永福寺の所在地:東京都江戸川区東小松川2丁目1−15
江戸川区東小松川にある永福寺は真言宗豊山派のお寺さんです。
その入り口は、通用門側しか空いていないので、入り難いお寺さんですが、一歩中に入ると素晴らしい景色が広がっています。
緑豊かな境内に入ると、右側に釣鐘堂があります。
木々の間から望む釣鐘堂の美しさに言葉を失うほどです。
今回、永福寺を訪れた目的は、境内にある庚申塔を見るためですが、本堂手前にある山門と仁王像に釘付けになります。
永福寺は、無量山 光明院 永福寺と号します。創建は不明ですが、永禄11年(1568年)に入寂した宥賢上人により開山したそうです。
立派な山門の手前に2基の石造物が並んでいますが、その内の一基が庚申塔です。
庚申塔を拝見する
六臂の青面金剛が左手にショケラ、右手に宝剣を持つ姿です。
第2手、第3手は一般的な持ち物。
青面金剛が邪鬼を踏みつけていますが、邪鬼の方は、涼しい顔でこちらを見ています。
邪鬼の下の台石に、三猿が描かれていました。
三猿の下にある台座には「入庭 講中」の文字が確認できます。
ここは旧 東小松川村字圦之庭(入之庭)。近隣には、水神講が行われることで有名な「入之庭水神宮」もあります。
庚申塔の側面を確認していきます。
右側面「奉造立庚申」
左側面は、文字が読み難いですが、紀年銘が入っています。「安永八亥天六月吉日」
安永8年(1779年)の庚申塔です。
永福寺へのアクセス
都営新宿線 船堀駅から徒歩21分 (1.6km)
都営新宿線 船堀駅からバス(錦25、錦27-2、新小21系統)。東小松川二丁目バス停下車、徒歩4分