西光寺・観音寺墓地の庚申塔

観音寺墓地の所在地:東京都江戸川区南篠崎町1丁目10

薬王山西光寺 観音寺墓地の中に庚申塔が1基あります。
墓地に繋がる細い路地を進むと、昔ながらの墓地が現れます。

西光寺・観音寺墓地入口
西光寺・観音寺墓地入口

庚申塔がある南篠崎町1丁目のあたりは、江戸時代は上鎌田村でした。
新編武蔵風土記稿によれば、上鎌田村には、観音寺というお寺があり、西光寺の門徒と記述されています。観音寺が何らかの理由で廃寺になり、西光寺(真言宗豊山派)に合併されたのでしょう。
観音寺墓地に隣接する場所に、当時は観音寺があったと思われます。

庚申塔がある場所

大きな墓地ではありませんが、非常に見つけ難い庚申塔です。
墓地に入ったら、2列目の通路を奥まで進みます。塀に突き当たったら、その周囲を探してきてください。見つけるポイントは、三猿を探すこと

庚申塔の周囲

この一角の石造物は、観音寺の境内にあったものなのでしょうか。

庚申塔を拝見します

かなり劣化が進んでいて、一目では青面金剛像とは気が付けません。
青面金剛像の下に描かれた三猿で、庚申塔と判別できる感じです。

第1手ですが、両手で剣を握っているようです。(ショケラは持っていません)
邪鬼は描かれず、青面金剛のすぐ下に三猿がいます。
見掛けたことが無い構図の青面金剛像です。

西光寺・観音寺墓地の庚申塔
西光寺・観音寺墓地の庚申塔

第2手の存在は確認できるのですが、劣化の影響で、第3手の存在が不明瞭です。

文字は右側に「奉供養●●」と最初の3文字までは判読できるのですが、その下が判読できません。正確には、文字があるのか無いのかもハッキリしません。

左側にも文字が確認できるのですが、紀年銘だろうと想像できる程度にしか判読できません。
私の目で判読できたのは「徳三癸●●」(の字は左半分が欠損)

ネットの情報によれば、それぞれ「奉供養庚申」「正徳三癸巳天」なのだそうです。

正徳3年(1713年)の庚申塔と分かりました。

観音寺墓地へのアクセス

都営新宿線 瑞江駅から徒歩12分 (950m)