庚申塔の所在地:東京都江戸川区東小松川2丁目8と9の2か所
手元にある資料では、江戸川区東小松川2丁目8と9の2軒のお宅に庚申塔があるそうです。
拝見可能な場所にあるか、現地を歩いてみました。
結論から言うと、一軒のお宅だけ道路側から庚申塔の姿を望むことが出来ます。
無論、個人宅の敷地内にあるので立ち入ることはできません。
こちらの方を向いていないことからも分かるように、部外者の参拝を許している訳ではありませんが、庚申塔専用のコーナーが出来ていたことから、周囲の建物が写りこまないように撮影させていただきました。
六臂の青面金剛像で合掌しています。台石には三猿が描かれていました。
持ち物は左手側しか分かりませんが、法輪と弓が確認できます。
手元の資料によれば、以前は路傍にあったようです。文政7年(1824年)の庚申塔といいます。
東小松川村の村方三役
江戸川区史に村方三役の氏名一覧が掲載されています。
折角なので、東小松川村の村方三役の苗字を紹介しておきます。
歴代名主:梅沢、椎橋、鈴木、太田
歴代年寄:梅沢、中里、鈴木、秋元、保土田、高橋、市川、蔵前、磯谷
歴代百姓代:梅沢、中里、鈴木、秋元、保土田、石井、本橋、金子
東小松川村は大変大きな村です。列挙した方が、どの地区の方かは分かりませんが、今回調査した地域を歩いているときに気付いた苗字を太字にしておきました。
表札も見ながら歩くと、新たな発見があるかもしれません。