中之庭地蔵堂の所在地:東京都江戸川区東小松川2丁目12−18
江戸川区東小松川に中之庭地蔵堂があります。
こちらに祀られている地蔵菩薩が、実は庚申塔であるとのネットの記述を見て、真偽を確認するため訪問をしました。私が入手した書籍(資料)には、掲載がない庚申塔です。
![中之庭地蔵堂](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210420_102138.jpg)
祀られている地蔵菩薩は「延命地蔵菩薩」一体。
綺麗な花が飾られていることからも分かるように、地域の方に大切にされている地蔵菩薩です。
失礼のないように、一礼をしてから地蔵堂に入りましょう。
![中之庭地蔵堂の庚申塔](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210420_102216.jpg)
「中之庭地蔵堂の由来」と書かれた平成24年設置の看板が出ています。
そこには、「六道の衆生の最後の一人迄も救うという地蔵の誓願と、現実の疫病や災厄を除く庚申供養とが一体となった願意で造立されたようだ」と書かれています。
![中之庭地蔵堂の由来](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210420_102129.jpg)
病気平癒や、さまざまな悩みに応え霊験ありと伝えられているそうです。
折角なので、お賽銭を入れて手を合わせておきます。筆者の悩みはヒ・ミ・ツ。
地蔵菩薩像庚申塔を拝見する
地蔵菩薩の頭の横に文字が刻まれています。
一番右の列に「庚申供養」の文字を発見。
![延命地蔵菩薩](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210420_102242.jpg)
多数の文字が刻まれていますが、「庚申供養」以外の文字は、ポツリポツリと文字が判読できる程度で意味のある文書を書き起こすことが出来ません。庚申信仰に関する記述が、これだけなのか、他にもあるのか、文字数が多いだけに気になります。
この地蔵菩薩がいつ作られたものかは不明ですが、天保9年(1838年)に境川の川底から出てきたものと伝えられている。こんなサイズのものが上流から流れてくるとは思えないので、今でいう不法投棄だったのだろうか。
中之庭地蔵堂へのアクセス
都営新宿線 船堀駅から徒歩22分 (1.7km)
都営新宿線 船堀駅からバス(新小21、錦25、錦27-2系統)。東小松川二丁目バス停下車、徒歩3分