長島香取神社の所在地:東京都江戸川区東葛西2丁目34−20
江戸川区東葛西にある長島香取神社の前に庚申塔があります。
今回は、こちらの庚申塔を拝見させていただきますが、結構な変わり種です。
庚申塔があるのは、境内ではなく、外構に沿って道路を右に進んだ先です。
庚申塔を拝見します
六臂の青面金剛がショケラと宝剣を持っています。
青面金剛の上部に日月、脚の横に二鶏、脚の下に邪鬼と三猿が描かれています。
第2手を見ると、法輪、やや形の変わった三叉戟。
第3手は、弓と矢だが、この青面金剛はサウスポーです。弓がS字になっていて使い物にならないのが気になります。どうして、こんな形にしたのでしょうか。
驚いたのは、青面金剛の頭部です。ドクロらしきものが乗っています。
まるで馬頭観音のようです。
台石に「西講中」の文字があります。
この場所は、旧 長島村。長島村は世帯数の多い村だったので、集落ごとに庚申講があったのかもしれません。
台石の側面に紀年銘が入っているそうですが、私は迂闊にも見落としました。
手元の資料によると、天明6年(1786年)の庚申塔だそうです。
庚申塔へのアクセス
東京メトロ東西線 葛西駅から徒歩14分 (1.1km)