江戸川区東葛西にある称専寺の庚申塔

称専寺の所在地:東京都江戸川区東葛西1丁目38−23 称専寺

東葛西にある称専寺は浄土宗のお寺さんです。
一向山 無量院 称専寺と号し、旧 桑川村の古刹だそうです。
称専寺には、江戸川区登録有形民俗文化財の庚申塔が2基あります。

庚申塔がある場所

門を入ると、2基の石造物が江戸川区教育委員会設置の看板とともにあります。
阿弥陀如来(左)と地蔵菩薩(右)の庚申塔です。

称専寺の庚申塔
称専寺の庚申塔

阿弥陀如来像庚申塔

古い石造物なので、文字の彫りが浅く、現在の文字にない漢字もあって判読が大変です。

阿弥陀如来像の右側の文字から読んでいきます。(赤字は推定または判読不能)
「奉 石佛」「庚申之供養之講衆等●之輩現當之益奉祈者亡法界平等教典」

称専寺の庚申塔
称専寺の庚申塔

阿弥陀如来像の左側の文字を確認します。
「千万治三庚子歳」「講 (以下、奉納者名が多数)」

万治3年(1660年)の阿弥陀如来庚申塔でした。

地蔵菩薩像庚申塔

阿弥陀如来像よりも、更に文字の彫りが浅くて、殆ど判読できません。
読めたのは、「奉造立石●」「●申一座●●…養所….●●也」

称専寺の庚申塔
称専寺の庚申塔

ここは、看板を信じて、古い庚申塔を見たということにしておきます。
光の当たり具合によっては、もう少し読める気がします。板面に影が出にくい午後の遅い時間が良かったかもしれません。

万治3年(1660年)の地蔵菩薩庚申塔でした。

称専寺へのアクセス

東京メトロ東西線 葛西駅から徒歩16分 (1.2km)