赤稲荷神社の所在地:東京都江戸川区松江1丁目1−7
首都高速7号線の下の道路脇に赤い鳥居と赤い社殿で、かなり目立つ赤稲荷神社があります。
赤稲荷神社の創建年は不明ですが、古くからある神社だそうです。
古い地図を見ると、このあたりは、旧 東小松川村 新道という地区でした。
赤稲荷神社の横を通る細い道は、昔からある道で、大杉村まで続いていました。
赤稲荷神社の境内には、庚申塔が1基あります。今回は、こちらの庚申塔に注目していきます。
目視では見ることができない庚申塔です
いつの頃からか、青緑の網で覆われ、道路側からは姿が拝見出来なくなっています。
庚申塔の見える範囲にだけ網を掛けてあるので、意図的に目隠ししているようです。
境内側からアプローチするのですが、庚申塔が、柵に近過ぎるので、よく見えません。
庚申塔を拝見する
肉眼だと詳細が分からないので、スマートフォンを差し入れて上半身、下半身に分けて撮影しました。
六臂の青面金剛が合掌する姿です。
手に持つものは、一般的な、第2手(上手)に法輪と槍、第3手(下手)に弓と矢でした。
青面金剛が邪鬼を踏みつけています。
邪鬼の左右に二鶏が、下に三猿が描かれています。
青面金剛像の右側に、紀年銘らしきものが確認できます。
「正●三癸巳天」(赤字は推定)
手元の資料では、左側にも文字があるそうです。
正徳3年(1713年)の庚申塔でした。
赤稲荷神社へのアクセス
都営新宿線 船堀駅から徒歩24分 (1.9km)
都営新宿線 船堀駅からバス(新小岩駅または錦糸町駅行き)。東小松川一丁目バス停下車、徒歩2分