ビックカメラ・ドットコムで工事が必要な照明器具を買う。意外と面倒だった。

キッチンの天井照明が壊れたので、照明器具を買い換えることにしました。

キッチンの壊れた照明器具

直付けタイプの蛍光灯が壊れたので、買い換える際は、電気工事が必要になります。

悩んだのは、どこに頼めば良いのかという点。

何と、声を掛けた2箇所で断られ、たどり着いたのが「ビックカメラ・ドットコム」

照明器具の購入と取り付けを断られたのは

縄張りがあった

最初に声を掛けたのは、漏電ブレーカー交換の下見にやってきた東電系の会社。
ブレーカー交換工事と同じタイミングで、工事ができたら嬉しいと思って、声がけ。

担当の方は、照明の工事も出来るという話しだったのですが、系列のリフォーム会社の作業範疇となり、お断りされました。

系列ごとの縄張りってやつでしょうか。電気工事という分類で括れない残念な会社です。

信頼できない

次に声を掛けたのは、近所の電気屋さん。「住宅のご相談もどうぞ」と看板に謳っているので、色々、相談できそうと、店舗を訪問。

何とびっくり、「信頼関係のない相手との取引はしない」と言われて、断られました。

「一見さん、お断り」という事態に驚きましたが、考えてみれば、量販店か通販でしか家電製品を買わなくなっているので、昔からの得意先だけで生きていくのもありですね。

量販店で電気工事までやってもらえるのか

みんな大好き「ヨドバシカメラ」。私も大好きです。

残念ながら、ヨドバシカメラ・ドットコムでは、電気工事を受け付けてくれません。
ヨドバシカメラ・ドットコムで買った後、電気工事をしてくれる業者を自分で探すか、ヨドバシカメラの店舗で照明器具の購入と電気工事の手配をする必要があります。

電気工事店は、物品販売と工事の両方から利益を取って商売しています。
工事だけというのは、嫌がられたり、工事費自体が高く付いたりと厄介。
面倒なことになりそうなので、ヨドバシ・ドットコムで買うという選択は諦めます。

そんな中、たどり着いたのが、ビックカメラ・ドットコムです。

発注先はビックカメラ・ドットコムに決定

ビックカメラ・ドットコムは、電気工事をセットにして発注できます。

唯、ヨドバシカメラに比べ電気工事費は、数百円ですがビックカメラの方が高い!

ヨドバシカメラの店舗に行く交通費、手間との比較検討になります。

結論、「ネットでちゃちゃっと発注できる、ビックカメラ・ドットコムにしよう」

この意思決定が、間違っていたことに、2週間後に気が付きます。
それでは、実際に起きたことを時系列に見ていきます。

無償の工事見積りを依頼する

欲しい照明器具が取り付け可能か、下見を兼ねた工事見積依頼を、最初に行います。

ネットから、「訪問見積もり(無料)」のページに移動し、設置工事見積券をカートに入れます。

後は、提示された訪問希望日(2週間後以降)から選択して終了。(時間指定はできません)

訪問時間は、当日の朝、電話連絡があって確定します。

私の家に来られたのは、感じの良い若いお兄さんでした。

私が購入する照明器具は、現行の照明器具より数cm短く、壁紙の汚れや傷が露出する可能性があると指摘を受けますが、承知の上なので問題ありません。

現場を確認後、その場で見積書を書いて頂けます。

見積書を店舗に持って行っても良いとの話でした。「店舗で手配すれば、工事費にもポイントが付くのでお得です。」とアドバイスを頂きます。
「ドットコムの方は、良く分からない」と、やや不安な回答。

この不安が的中することになるとは…

工事の発注が出来ない

ビックカメラ・ドットコムのサイトには、次のように書かれています。

ショッピングカートの「商品オプションを選択する」から『設置工事のお申込み』『事前のお見積もりの有無』、お見積もりのお申込みがない場合、設置環境を入力 ※商品オプションに設置工事の項目がない照明機器の工事をご希望の場合、事前にお見積もりが必要です

ビックカメラ・ドットコムより

見積もりが終わったので、実際に欲しかった照明器具を、ショッピングカートに入れます。

商品オプションの選択肢に、『設置工事のお申込み』『事前のお見積もりの有無』はありません。

さて、困りました。
「事前見積もり」は終わっているのですが、その先の手続き方法が分かりません。

このまま、買い物を続けると、工事手配ができず、商品が自宅に配送されてしまいます。

カゴ落ちさせて、ビックカメラ・ドットコムのサイトで情報を探しまわりますが、何も分かりません。

仕方ないので、ビックカメラのサポートにメールをします。
ハッキリ言いますが、問い合わせフォームが分かり難い。場所もそうですが、選択肢が分かり難い。
かなり、フラストレーションが溜まってきましたが、続けます。

発注できたけど、

サポートに問い合わせた結果、次のことが判ります。

購入したい照明器具をショッピングカートに入れた後、納入希望日を指定。
納入希望日は、指定可能な最も遅い日にちにする。
注文確定後、注文番号と見積もり受付番号の二つをサポートセンターにメールで伝える。
以後、サポートセンターとメールでのやり取りで、工事日程が確定する。

ということで、サポートセンターと2日間やりとりして、工事の手配ができました。

「ネットでちゃちゃっと発注」という希望は、こうして断たれます。
まだ、終わりじゃないけど…

取り付け工事当日

当日の朝に電話連絡があり、時間が確定します。

我が家は、朝一の作業と言うことで、30分後に来られるとのこと。ちょっと焦りますが、大丈夫。
食器棚の上を、掃除するのを忘れてましたが…

事前見積もりの時とは違って、ベテランの方がやってきました。頼もしい!

取り外した壊れた照明器具は、ビックカメラの方で処分するそうです。(中の蛍光灯は、こちらで処分)
粗大ごみで出す覚悟をしていた分、得した気分です。

30分ほどで、照明器具の取り付け工事が終了。流石、ベテラン「手際が良い」。

工事費4,400円を支払う段になって、またまた…

伝票を手書きしながら、工事業者の方が、ぼやきます。
「店舗で発注してくれれば、伝票ではなく、タブレットでちゃちゃっと出来るんですが…」

そう、ドットコムで発注すると、こんなところもシステム未対応。

次も、システム未対応なら、ヨドバシの店舗を選択するかな。
自宅から徒歩圏にあるコジマの店舗もありかも。

今回購入した照明器具

壊れた照明器具は、40形の直管蛍光灯1本が入った、直付けタイプの照明器具です。
突然、パキッて音がして、部品が落下。照明のカバーが垂れ下がった状態になって、買い替え決定。
「ジー」と異音がしていた時期もありましたが、24年間使用しました。

買い替えのため、サイズを測ると、長さ125cm、幅が13cmでした。

キッチンの壊れた照明
キッチンの壊れた照明

明るさ、サイズなどを考慮して、置き換え可能な照明器具として選んだのは、

パナソニック製キッチンベースライト HH-SF00052N

キッチン用LED照明
キッチン用LED照明

メーカーのホームページによると、「インバータFL40形蛍光灯1灯相当の明るさ」とあります。
実際使ってみると、恥ずかしいくらいの明るさ。工事の方に「明るいですね」と言ったら、「使っているうちに暗くなってきます」と返されました。

製品サイズは、長さが114cm弱、幅が16cm弱。
10cmほど長さが短くなっています。

LED照明なので、消費電力は23W。
40Wの蛍光灯からは、消費電力が4割減です。

Looopでんきが実施した「真冬の節電大作戦」の際は、キッチン照明の消費電力の大きさが気になっていましたが、これで一安心という感じです。

私の場合、キッチンにいる時間は、1日あたり3時間程度。
手抜き料理が多いのに、意外と長時間キッチンで過ごしています。

LEDの寿命(4万時間)から逆算すると、一生ものの買い物をしたことになりました。
まあ、LEDの寿命に到達する前に、他の部品が壊れると思います、今回のように…