東善寺の所在地:東京都江戸川区東葛西2丁目29−21
東葛西にある東善寺は、真言宗豊山派のお寺さんです。
医王山 応心院 東善寺と号し、仁平2年(1152年)に草庵を結んだのが始まりとされています。
![東葛西にある東善寺](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210426_132228.jpg)
東善寺には、庚申塔が1基あります。今回は、こちらの庚申塔を拝見させていただきます。
庚申塔がある場所
東善寺の門より手前、右側に4基の石造物が並んでいます。
青面金剛像なので、すぐに見つけられます。
![東善寺の庚申塔](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210426_132252.jpg)
庚申塔を拝見
六臂の青面金剛が描かれています。
第1手にはショケラと宝剣、第2手は法輪と三叉戟、第3手は、弓と矢です。
足元の左右に2鶏も描かれています。
![東善寺の庚申塔](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210426_132302.jpg)
青面金剛像の右側に表面剥離があり、この部分に文字があったとしたら、判読不能な状態です。
青面金剛の頭の上に梵字、左側に月がありますが、右側にあったハズの太陽は剥離欠損しています。
次に青面金剛の足の下を確認します。
邪鬼を踏みつけ、邪鬼の下に三猿が描かれています。
![東善寺の庚申塔](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210426_132307.jpg)
最後に青面金剛の左側に刻まれた文字を確認します。
「除病延命衆願皆念満足●」(赤字は推定または判読不能)
台座に紀年銘が入っています
奉納者の氏名が並ぶ台座の、左端に紀年銘を発見
「元文二丁巳上天吉日」
![東善寺の庚申塔(台座)](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2021/04/IMG_20210426_132353.jpg)
元文2年(1737年)の庚申塔でした。
東善寺へのアクセス
東京メトロ東西線 葛西駅から徒歩14分 (1km)