東光寺浄苑の所在地:東京都江戸川区篠崎町1丁目41−23
篠崎町にある東光寺浄苑は、無量寺が経営する墓地です。
この墓地にある無縁塔の中に、庚申塔が組み込まれています。
![篠崎東光寺浄苑](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210408_104303.jpg)
「無量寺」なのに「東光寺」と名乗る不思議な霊園です。江戸時代、上篠崎村に東光寺という新義真言宗のお寺さんがあったことまでは分かりましたが、そこまで。
飛び地でなければ、この場所は上篠崎村ではなく下篠崎村のはず。モヤモヤしたまま、庚申塔を探し始めます。
庚申塔がある場所
墓地の中ほどに、無縁塔があります。
この無縁塔の左側面に、無縁塔の一部として、庚申塔が組み込まれています。
![篠崎東光寺浄苑の無縁塔](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210408_104601.jpg)
この無縁塔は柵で囲われているので、柵の上から顔を出すように丹念に見ていきます。
積み上げられた墓石に交じって、1基の庚申塔があることに気が付くことができるはず。
庚申塔を観察してみる
梵字の下に「庚申」の文字が見えています。(「申」の字は半分隠れてしまっています)
![篠崎東光寺浄苑の庚申塔](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210408_104540.jpg)
この庚申塔の右側面には「寶暦十四」と紀年銘が入っているのだそうです。(筆者は未確認)
手元にある資料「江戸川の庚申塔を歩く」にも同様の記述があるので間違いないでしょう。
宝暦14年(1764年)の文字碑タイプの庚申塔です。
東光寺浄苑へのアクセス
都営新宿線 篠崎駅から徒歩9分 (700m)