真光院の所在地:東京都江戸川区北小岩4丁目41−6
江戸川区北小岩にある真光院(しんこういん)には、庚申塔が2基あります。
真光院は真言宗豊山派のお寺さんで、慶長7年(1602年)に開山しました。
稲荷山真光院と号しています。

庚申塔2基は、山門に入る手前右側に置かれています。
庚申塔の左横には、馬頭観世音1基(明治41年)もありました。

早速、庚申塔を見ていきます。
青面金剛像が描かれた庚申塔
六臂の青面金剛が邪鬼を踏みつけ合掌している姿が描かれています。
三猿は確認できません。
日月と言われる「太陽と月」や二鶏も描かれていない、非常にシンプルなデザインです。

左右の側面を確認しましたが、文字も確認できません。
年代不明の庚申塔でした。
文字塔「青面金剛」の庚申塔
「青面金剛」と刻まれた庚申塔です。「剛」の文字の部分は欠損しています。
欠損は、最近できたような抉られた傷と石柱の下部がカットされていることで起きています。
本来は、もう少し背の高い石造物だったようですが、何があったのでしょうか。

左側面には文字はありません。
右側面を確認するため、庚申塔とブロック塀の間にスマホを差し入れて写真を撮っていきます。
スマホには、紀年銘が写っていました。
紀年銘は、「文政十一戌子五月講中」。(「講中」の部分を「十四日」としているサイトもあります)
文政11年(1828年)の庚申塔でした。
真光院へのアクセス
京成本線 江戸川駅から徒歩8分 (650m)