庚申塔の所在地:東京都江戸川区篠崎町3丁目12ー20
江戸川区と言えば、ポニーランド。篠崎ポニーランド厩舎脇に庚申塔があります。
この庚申塔は、道標にもなっていて、江戸川区登録有形文化財です。
庚申塔の写真と撮っていると、午前中の仕事を終えた馬が厩舎に帰っていきました。
近くを馬が通り過ぎるだけで、ふんわかした気分になれるのが良いですね。競馬場だと、そうはいかないし...
「河原渡場道の庚申塔石造道標」
「青面金剛」と文字が刻まれた駒型の石造物です。
文字の上には日月(太陽と月)、台座石に三猿が描かれています。
三猿が描かれた台石の下部が道標になっています。
正面に刻まれた文字は「此方 江戸道」です。
庚申塔の側面を見ていく
向かって右の側面には紀年銘があります。
大きく欠損しているため判読できるのは、「文政八」「酉十月吉日」(赤字は推定)
文政8年(1825年)の庚申塔でした。
江戸川区のホームページよれば、
剥離しているが、右側面に「此方下かま田新川道」とあったそうだ。(多分、台座の右側面)
「剥離が進んでいましたので、昭和62年(1987)秋に修理保存処理をして建てなおしました」とも書かれているが、剥離と欠損でコンディションが良くない状態です。
台座の左側面ですが「此●」「か王ら」「渡シ場道」と書かれていたらしい。(筆者は確認忘れました)
こちらの庚申塔(道標)の元位置は東に10mほどの場所だそうです。
河原渡場道の庚申塔へのアクセス
都営新宿線 篠崎駅から徒歩13分 (1.0km)