第六天宮(江戸川区一之江)

この神社を見つけたとき、軽いめまいを感じました。
まるで異次元への入り口かのような錯覚が。

神社と思って近付くと、そこには「金嶋山 妙覚寺」と書かれた門があります。
間違えてお寺の入り口に来てしまった、と思った瞬間、「第六天宮」の看板が目に入ってきました。

寺がやっているというだけでビックリ仰天なのに「第六天宮」って、まるで異次元への入り口のようなネーミング。
ワクワクが止まりません。入り口の鉄の扉は閉まっていますが、横の通用口が開いているので、入っていきます。

きれいに整備された境内です。怪しいところはなさそうです。

鳥居と社殿です。ある意味普通で安心しました。
んっ! 自転車がある。人の気配がしますが見える範囲にいません。

おっ、銀杏の木の一番上に、人がいました。恐るべし「第六天宮」
命綱を付けている様子もなく、木のてっぺんで木の枝を切っている爺さんがいます。宮司さんでしょうか。

と、与太話はここまで。

立派な拝殿があります。歴史としては600年以上とか。
上から誰かに見られている気がして、まじめに参拝してきました。

第六天をwikipediaで調べましたが、正に異次元の世界。

神仏習合の時代に第六天魔王(他化自在天)を祀る神社として創建されたものである。
明治の神仏分離の際、多くの第六天神社がその社名から神世七代における第六代のオモダル・アヤカシコネ(面足命・惶根命)に祭神を変更した。

wikipedia

境内にある道標
太陽の光が良い具合にあたって道標の文字をくっきり見せてくれます。

「妙応第六天道 是ヨリ左リ」とあります。
この道標は、江戸川区のホームページによれば、現在の環状7号線(旧行徳道中井堀橋)と今井街道が交差するあたりにあったそうです。

この神社を出た目の前の道は、仲井堀親水緑道です。