冒険の資金作りに重要な7つのステップ

シニア世代の冒険の悩みは何ですか

「時間はあるけど、お金はない」というあなたに

この記事では、冒険の資金を確保するために必要な7つのステップを紹介します。

Step1 夢を全部書き出す

現在から健康寿命といわれる72歳(男性の場合、女性は74歳)までの間に実現したいことを洗いざらい書き出します。

書き出す数の目標は、健康寿命までの残された年数×4個。
まずは、資金など制約のことは意識せず書き出すことが重要です。

やりたいことは以下の理由で具体的に書き出すことが必要です。
・費用算出できるようにすること
・後で奥さん(パートナー)にプレゼンする必要がある

例えば、「山手線全駅で駅周辺の街歩きをする」ではなく、「一日一駅のペースで山手線全駅を対象に駅周辺をひとり気ままに街歩きする。そのときは美味しいものを食べたり写真を撮ったりして後日ブログに公開する」

書き出した後は、似たアイデア同士で纏めるなどして考えを整理していきます。

Step2 夢を実現するための費用を見積もる

ひとつひとつのやりたいことについて、おおよその費用を見積ります。

費用算出が難しいものは、出しても良いなと思える上限金額を予算に計上しておきます。
例えば、
学生の時に実現できなかった「夏の北海道を長期間旅してまわる」を実行する費用は積み上げ式で決めるより、「30万だけ持って北海道に渡る」って決めた方が、冒険ぽいでしょ。

Step3 財布の中を覗いて現実を知る

もし、あなたが退職金を貰って気が大きくなっているのだとすれば危険な状態です。
「2000万も退職金あるから、これくらいは自分の好きなことに使っても良いよね」ってのが一番危険。

まずは、平均寿命まで自分やパートナーが生きることを前提に、収支計画表を作りましょう。結構大変な作業ですが、人生経験が豊富なシニア世代なら作れるはずです。

この収支計画表は、毎年使うのでパソコンで作って保存しておきましょう。

収支計画表さえできれば、いくら娯楽費に使えるか判ります。

財布の中を覗いて現実を知ってしまったあなた。

「時間はあるけど、金はない」から脱却できなければ、家で毎日プラプラするしかなくなります。

そんなあなたが、今やることは2つ。
1.実現したい夢に優先順位をつけること
2.収支計画表で積みあがっている経費(生活費)を減らすこと

Step4 断捨離の精神で無駄な出費をカットする

無駄を見つけるという作業は非常に難しいです。つい、嫁の趣味や友達付き合いの方に目が行きがちですが、ポイントはそこじゃない。

いままで必要と思って払ってきたことの見直しであり、時には生活パターンを変える必要があります。

私自身は退職を機会に、保険と車の保有を見直しました。

私の場合、車を保有することのメリットより、手放すことで生まれるお金で自分のやりたいことができる喜びが遥かに上回ったということです。

詳しくは、別の記事で情報発信していますので参考にしてください。

Step5 節約できることがないか検討する

最初に言っておきます。

食費の節約は、最後の最後。
私たちの身体は、自分が食べたもので出来ています。好きなことをして過ごせるのは健康な身体があってこそ。

節約の基本は、
1.固定費から始めて、それでも足りなければ変動費で頑張ること。
2.費用と手間がかからないものから始める。
3.見栄を張らない。

例えば、電気なら、電力会社を変えるのが最初、省エネ機器に変更するのが二番目、電気(灯りや冷暖房)が必要な場所と時間を減らす、最後が小まめに電気を消す。

詳しくは、別の記事で情報発信していますので参考にしてください。

Step6 奥さん(パートナー)にプレゼンする

さあ、最大の難関がやってきました。

奥さんにプレゼンして資金を確保してください。

奥さんも、家の中でプラプラされるのは嫌なはず。
ポイントは、奥様も安心できる収支計画と、奥さんが自由にできるお金の明確化。そして、あなたの熱いハート。

ひと言、余計なことを言っておきます。

あなたが、いままで家庭内で優位な位置取りにいたのは、給与という形でお金を稼いでいたから。定年退職したいま、あなたの家庭内の価値は大きく変化しています。
そのことを忘れて行動すると...最悪の事態になっても私は責任取れませんので

Step7 家計簿をつける

計画はバッチリでも、その通りにならないのは常。

家計簿をつけて計画と実績の差を把握すること。予算の中に収める努力をすること。
不測の事態で、通常の生活に必要なお金が足りなくなれば、夢を実現する資金を減らすことも必要です。

大切なのは予算を守ることではありません。自分たちの生活を破綻させないこと。

私はスマホに家計簿ソフト(Zaim)というアプリを入れて、予実算管理をしています。
無料なのに、かなり使い勝手が良いのでお勧めです。

もし、あなたが「あるだけ使ってしまうヤバイ人」ならば、以下の対応で乗り切りましょう。
1.家計管理は奥さんにお願いして、小遣い制にする
2.徹底的な現金主義で冒険(趣味)を楽しむ(クレカ、電子マネー厳禁)

奥さんへのプレゼンで玉砕していまったら

家事を覚えましょう。

あなたが、奥さんに代わり家事を始めれば、きっと良いことが訪れます。

その時は、家事の種類で奥さんとの分担を決めるのではなく、曜日で分担を決めます。
例えば、日曜から火曜はあなた、水曜から金曜は奥さん、土曜は毎日しなくてよい家事をする日や夫婦で出かける日と決めるのもありです。