江戸川区江戸川にある浄興寺の庚申塔

浄興寺の所在地:東京都江戸川区江戸川3丁目22−5

江戸川3丁目にある浄興寺(じょうこうじ)は、浄土宗のお寺さんです。
訪問した4月中旬は、山門前にあるツツジの花が綺麗に咲いていました。
こちらのお寺さんで、庚申塔を拝見します。

浄興寺
浄興寺

浄興寺は、文永3年(1266年)に草庵を結んだのが始まりです。
龍亀山 清泰院 浄興寺と号します。
昔、このあたりは上今井村といいました。新編武蔵風土記稿には、浄興寺に「琴弾松」という見事な松の木があったと記されています。現在も、見事な松の木が境内にありますが、同じ木なのでしょうか。

庚申塔がある場所

山門を入って直ぐ左手に無縁塔があります。
「浄興寺無縁塔」と書かれた石柱に近い場所に、青面金剛像の庚申塔があります。

浄興寺 無縁塔
浄興寺 無縁塔

無縁塔なので、庚申塔を観察する前に、手を合わせておきます。

庚申塔を観察します

苔生していますが、比較的コンディションの良い石造物です。

六臂の青面金剛が合掌しています。
邪鬼も三猿も見当たりません。日月すらありません。

浄興寺の庚申塔
浄興寺の庚申塔

文字を確認していきます。

青面金剛像の右側に、「奉造立 當良中興龍誉源達」
青面金剛像の左側に、「宝永三丙戌十月朔日」

宝永3年(1706年)の庚申塔っぽいのですが、右側に書かれた文字が気になります。
どういう意味なのでしょうか。

浄興寺へのアクセス

都営新宿線 一之江駅から徒歩13分 (1.1km)