温水洗浄便座の使い方や設定を見直すキッカケは、Looopでんきが実施した「真冬の節電大作戦」でした。
Looopでんきのマイページにある電気使用量グラフを見ている時に、気が付きます。
「昨年の秋より、深夜の電力消費量が増えているけど、何故だ」
不思議に思って過ごすこと一週間。
「真冬の節電大作戦」で勝ちたい一心で、温水洗浄便座の電源を切りました。
すると、消費電力が大幅に改善します。
温水洗浄便座の消費電力の大きさに気付きました。
秋に調べたときは、気にしなくて良いレベルの消費電力だったのに。
暖房器具による電力使用量アップの影に隠れていましたが、温水洗浄便座も季節家電のひとつです。
深夜の消費電力量の変化
温水洗浄便座の消費電力に気付く前(1月)は、0時〜6時の使用電力量は0.4kWhほど。
秋の同時間帯は、0.3kWhだった。
たった0.1kWhと感じるか、33%upと感じるかは、人それぞれ。
節電には、33%upと感じる感性が重要だ。
TOTOの取扱説明書を使って節電設定
我が家の温水洗浄便座は、TOTOのウォシュレット(KMシリーズ)。
取り扱い証明書を出してきて、どんな節電設定ができるか検討します。
TCF722のスペックから確認
定格消費電力:1273W
省エネ区分:瞬間式
年間消費電力量:90kWh/年 (タイマー節電を使用しない場合:116kWh/年)
洗浄装置のヒーターは、1200Wで、使用時に瞬間的に水を温める方式。
暖房便座のヒーターは、50Wで、設定温度になるよう常時保温。
脱臭装置は、標準モードで1.7W。パワーモードで5.3W
消費電力に影響する設定
【節電機能】
「おまかせ節電」と「スーパーおまかせ節電」が選択できます。
初期設定は、「おまかせ節電」。我が家の設定も、「おまかせ設定」になってました。
更に、決めた時間にヒーターを切る「タイマー節電」の機能もあります。
我が家は、未設定でした。
「スーパーおまかせ節電」と「タイマー節電」を組み合わせ、とことん節電できます。
【温度設定】
洗浄装置、暖房便座それぞれに、温度設定ができます。
初期値は、どちらも「中」。
我が家の設定は、洗浄装置が「中」、暖房便座が「高」。 ← おやっ、びっくり。
【脱臭装置】
プレ脱臭、脱臭、オートパワー脱臭の3つ。
それぞれ自動で行うかOFF/ON設定ができます。
初期値は、全部ON。我が家の設定もON。
設定変更で徹底的に節電
最初にやったのは、温度設定の変更。
暖房便座を、「高」から「低」。
洗浄温度を「中」から「OFF」。
洗浄機能は息子(別居)しか使っていません。帰省する時だけ、ONにします。
次に、「スーパーおまかせ節電」と「タイマー節電」で、深夜の消費電力を最小化。
脱臭機能は、全部OFF。
天井についている換気扇で十分と判断しました。
その結果、どうなったか。
深夜の消費電力は、6時間で0.3kWhになります。
一日の消費電力量も、暖房温度を「高」から「低」に変更したのが効いて、目に見えて減ります。
夜中にトイレに行くこともあり、その都度、便器の冷たさに飛び上がりましたが。
電源を切ってしまえ!
「真冬の節電大作戦」の順位ですが、すっごく頑張ってるのに、真ん中より前に行けません。
どうしても、順位を上げたくて、便座の暖房を切ることにしました。
「冷たいか、温かいか判からないから、座った瞬間、飛び上がるのであって、冷たいと判っていれば、大丈夫」と自分に言い聞かせて、暖房を切ってしまいます。
便座の暖房を切った後の、消費電力(待機電力)は、わずかに0.4W。
便座のフタが開閉する際に、消費電力が上がりますが、気になるレベルではありません。
最後に、言っておきます。
この「暖房機能を切る」という行為。オススメはできません。
『何のために、温水洗浄便座を買ったのか』分からなくなるので...