息子のアパートから回収してきた大量の硬貨と洗濯してサイズが小さくなった千円札。
預かったものの、「対処方法として最善なやり方」が良く分かりません。
実際に、色々試して、正解探しをしてみました。
回収してきたコインと紙幣
金種別に整理したのが、下表です。
よくぞ、ここまで溜め込んだと感心するばかり。
金種 | 枚数 | 金額 |
1000円札 | 1枚 | 1,000円 |
500円硬貨 | 1枚 | 500円 |
100円硬貨 | 47枚 | 4,700円 |
50円硬貨 | 45枚 | 2,250円 |
10円硬貨 | 407枚 | 4,070円 |
5円硬貨 | 104枚 | 520円 |
1円硬貨 | 428枚 | 428円 |
合計 | コイン:1032枚 紙幣:1枚 | 13,468円 |
地道に数えて、回収した金額が確定したところで、同額を息子の銀行口座に振り込んであげます。
息子との間は、手数料なしの等価交換が完了です。
以前は、ゆうちょ銀行に持っていき、預金することで対応できたのですが、手数料が掛かるようになった今はできません。
地道に買い物で消化するには、枚数も多い上、キャッシュレスの時代に得策ではありません。
意外にも、よれよれの紙幣は
ゆうちょ銀行の窓口で、「洗濯をしてサイズが小さくなった千円札を預金したい」と伝えると、あっさりと手続きをして頂けました。
窓口の方が伝票を記入、伝票と千円札をクリアファイルに仕舞っている間に、預金通帳に千円入金が終わっているスピーディさ。
ネットの情報では、「普通の銀行ならOKだけど、ゆうちょ銀行は銀行とは別物だからNG」という書き込みがありましたが、ガセネタでした。
みずほ銀行でも同じ対応と思いますが、待ち時間の少なさで、ゆうちょ銀行が正解。
硬貨は、みずほ銀行のATMから入金
私の場合、ネット銀行以外の銀行で、口座があるのは、ゆうちょ銀行とみずほ銀行。
ゆうちょ銀行は、硬貨の取り扱いは手数料が必要になってしまったので、今回は使えません。
もし、手数料を払っても良いのなら、ゆうちょ銀行は窓口に持っていくのが正解。
手数料は1000枚までなら、1,100円。
ゆうちょ銀行のATMを使うよりマシな手数料で済みます。
狙いを付けたのは、みずほ銀行。
みずほ銀行も、大量の硬貨を窓口に持ち込むと手数料が掛かります。
窓口に持ち込んだ時の手数料は、ゆうちょ銀行より高めの、1,320円(1000枚まで)。
しかし、みずほ銀行のATMからの入金なら、手数料は無料です。
一回の入金は、硬貨100枚までと制約はありますが、一日の利用回数に制限はありません。
1032枚の硬貨ですが、32枚は買い物で消化することにして、1000枚をATMに投入すれば良いのです。
「簡単じゃないか」
やってみると、簡単でもなかった
5円玉が104枚と、ちょうどお手頃な枚数です。
金種別に仕分けした瓶から、5円玉を100枚持って、近所のみずほ銀行に向かいます。
実は、みずほ銀行の窓口でも、硬貨100枚までは手数料無料。
ただ、銀行の立派なロビーを見ていると、窓口で5円玉100枚だけ出す勇気がでません。
やはり、ここはATMコーナーで、こそこそ入金するのが正解。
銀行のATMコーナーに行って、ばさーって投入したら終了って、思ってましたが…意外にも
「硬貨が詰まるので80枚程度を目安に投入して」と注意書きがあります。
「最初から言っておけよ」と思いつつ、100枚を「ばさー」。
不安を感じつつも、無事、入金完了。
80枚づつにせよ、100枚づつにせよ、硬貨の枚数を数えて小分けにしておく必要を知ります。
一旦自宅に戻り、硬貨の枚数を数えながら、80枚ずつ袋詰め。全部で12袋になりました。
12回、ATMを占有することになるので、後ろに行列ができないよう妙に緊張。
悪いことをしている訳ではないのに、周囲をキョロキョロと、嫌な汗をかきます。
後ろに行列ができ始めると、入金を止めて店外へ。
ATMコーナーが空いたら、入店を繰り返すこと3回。
怪しいオジサンそのもの。もう、二度とやりたくない。
教訓
小銭預金するなら、こまめに入金
ところで、他の銀行は
ゆうちょ銀行、みずほ銀行以外の金融機関の状況を調べておきました。
2022年3月での状況です。
ATMでの硬貨入金
銀行名 | 対応状況 |
ゆうちょ銀行 | 1枚から有料 |
みずほ銀行 | 無料(1回の投入につき100枚まで) (平日 8:45〜18:00) |
三井住友銀行 | 同上 |
三菱UFJ銀行 | 同上 |
りそな銀行 | 同上 |
京都銀行 | 同上 |
滋賀銀行 | 同上 |
東京東信用金庫 | 同上(上限枚数は不明) (平日 9時〜17時) |
朝日信用金庫 | 硬貨に未対応 |
銀行関係で、異質なのは「ゆうちょ銀行」。メガバンクだけでなく地銀も横並びの対応状況です。
いづれの金融機関も、硬貨による預け入れは、本支店に設置のATMのみ。
硬貨の大量投入に適さない、スリット式の投入口のATM設置の場合もある。
みずほ銀行のATMは、ばさーっと入れられるタイプ。ゆうちょ銀行は1枚1枚投入するスリットタイプだった。使い勝手は、断然、みずほ銀行です。
信用金庫のATMは、硬貨に未対応なのが普通。東京東信用金庫が例外的に硬貨対応のATMを設置。
窓口での硬貨入金
硬貨1000枚を入金する場合と、無償対応の枚数を調査
銀行名 | 硬貨1000枚の手数料 | 無償対応の枚数 |
ゆうちょ銀行 | 手数料 1,100円 | 1枚から有料 |
みずほ銀行 | 手数料 1,320円 | 1日あたり100枚まで |
三井住友銀行 | 手数料 1,100円 | 1日あたり300枚まで |
三菱UFJ銀行 | 手数料 1,100円 | 1日あたり100枚まで |
りそな銀行 | 手数料 1,320円 | 1日あたり100枚まで |
京都銀行 | 手数料 1,100円 | 100枚まで |
滋賀銀行 | 手数料 1,100円 | 100枚まで |
東京東信用金庫 | 手数料 1,100円 | 50枚まで |
朝日信用金庫 | 手数料 1,100円 | 50枚まで |
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