京成高砂駅をスタートしてJR亀有駅をめざす神社巡りの歩き旅

まるで昭和の時代に戻ったような世界から現代の神社まで様々な顔が見える歩き旅です。

コースを2つに分けたので、歩きやすいと思います。チャレンジしてみてください。

青龍神社

所在地:葛飾区高砂6丁目1

京成高砂駅を出て、中川の畔にある「青龍神社」をめざします。
駅からは、徒歩で20分くらいの距離があります。

青龍神社
青龍神社

小さな神社ですが、境内は綺麗にされていて、いい雰囲気の神社です。
参道の左横には、「怪無池」があり、何か昭和時代に戻ったような錯覚すら感じます。

明治の頃は、このあたりは「下河原」という集落でした。江戸時代に作られた新編武蔵風土記稿には「下河原」という村はありません。新宿町(にいじゅくまち)の字名です。
この場所は、「曲金村」の方が近いこともあり、新宿町の一部だとは思いませんでした。ホントにややこしい。

新編武蔵風土記稿の記述は「青龍権現社」「毛なし池」と今とだいぶ違います。

青龍神社の社殿を斜め後ろから
青龍神社の社殿を斜め後ろから

神社の横に中川の土手に出れる小道がありました。
小道の途中から見る神社が素晴らしかったので、思わず写真に収めました。

怪無池
怪無池

「怪無池」では、神事も行われることがあるそうですが、河童でも住んでいそうな雰囲気がこの場所にぴったり合います。

実は、この「怪無池」には白蛇が棲んでいるという伝説があります。
「白蛇」と「青龍」の組み合わせに想像力を掻き立てられます。実際、「怪無池」や「青龍神社」には、様々な怪しげな言い伝えが残っています。

壊れた井戸
壊れた井戸

土手に上がる手前には、壊れた井戸が放置されていますが、これもまた絵になる感じ。

中原八幡神社

所在地:葛飾区青戸2丁目2-2

京成青砥駅まで歩きます。徒歩で20分くらい。
駅前にあるのが「中原八幡神社」です。

中原八幡神社 一の鳥居
中原八幡神社 一の鳥居

境内が駐車場になっているのか、やたら車が停まっていますが、参拝客はいませんでした。

青砥駅周辺は江戸時代は中原村という集落でした。
当時は中原村は、民戸24の小さな村でした。いまの青戸の町からは想像もできないです。

駅名が「青砥」、町名が「青戸」ってややこしい。町名で「青砥」の表記が使われたことは一度もありません。

中原八幡神社
中原八幡神社

新編武蔵風土記稿によれば、中原村の項に「八幡社 鎮守なり」と書かれています。

拝殿は、扉が閉まっていますが、ガラガラって鳴らす鈴(本坪鈴)と鈴緒があります。
扉のすぐ前にあって使いにくいです。

御殿山公園

所在地:葛飾区青戸7丁目21-7

環状7号線に出て、北上します。目的地は「御殿山公園」です。

発掘された葛西城
発掘された葛西城

「御殿山公園」には、「葛西城跡」があったことを示す看板があります。
この公園と、環状7号線を挟んだ向かい側にある「葛西城址公園」の一帯で、葛西城の跡が見つかっています。
ちなみに「葛西城址公園」に行っても、何もありません。普通の公園です。記念碑とか看板とかは、全部、「御殿山公園」! 名前だけみたら「葛西城址公園」の方が何かありそうな感じ。ややこしい!

葛西城跡
葛西城跡

青砥神社

所在地:葛飾区青戸7丁目34-30

「葛西城址公園」から裏の路地に入るとあるのが、「青砥神社」です。
青戸神社」ではなく「青砥神社」!

青砥神社 鳥居
青砥神社 鳥居

入り口のところの看板には「青戸」「白鳥」総鎮守と書かれています。

参拝に訪れた時には、若い女性の先客がいて熱心にお参りされていました。服装から近所の方と思いますが、今でも地元の守り神として信仰を集めているようです。

青砥神社
青砥神社

青砥神社には、公式ホームページがあります。

ホームページによると、青砥神社と改称したのが昭和18年だそうです。
青砥駅が出来たのが、昭和3年です。
「青砥」の文字にした理由は分かりませんが、青戸を代表するものが「青砥」の表記を使う影響は大きいです。
尚、もうひとつ「青砥」の表記を使うものがあります。環境七号線の「青砥橋」です。こちらは昭和60年に出来た橋です。

亀有香取神社

所在地:葛飾区亀有3丁目42-24

アリオ亀有の先にあるのが、「亀有香取神社」です。

亀有香取神社 鳥居
亀有香取神社 鳥居

この神社には、公式ホームページ(亀有香取神社)やfacebookなどがあります。

神社の由来は、そちらに任せるとして、いろいろな意味で固定概念を覆す神社です。
神社の境内には、有名パティシエによるケーキ屋さんがあって、神社よりお客さんが入っています。

亀有香取神社 拝殿
亀有香取神社 拝殿

本殿横の社務所とは思えないような建物。
こんなパターンは、築地本願寺でも見たことがありますが、もっと先を行っている感じです。アリオ亀有にいく人の流れを上手いこと捕まえようという企業努力に感服。

亀が守護獣
亀が守護獣

鳥居の横では亀が睨みを利かせています。
不思議なもので、首にしめ縄を巻けば、あっという間に神社の守護獣です。亀なのに

亀有と言えば、両津勘吉でしょう。亀有の守護獣「両さん!」

「こち亀」の銅像が亀有駅周辺に11あります。

亀有香取神社の境内にも1つ。
11個全部回ろうとすると、商店街の他に、亀有香取神社にも訪問することになります。
ホント商売上手。そういえば、両さんも商売上手でした。

少年よあの星をめざせ! 両津勘吉像
少年よあの星をめざせ! 両津勘吉像

折角なので、下の写真は亀有駅前の南口交番横の両津勘吉。
こち亀のモデルになった派出所は北口駅前交番と言われています。

両津勘吉 祭り姿像
両津勘吉 祭り姿像

(下)ゆうろーど商店街の中にあった両津勘吉(子供の頃)

少年両さん像
少年両さん像

ここで問題です。上の銅像に移る3人の子供は、両津勘吉と仲良しの友達です。
「両津勘吉はどれでしょうか?」

答えは、現場で確認してね。

ほかにも「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のキャラクタ像があります。個人的には白バイに乗ると性格が変わる「本田」が好きだったなあ~

11個コンプリートしたかったですが、先を急ぐ旅なので、今日はここまで。

まとめ

この歩き旅のコースは如何でしたか。

まだまだ歩けるという方のために、JR亀有駅を出発して京成小岩駅まで歩くコースを用意しました。
1万歩強の歩数です。チャレンジしてみてください。