新生銀行の2週間定期は利息に掛かる税金をゼロに出来る?

新生銀行に2週間定期という商品があるのをご存じでしょうか

2020年8月時点での金利は、0.03%と低金利ではありますが、都市銀行の定期預金より良い利息がつきます。

最低預入額が50万円とハードルは高めですが、2週間で満期を迎えるので、他のネット銀行のキャンペーン金利が始まるまでの一時的な預け先として便利です。

さて、本題に入ります

利息の計算方法にヒントがありました

新生銀行の2週間定期の利息計算方法を見ていて気が付きました。
国税と地方税は別々に計算して税額をだしているのか...
これって利息に掛かる税金(20.315%)が掛からないようにできるんじゃない?

そうです、できるんです。合法的にゼロになります。誰でもです。

その前に、問題です。
500万円手元にあったとして、
500万円の2週間定期預金1本で預けるのと50万円の2週間定期預金10本で預けるのは、どっちがお得でしょうか?

受取利息を計算してみましょう

分かり易いように50万円預け入れた時と500万円預け入れた時の2週間後の手取り額を比較します。

50万円を預け入れた時
利息計算 500,000円 × 0.03% × 14日 ÷ 365日 = 5円 (小数点以下切り捨て)
国税計算 5円 × 15.315% = 0円(0.7円ですが、小数点以下切り捨てになります)
地方税計算 5円 × 5% = 0円(小数点以下切り捨て)
受取利息 5円

500万円を預け入れた時
利息計算 5,000,000円 × 0.03% × 14日 ÷ 365日 = 57円
国税計算 57円 × 15.315% = 8円
地方税計算 57円 × 5% = 2円
受取利息 57円 - 8円 - 2円 = 47円

預入額が50万円なら利息に掛かる税金がゼロになります。

もう答えが分かりましたね。

そうです。

500万円預けるなら、50万円の定期を10本にした方が得です

もし、金利が0.03%で当面変わらないのであればという条件でシミュレーションすると、
52万2千円を単位にして預けるのが一番のお得です。

つまり、利息が6円になる金額で預け入れるのがポイント

これを、一般的な1年定期でやろうとすると、
金利0.15%の1年定期で、4000円、
金利0.002%の1年定期で、300,000円が預入金額になります。

1年定期でやろうとすると、金額が小さ過ぎたり、低金利過ぎて、その気になれないものばかり。
現実的ではありません。

ここで紹介した受取利息の最大化方法は、2週間定期ような短い預入期間、金利、最低預入金額などの条件が揃わないと、実際にやろうと思わないテクニックです。

そこに丁度良い案配で填まったのが、新生銀行の2週間定期でした。

新生銀行の2週間定期は金利が変動することがあります。
もし、同じことをされる場合は自己責任でお願いします。