上今井香取神社の庚申塔

上今井香取神社の所在地:東京都江戸川区江戸川3丁目44−8

江戸川区江戸川にある上今井香取神社には、庚申塔が1基あります。
上今井香取神社は、旧 上今井村の総鎮守でした。永禄7年(1564年)の創建といわれています。

上今井香取神社
上今井香取神社

江戸時代は近隣の円照寺(新義真言宗)が別当を務めていたと言います。
上今井香取神社は、仏像(十一面観音)を祭っている神社で、江戸川区には他に例がないそうです。

庚申塔がある場所

本殿の真裏に大型の庚申塔があります。
苔生して緑色をしていますが、石造物のコンディションは良好で欠損などはみられません。

上今井香取神社の庚申塔
上今井香取神社の庚申塔

筆者が訪問した2021年4月は、境内に養蜂箱が置かれ、すぐ近くの木に大量の蜂が群がっている状況でした。手を出さなけば安全と分かっていても怖いものは怖い。
周囲の状況に気を配り、無理のない範囲で、庚申塔巡りを楽しんでください。

庚申塔を拝見する

神社にあるためか、注連縄が巻かれています。

像容は、ショケラを持つ青面金剛が邪鬼を踏みつけています。
青面金剛の足元にはニ鶏、邪鬼の下には三猿が描かれています。
青面金剛の上部には梵字が一文字。

上今井香取神社の庚申塔
上今井香取神社の庚申塔

左側面に紀年銘が入っています。
「寛延四辛未暦正月吉日」

右側面の文字は
「青面金剛像」

寛延4年(1751年)の庚申塔でした。

上今井香取神社へのアクセス

都営新宿線 一之江駅から徒歩12分 (1km)