの削減になりました。
全てのランプが消えると書かれていましたが、Powerランプは消えません。

1日あたり5時間(0:00~5:00)、スリーブモードになる設定にしたので、年間72円(2.7kWh)の節電です。設定して不便だったら、気楽に元に戻せる金額!

更に何かできないか考えた結果、ユーザ定義を使用して、節電してみました。

ユーザ定義で設定したのは
・全てのランプを消す
・有線LANを低速(100Mbps)
・無線LANは通常稼働

この設定を、スリーブモードの時間帯以外に適用します。
待機電力の変化は、こちら。

待機電力
通常時4.2W
ユーザ定義4.1W
待機電力(ユーザ定義)

僅か0.1Wですが、下がりました。
1日あたり19時間(5:00~24:00)、ユーザ定義モードになる設定にしたので、更に年間18円(0.7kWh)の節電です。2つの設定を合わせて年間90円の節約

思うように減らないことに、イラっとしながら、次へ進みます。

最後は、auからのレンタル品であるホームゲートウェイという機器です。

ホームゲートウェイの消費電力を測定

NEC製のAterm BL902HWという機種です。

auからのレンタル品になります。

Aterm BL902HW

この機器には、側面に「省エネ」というボタンがあります。
取扱説明書には、「省エネ」ボタンを押すと、最大消費電力が22Wから15Wに減ると記載されています。
ボタンを押すだけで、7W節電できると思い込んでいた私実測値に衝撃を受けることになります。

通常モード省エネモード
カタログ値(最大消費電力)22W15W
無負荷時(実測値。以下同じ)11.3W11.3W
電話機(待機中)のみ接続11.3W11.3W
電話機(動作中)のみ接続12.0W12.0W
LANポート1つ使用11.8W11.4W
LANポート2つ使用12.2W11.6W
消費電力実測(ホームゲートウェイ)

見ての通り、ボタンを押しても、押さなくても、大した違いはありません。

悪質な省エネ詐欺にあった気分で、かなり落ち込みました。

取扱説明書に書かれているのは、「省エネ」ボタンを押すと
・無線LANが使えなくなる
・LANポートの速度が、Gigaから100Mbpsに落ちる
・USBポートが使えなくなる
そうです。

無線LAN機能は、サービスの申し込みをしないと使えないことは分かっていましたが、そもそも電気を消費していなかったとは...

我が家では、LANポート1つ使用している状態が、通常です。
つまり、省エネボタンを押す/押さないの違いは、0.4W。
年間にしても、93円(3.5kWh)
実は、このボタン。電源を切って入れ直すと、通常設定に戻ってしまいます。そう、設定が保持されないのです。
深夜や外出中に短時間の停電とかあると、知らないうちに通常状態に。

悩みましたが、取り敢えず、省エネボタンを押しておくことにします。