47都道府県全部観光する(6/47は東京都)
「47都道府県制覇の旅」の6県目は、東京都奥多摩町への日帰り旅行。
東京生まれ・東京育ちの筆者にとって奥多摩は、勝手知ったる場所のハズでした。
30年ぶり、初めての公共交通機関での訪問は、以外にも、「体力の衰えを痛感」する旅になりました。
準備
今回の旅では、勝手知ったる場所という自信過剰から、事前準備は粗ゼロ。
Myルールの予算は6千円までを守るために、青春18きっぷを使います。
既に他県の旅行に使うため、事前購入してあります(5回中2回利用済み)。
2023年8月18日(金曜)出発
最初の目的地は、JR青梅線の古里(こり)駅
自宅を出たのが8時過ぎと、青春18きっぷを使うにはやや遅めの時間。
実は事前に計画を立てたのは、昼食を食べる場所だけ。
後は現地で臨機応変に、一人旅だからね。
御茶ノ水で乗り換え、JR中央線へ。
サラリーマン時代は、立川まで座れなかったのに、今回は四谷で、あっさり座れました。
立川でJR青梅線、青梅で奥多摩行き(東京アドベンチャーライン)に乗り換えて目的地をめざします。
面白いことに、青梅から御嶽駅間は、観光客が多くて座れません。
10時43分、古里駅に到着。
自宅からは、2時間40分。青梅までは持ってきた小説に没頭。
東京アドベンチャーラインに乗り換えてからは、車窓を堪能してきました。
古里駅は無人駅。
駅舎には、ツバメの巣がいくつもありました。
8月には巣立っているはずなのに、まだ、子育て中の巣があります。大丈夫なのでしょうか。
さて、古里駅で降りた5組ほどお客さんが向かった先は...
奥多摩の人気店「だし巻き卵専門店 卵道」
駅で写真を撮っていたので出遅れてしまいました。
開店前ですが、既に行列が出来ています。
店頭に出ているウィティングリストに記帳。
9番目ですが、残念2巡目です。
店内は、座敷席が4卓、カウンターが5〜6席の小さなお店。
1巡目で呼ばれるのは、6組程度。
開店が11時。筆者が呼ばれたのが、11時半。
外で待っている間に注文を聞かれていたので、料理の提供は最短です。
入店後5分ほどで「だし巻き定食(1,200円)」が到着。
卵料理ということからか、お客さんは、若い女性が多めですが、年配のご夫婦もいるので、おじさん一人でも恥ずかしくないです。
ただ、体が固くてあぐらが組めない筆者には、座敷は地獄。
写真を取り忘れたけど、プリン(330円)が絶品。
ごはん(お米)も美味しくて、もっと食べたかった。
トレッキングコースを歩く
古里駅から奥多摩までのトレッキングコースを歩いてみます。
挫折編(古里駅から2.5km)
駅にあった案内図を見て、やれるんじゃないと勘違いした筆者。
奥多摩駅までのトレッキングコースに挑戦します。
古里駅から1km。アスファルトの道路は暑いものの、順調に1km進みました。
寸庭橋を渡ると、奥多摩らしい絶景が広がっています。
この先は、多摩川の左岸に設置された、トレッキング道を進んで行きます。
下の写真は、比較的ラクなトレッキング道。
険しいところは、写真を撮る余裕が無くなって...
途中には滝があったり、清流が流れていたりするのだが...
古里駅から2kmほど進んだあたりから、山登りが始まります。
後で地図を見たら、山頂まで登った後に、鳩ノ巣駅に降りて、更に奥多摩駅まで歩くパターン。
膝が笑いだして、これ以上先に進むのは、安全ではないと判断。
古里駅に戻り、鳩ノ巣駅からリスタートする判断を下します。
古里駅からの正確な距離は不明ですが、2.5〜2.7km地点で引き返します。
鳩ノ巣駅から奥多摩駅までトレッキング
古里駅に着くと同時に、電車がやってきました。
電車の本数が少ないので、ラッキーでした。
鳩ノ巣駅も無人駅。
古里駅は「だし巻き卵専門店 卵道」に行く人だけだったが、こちらは観光客が結構います。
いかにも多摩川の源流らしい、渓谷が広がっていました。
「鳩ノ巣駅からは遊歩道が整備されている」との情報を頼りに、奥多摩駅をめざして歩き始めます。
歩き始めると、奥多摩駅まで4.7kmの看板。それは良いのだが...
「古里駅まで3.4km!」。
先程、歩くのを断念した山道を、900mほど頑張っていたら鳩ノ巣駅に着いていたのか...
古里駅からのコースに比べると、比較的歩きやすいとは言え、急で長い階段を登ったり、足元の悪いところがあったりと、「整備された遊歩道」という感じではありません。
途中に、白丸ダムがあります。
ここは、魚道が見学できる観光スポットなのですが、「長い階段を降りて、また登って」となるので、パス。先に進みます。
この先には、唐突に、「奥多摩ハンバーグ」と看板が出た「森の中のお肉レストラン アースガーデン」があったりして、びっくり。
奥多摩駅まで1.8kmの看板が出てきたら、最後の一踏ん張り。
階段をひたすら登って、一般道に出ます。
一般道の1.8kmなんて、ちょろいもの。喉が渇けば自販機もあるし。
アスファルトの照り返しが強く、日陰がないところの1.8kmはきつい。
自販機で買ったミネラルウォーターで首筋を冷しながら、熱中症対策。
奥多摩駅にヨレヨレになってゴール。
計画ではお茶したり、日帰り入浴施設や酒蔵に寄るつもりだったのですが、あまりの疲労感で、そのまま電車に乗って帰宅。(翌日は、しっかり筋肉痛になっていました)
電車の中では、持ってきた長編小説「ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意(宮部みゆき)」を読んで過ごします。全6巻の3巻目。
奥多摩日帰り旅行の総括
旅行に掛かった費用
予算6千円に対して掛かった費用は
使用した内容 | 金額 |
青春18きっぷ 1回分 | 2,410円 |
昼食 卵道 だし巻き定食とプリン | 1,530円 |
ミネラルウォーター2本 | 240円 |
合計 | 4,180円 |
青春18きっぷを使わなかった場合の運賃(IC)は、2,872円。
お得感は、それほどでも無いが、悪くない青春18きっぷの使い方だったと思う。
奥多摩への日帰り旅行で初体験したこと
東京アドベンチャーラインに初めて乗車
青梅線の青梅〜奥多摩駅間の列車を「東京アドベンチャーライン」と呼ぶのだそう。
列車にも、「東京アドベンチャーライン」のラッピングがされ、楽しい気分になりました。
ボタンを押して乗り降りするのも楽しいし。
だし巻き卵専門店に初めて行きました
乗降客が殆んどいない駅前にある人気店「卵道(ランウェイ)」。
だしまき卵が主菜になるとは...思いもしませんでした。
大変美味しかった、また行きたい。
この旅を反省するとしたら
トレッキングコースを甘く見てました。
靴は、タウンユース用のスニーカー、服装も駄目駄目でした。
いや、自分の体力・筋力の衰えを認識できていなかったが正しいかも。
自分の想像以上に奥多摩の日帰り旅は楽しかった。
なので、服装だけでなく身体も鍛え直して、リベンジしたい。
あっ、次回は、奥多摩駅から古里駅に向かうコースにします。
階段の登りが、かなり少なくなりそうだから。