一人暮らしの男子大学生、なんで電気代が3万円?節電マニアの父親が、様子をみてきた。

関西で一人暮らしをしている大学生の息子。

電気代は、親が負担しています。

2022年3月の電気代として、大阪ガスから請求されたのは、3万円

家計の負担増
家計の負担増

請求額を見て、気を失います。

5分後、冷静になって請求書を見ると、2か月分の使用料。
実は、「大阪ガスの電気」から「エルピオでんき」に変更したため、2か月分の請求になりました。

それにしても高い。
東京暮らしの私は、同じ時期の2か月で、電気代は3,400円。
暖房がガスファンヒーターとエアコンという違いや、気温差を考慮しても、何かオカシイ

息子のところに遊びに行ったついでに、生活ぶりを観察してきました。

電気代が高い理由は、すぐに判明

エアコンの使い方

温度設定は23℃~24℃で使用してました。
寒いと感じる夜は24℃、昼は23℃という感じで、設定を変更しているのは、Good Point。

しかし、買い物や外食で出かけるときに、電源を切っていません。
小まめに切るのが良いかは、横に置いて、授業やバイトがある日も、こんな調子らしい。

エアコンのフィルター清掃は、一人暮らし3年目にして気が付き、行われていました。
エアコンの効きが良くなったそうですが、フィルター清掃前の温度設定は、恐ろしいことになっていそうです。

プリンターやパソコンの電源

パソコン2台はスタンバイモード、プリンターは常時電源ON。

ノートパソコンで授業動画を見ながら、デスクトップパソコンで要点整理をしていました。
今風の勉強風景ですが、これじゃあ電気代掛かるよ。

パソコンやプリンターの電源を落とすという選択肢がないようで、外出時に電源が入っていることを指摘しても、「消さない」と即答。

電灯も消し忘れが多いくせに、私が消し忘れると注意するんだよなあ。

換気扇

トイレの換気扇は、常時ONにしてました。
24時間換気用の換気扇ではなさそうなので、電気代は…

風呂の換気扇も、常時ONです。
こちらは、24時間換気用なので、省電力なのでしょう、多分。

便座

便器には、暖房便座が付いています。

温度設定を、確認するのを忘れました。まさか、「高」になっていないよね。

便座の蓋は、予想通り開け放し。

最後は、浴室乾燥機。こいつが、最大の犯人でした

息子の生活パターンは、夜風呂に入った後、洗濯。夜のうちに、浴室乾燥機を使って衣類を乾燥。

外干しは、一切してません。

それは良いのですが、浴室乾燥機のタイマーを12時間にしています。

しかも12時間後に乾いていないと、更に12時間追加。

浴室乾燥機は、電気式。消費電力が1250Wでした。

確か、入居当初は4~5時間ほどで乾いていたはず、オカシイ。

時間がかかっていた最大の理由は、フィルターの汚れ

浴室乾燥機のフィルターを見て、腰が抜けました。

フィルターには、厚さ1cm近い、何か得体のしれないものがビッシリ。
24時間換気のために汚れが酷いのか、入居前の汚れも合算されているのか…

掃除機で吸い取ろうとしますが、ピクリともしません。

こんな時は、フィルターの水洗いです。

フィルターが乾いたら、浴室乾燥機に戻して完了。

翌日、浴室乾燥機を使って、衣類乾燥が終わるまでの時間を計測。

3時間で乾燥できました。

息子には、3時間で衣類乾燥が終わることを伝え、東京に戻りました。

いまだにタイマーを4時間にする息子

12時間からは大幅に良くなりましたが、
まだ3.5~4時間のタイマー設定にしている様子。
(離れていても、電力会社が提供する電気使用量グラフで、その状況が読み取れます。)

理由は、分かりません。

推定すると、
・狭いバスルームにぎっしりと洗濯物を干していること
・厚手のバスタオルなど乾き難い・脱水し難いものが多いこと
・風呂に入った直後に干しているので、浴室に湿気が多い
・洗濯時の洗濯物が多過ぎて、脱水が不足かも(洗濯機に入り切らなくなると洗濯する)
・翌朝乾いていないのが嫌で、乾燥時間を長めにしているかも

電気代が掛かる理由は、分かったが、協力は?

息子には、電気代が強烈に掛かっていることを伝えてあります。

「節電に協力する」とは言いますが、どこまで、できるか。

次回、息子の家に行くのは、半年後の夏。

それまでに、意識せずに節電できる方法を、考えておきます。

電気代に振り回される

電気代を少しでも下げようと、動いたのが2月。

「大阪ガスの電気」から「エルピオでんき」に電力会社変更の手続きをします。

「エルピオでんき」を利用開始して2週間経ったときに「事業停止のお知らせ」が舞い込みます。

電力会社を変更した直後だったので、2番目に安いのが、どこかは分かります。
でも、「エルピオでんき」から、2番目に安い電力会社への変更はしません。

この先は、燃料調整費が低めに設定されている「大阪ガスの電気」が有利になると読みます。

こんなドタバタになったのも、息子の電力消費量が半端じゃないから。

生活力って、学校じゃあ、教えてくれない知識だもんなあ。
一人暮らしをしていれば、自然に身につくかと思っていたが、そうじゃないようだ。
どうしよう。