47都道府県全部観光する(9/47は長野県、10/47は愛知県)
今回の旅は、東京から京都に行く途中、大回りをして長野と愛知で2泊3日の観光をします。
東京から京都は、東海道新幹線なら2時間12分。
それを、大回りすることで、2泊3日の旅にします。
この旅のルールを復唱。
一人旅であること、予算がある貧乏旅であること、ポイント利用はゼロ円の扱い、「初めての〇〇をする」こと、公共交通機関を利用すること。
事前準備
やりたいことを書き出す
長野県でやりたいこと
・映画「テルマエ・ロマエⅡ」の撮影舞台になった場所に行ってみる
・諏訪大社に行ってみる。
・木曽(中山道)の宿場町を堪能する。
・長野県らしいものを食べたり、飲んだりする。
・半年前に長野観光したので、それと被らないことを経験する。
愛知県でやりたいこと
・名古屋飯を食べる。1年前に名古屋を旅行しているので、それと被らないこと。
・犬山城を観光する。(名古屋城は観光済みなので)
やりたいことをするため、費用を節約する
今回の旅行も、予算に制約があります。
長野県と愛知県の旅行で、旅費は35,400円が上限、それを超えるのは厳禁。
35,400円の内数として、交通費と宿泊費は15,000円を見込んでいます。
交通費と宿泊費が異常に少ないのには理由があります。
東京から京都までの交通費は、別腹勘定。
長野に大回りし増えた分のみ、今回の旅行費用に計上します。
更にホテル代と交通費も削って、食事や観光の費用に回すようにします。
事前に手配したのは、ホテルと電車の乗車券。
節約のポイントになるのは、ホテル
最初に結論をいってしまうと、
大回り片道切符の沿線で宿を取るなら、塩尻駅前のホテルになるのですが、敢えてルート上にない松本駅前のホテルにします。
理由は簡単。追加の交通費が出ても、松本駅前のビジネスホテルに泊まる方が安いから。
デメリットは、翌日の出発時間が早まることですが、ジジイは早起きなので問題ありません。
交通費の節約
今回のルートは、
松本と名古屋で宿泊し、且つ、上諏訪、下諏訪と奈良井で途中下車する以下のルートです。
総武線最寄り駅(東京都区内駅)〜上諏訪(途中下車)〜下諏訪(途中下車)〜塩尻(途中下車扱い)〜松本(宿泊)〜塩尻(途中乗車扱い)〜奈良井(途中下車)〜名古屋(途中下車・宿泊)〜京都
必要があれば、特急や新幹線も利用します。
今回の旅行では、新宿〜上諏訪、名古屋〜京都で特急と新幹線を利用。
このルートで、最もお得な切符の買い方をします。
3つのパターンで料金を比較しますが、パターン3の割引きっぷがあるので、かなり複雑。
【パターン1】長距離片道切符1枚と乗り越し精算
東京から京都まで通しで切符を購入。松本は塩尻からの乗り越し精算で対応
東京から京都までの乗車券8,910円+塩尻〜松本往復480円。合計9,390円
【パターン2】松本までの切符と松本からの切符を分ける
東京から松本までの乗車券と、松本から京都までの乗車券に分割して購入。
実はJR東日本のルールにより、東京都区内〜松本間の乗車券では、途中下車できません。
裏技で一駅先の北松本までの乗車券を購入した場合で算出しました。
9/18 総武線最寄り駅〜上諏訪(途中下車)〜松本(下車)〜北松本(使わない) 4,070円
9/19 〜20 松本(宿泊)〜奈良井(途中下車)〜名古屋(途中下車・宿泊)〜京都 5,720円
合計9,790円。
【パターン3】 「トクだ値きっぷ」などの割引商品を組み合わせる
えきねっと限定商品である「トクだ値きっぷ」。
今回、30%offの切符は売り切れだったので、使用しませんが、実はこれが一番お得。
東京都区内で乗車、新宿から上諏訪まで「あずさ5号」で向かいます。
この時のトクだ値きっぷ(乗車券+特急券)は、4,170円。
上諏訪〜下諏訪、下諏訪〜松本は普通に切符で乗車(190円、510円)。
松本から名古屋経由、京都までの切符を購入(5,720円)。
合計10,590円(あずさ特急券含み)
パターン1(9,390円)とチケットレス特急券(2,140円)の組み合わせでは、11,530円。
(チケットレス特急券は初体験。紙の特急券より100円安かった。)
大人の休日倶楽部ジパング会員は、30%offで特急に乗車できるので、パターン3がおすすめ。
パターン1で乗車券を購入することにします。
えきねっとで東京都区内→京都市内の乗車券を購入。
駅の指定席券売機で受け取りました。
券面には、経由として「中央東・中央西・東海・名古屋・新幹線・京都」の表示があります。
新幹線で東京から京都に行く場合の電車賃は13,970円(指定料金)。
最安値での移動はできなかったが、
名古屋〜京都の新幹線代(指定料金2,860円)を加えた交通費は14,390円。
420円上乗せするだけで、長野に立ち寄れました。
ホテル代の節約
2泊する宿は、いつも通りスーパーホテルですが、以下のようにしました。
1泊目(2023/9/18 祝日)の予約 スーパーホテル松本駅前
松本駅から5分以内のビジネスホテルをピックアップ。
スーパーホテル松本駅前に狙いを着けます。
セール時期でなければ、公式サイトで予約するのがベスト。
今回、Yahooトラベルがセールをしていたので、Yahooトラベルでの予約を初体験。
通常価格から1,000円引きの、4,400円。激安でビックリ!
公式サイトだと、5,200円の部屋(500ポイント付与)なので、実質300円のお得でした。
2泊目(宿泊日2023/9/19火曜日)のスーパーホテル名古屋駅前
予約を行った時点(9/1)で、シングルの部屋は満室。ダブルの部屋(禁煙)が1部屋だけ空いている状況。
尚、近隣に「スーパーホテル名古屋天然温泉新幹線口」もあるので、見比べると良いと思います。
1年前はスーパーホテル名古屋天然温泉新幹線口に宿泊。大浴場がある分、少し高い。
普段ホテルの予約は、楽天トラベルか、じゃらん。時々、ホテルに直予約。
要するに安ければ、どこでも良い派。
今回は、楽天トラベルで予約。理由は利用できるポイントとクーポンがあったから。
クーポンと楽天ポイントの駆使で、一泊6,500円のところ支払い4,645円で予約。
焦って予約したので、ベストな選択か不明。
スーパーホテルは、宿泊する曜日で大きく金額が変動、2倍以上の価格差に。
安く旅行するなら、日程が大事
旅行日程が自由に決められるなら、日曜宿泊が最も安く、次は月曜宿泊。
今回は、9月20日(水)に京都に着く必要があり、9/19(火曜)に宿泊。
これが、9/18(月曜・祝)宿泊なら700円安かった。
交通費と宿泊費の合計から現地で使える金額を算出する
交通費と宿泊費が確定したので、合計額を出します。
「9,465円」。
予算は15,000円だったので、大幅に下回っています。
この差額で、奈良井〜名古屋の移動時に「特急しなの」に乗るという選択肢ができました。
電車の本数が少ないので、特急が選択肢に入れられるのは大きなアドバンテージ。
旅行当日の状況で柔軟に対応することにします。
番外編。用意した小説は7冊
2泊3日なので、4冊あれば足りるのですが...
京都に付いた後の行動、京都から東京に帰る時を考慮して、小説7冊を用意。
池井戸潤2冊、湊かなえ2冊、東野圭吾2冊、伊坂幸太郎1冊。
2023/9/18(祝日) 1日目スタート 諏訪で遊んで松本泊
地元駅を7時に出発。新宿駅を経由し、上諏訪駅に向かいます。
初日の特急乗車区間は、新宿駅から上諏訪駅まで。
8時ちょうどの「あずさ5号」に乗車。
特急あずさは、全席指定。
3連休の最終日ということで、通路側の席まで完売するほどの混雑でした。
1日目はやりたいことが多数。
その時間を確保するため、特急券に投資してます。
上諏訪駅到着。日帰り入浴と昼食
上諏訪駅に到着したのは、定刻通り10:12。
京都までの切符を自動改札機に通します。
無事、反対方向から切符が出てきて、ほっとします。
駅までクルマで来て、電車に乗られる方が多いのでしょうか。駅前の駐車場は満車。
駅構内には、足湯がありました。
これから温泉にはいるので、足湯は眺めただけ。
コインロッカーにスーツケースを預けます。
コインロッカーの数は多くありません。スーツケースが入れられる中型の数は更に少ない。
時間が早いからか、選び放題という感じで、空いていました。
使えるのは100円硬貨のみ。中型は500円です。
両替機はありませんが、隣の物販店で両替してくれます。
荷物を預けたあとは、諏訪湖の湖畔にある片倉館に徒歩で向かいます。
折角なので、片倉館の前にある公園で、諏訪湖を眺めながらノンビリ。
最初の目的地は、片倉館
片倉館は「テルマエ・ロマエⅡ」のロケ地になった場所のひとつです。
建物自体が、国指定重要文化財になっています。
ここの千人風呂に入浴していきます。
温泉なのが、嬉しい。
受付も渋い。
PayPayが使えるところは、今どき風だが。
入浴料750円は、現金払いしました。
お風呂は千人風呂だけなので、入浴時間は、思っていた以上に短め。
お湯は温めなので、長湯はできそうなのですが、、、
立って入るお風呂なので、かなり深く、不思議と長湯しにくい。
入浴のあと、2階の無料休憩所へ。
良い雰囲気の休憩所だったので、ノンビリしたかったのですが、おしゃべり好きの団体さんに囲まれてしまったので、退散。
残念。
昼食は、蕎麦
30年近く前に、諏訪を観光、その時食べた蕎麦が、美味しかった記憶があります。
お店の名前は忘れてしまいましたが、お昼ごはんは蕎麦屋と決めてました。
片倉館から駅への帰り道に「蕎麦処とみや」があります。
開店時間の11時を12分過ぎた頃、店に到着。1組2名が行列。5分も待たず入店できました。蕎麦屋なので回転が早い。
注文したのは、「十割せいろ揚出しセット」1,450円。
揚げ出し豆腐が美味しい。
お蕎麦も美味しいのですが、私の好みとちょっと違った。
ニ八そばと、単品の揚げ出し豆腐にしておけば良かった。
お店を出たのが、11:33。
計画していたより、1時間前倒しで進んでいます。
上諏訪駅に戻りましたが、次の電車まで37分待ち。
下諏訪駅に停車する各駅停車は、1時間に1本。
この待ち時間も仕方ないことと開き直ります。
誰もいないホームで、持参した小説「どちらかが彼女を殺した(東野圭吾)」を読んで過ごしました。
下諏訪駅で途中下車。諏訪神社へ
「諏訪大社」4社ある神社の総称。
今回は、公共交通機関+歩きで行き易そうな「下社秋宮」を参拝します。
「下社秋宮」は、上諏訪駅から一駅先に行った「下諏訪駅」から歩きます。
下諏訪駅に到着後、コインロッカーに荷物を預けます。コインロッカー代は500円。
両替機も両替してくれる場所もありません。
駅から歩くこと13分。下社秋宮に到着。
下社秋宮までは、緩やかな上り坂が続く上、参道らしさがないため、疲労感を感じます。
9月中旬なのに、妙に暑い日というのもありますが。
境内は、思っていた以上にコンパクト。
滞在時間を15分と見たてていたが、半分の時間で参拝終了。
時間があるので、「万治の石仏」を観に行くか悩むが、駅に戻る選択をしました。
諏訪大社 下社秋宮
松本駅到着。観光、ホテル、夕食...
中央東線 普通列車で松本へ。
松本駅に到着したのが、13:51。
ここでは、自動改札機を通らず、有人改札で「塩尻からの乗り越し精算」をお願いします。
現金で240円支払い。駅員から「松本からの乗車時は切符を購入する」よう言われます。
予定より1時間半も早く松本駅に到着。
人気観光スポットらしく、外国人観光客の姿も多く見かけました。
一旦、ホテルに寄って、荷物を預かって頂くことにします。
こういう時、駅に近いホテルは非常に便利です。
部屋は使えないが、チェックインの手続きも済ませられました。
松本城を見学
ホテルから徒歩で向かいます。
街の散策もできるので、一人旅は徒歩が一番。
松本城まで、まっすぐ行けば15分。
ぷらぷら散策したので30分ほどで掛かって、松本城公園に到着。
松本城の観覧料は、700円。現金支払のみ。
松本城の入場券売り場には、下記の表示がありました。流石、三連休。恐るべし。
「天守閣入場待ち20分」「場内見学50分」。
場内は、大渋滞で、人の背中を観に来た感じ。
早めに到着したのは正解だったが、三連休に来たのは大失敗。
この後のこともあるので、どうしても天守閣に上りたかったが、松本城は、天守閣に上るより外から観た方が感動的と悟る。
スーパーホテル松本駅前
部屋は狭いが、寝るだけなんで問題なし。
「お部屋タイプお任せプラン」を選択すると、割と良く、頭の上にもう一つベッドがある部屋になります。このタイプの部屋は、人気がないのだろう。
松本駅前館は、ウェルカムドリンクタイムが長いのが特徴。
今回は、ソフトドリンクを1杯頂いた後で、夕食のため外出。
夕食後、フリードリンクコーナーを堪能させて貰った。
ドリンクも、長野県の地酒(大信州)があったりして、かなり嬉しい。
強いていえば、日本酒もワインも常温なのが、マイナス80点。
変わったところで、トマト酒もあった。
トマト酒を一口だけ飲んでみた。
個性的な味で、思いっきり咽た。良い経験になりました。
夕食前のフリードリンクコーナー利用中に、1冊目の小説を読み終える。
夕食後フリードリンクコーナーでお酒を楽しみながら、2冊めの小説を読み始める。
2冊めは、東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇蹟」。
宿泊客が少ないのか、ウェルカムドリンクコーナーもガラガラ。
ゆっくりとした時間が流れていきました。
からあげセンターで夕食
17時過ぎに、からあげセンター駅前店を利用。
男子大学生らしいアルバイトが3人。
からあげ定食と生ビールを注文。支払いは1,276円。
生ビールがぬるい。なんじゃコリャ。
唐揚げが美味しいだけに、とても残念。
長野県民は常温好きなのか?
早い時間にビールを注文する自分が悪いのか?
ついでに言っておこう。
からあげ定食に付いてきたキャベツのザク切。何をつければ良いのだろう。
マヨネーズを付けてみたが、何か違う気がした。