始まりは葬式だった
この年、身内の葬式を２回行うことになった。
最初は、地元で長くやっている葬儀屋さんで行った。家族葬で親族と友人の１６人が参列した。結構な値段にはなったが、納得のいく内容で葬式ができた。
２回目は、親が亡くなり、実家のあるＡ市で葬式を行うことになった。なぜなら、Ａ市が地場の葬儀屋さんの互助会に入っていたから。
参列者は、身内の２人だけ。火葬式という方式にした。
葬儀屋に互助会の積み立てを２口使いたいと申し出るが、１回の葬式で１口しか使えないという。びっくりである、ルールが変わったようだ。
さらに、びっくりは続く。火葬式なら５０数万円のプランになるという。「互助会会員なので半額です」って、最初っから追加料金確定。
そこからは先は、オプション説明と追加料金の嵐。気を失いそうだ。
互助会の残り１口を解約することにする
さて、葬式が終わり、内容にあった金額と思えない不満だけが残った。
互助会って、葬儀屋さんの選択の余地を無くすだけだし、お得感も感じない、というのが私の感想。
それに、互助会に入るときは２口入るように言っておいて１口しか使えないようにルールを変えるなんて、不信感しか感じない。
残った互助会の１口(１８万円分)をどうするか悩んだが解約することにした。
ネットで調べると、手数料分を引かれて返却されるようだ。ただ、この手数料額が、えげつない。１５～２０％だという。それでも、戻るようになっただけマシのようだ。
互助会の電話窓口に電話して、解約を伝える。
私が住む地域の葬儀屋さんがやっている互助会に移行することもできると留意もされたが、あっさりと解約を認めてもらう。
送ってもらった書類を記入して手続き完了。
その後、手数料を引かれた１５万円ほどが銀行に入金された。
２万８千円ほどの損になったが、葬儀屋さんを自由に選べるようになった。
まあ、次は自分の葬式なので、私には選択権はないが．．．
