安養寺の所在地:東京都江戸川区東瑞江2−50−2
東瑞江にある安養寺は、浄土宗のお寺さんです。
こちらのお寺さんの境内に、庚申塔が1基あります。今回、この庚申塔を見学させていただきます。
開山は永禄10年(1567年)といわれています。
西方山 報土院 安養寺と号し、「こんにゃく閻魔」の寺として知られています。
江戸時代、このあたりは下鎌田村と呼ばれる場所でした。
庚申塔がある場所
山門を入ると、右手の方に墓地があります。墓地入口のあたりに青面金剛像の庚申塔があります。
劣化が少ないコンディションの良い石造物です。
青面金剛像の右隣にあるのは、「弘法大師」と刻まれた石柱。南葛新四国八十八か所巡りの札所とあります。
庚申塔を拝見
六臂の青面金剛が、ショケラと宝剣を持ち、邪鬼を踏みつける像容です。
ショケラは、なぜか合掌。(何を悟ったのか...)
青面金剛の足元に二鶏、邪鬼の下に三猿がいます。
側面に文字があります。
右側面は「奉造立 青面金剛像 請願成就 子孫繁栄 所」
左側面は「寶暦三癸酉歳三月上四日」「願主 及川氏」
宝暦3年(1753年)の庚申塔でした。
安養寺へのアクセス
都営新宿線 瑞江駅から徒歩12分 (950m)