長崎、雲仙・島原ひとり旅 〜2日目 がまだすドームと大三東駅を観光〜

47都道府県全部観光する(39/47は長崎県)

昨日は雲仙地獄と島原城を観光、源泉かけ流しの雲仙温泉にも入ってきました。
飛行機が大幅に遅延するというアクシデントにも対応して、ほぼ予定通りの観光ができました。

ひとり旅の2日目は、どんなアクシデントが待っているのでしょうか。

2025/5/13 火曜日 がまだすドームと大三東駅

今日も快晴。暑くなりそうです。
服装は、半袖のTシャツで充分。

ホテルから見える景色
ホテルから見える景色

宿泊している島原東洋シティーホテルから見えているのは、船舶の修理や検査を行う「島原ドック協同組合」のドック。大きな船が修理中でした。

ホテルで朝食

島原東洋シティーホテルの朝食は、和定食。
こういう朝食、大好きです。

島原東洋シティーホテルの朝食
島原東洋シティーホテルの朝食

驚いたのは蒲鉾。普通の蒲鉾と食感が全然違っていてビックリ。
塩味メインの味付けも、「へー」って感じで新鮮。
長崎の蒲鉾の特徴らしい。

宿泊者は十数名いたと思いますが、朝食会場に用意されていたのは3名分だけ。
素泊まりの方が多いのでしょうか。素泊まりと朝食付きの金額差は880円。

島原港から復興アリーナまでバス移動

8:36 予定より早めにホテルをチェックアウト。
折角、気持ち良い天候なので、島原港まで散策しながら移動することにした。

パン工場?の横に併設された、石窯パン工房「ぷらむ」さん。
買ったばかりのパンをテラス席で食べることが出来るそうです。

石窯パン工房「ぷらむ」
石窯パン工房「ぷらむ」

朝食を食べたばかりだというのに、めちゃ食べたくなる。
営業開始が9:00からだった、残念。

8:48 島原港ターミナルに到着。
このターミナルからは、熊本港や三池港行きの船が出ています。
対岸が熊本っていうだけで興奮してしまう。

島原港フェリーターミナル
島原港フェリーターミナル

9:00になったので、フェリーターミナル内の観光案内所に行ってみる。
ターミナル周辺では、時間を潰せそうな場所はなさそうだ…

9:15 加津佐海水浴場行きバスに乗車。
バスの本数が少ないので、乗り遅れ厳禁なのだ。

10分程で、復興アリーナ入口 バス停に到着。
昨日買った「Shimatetsu Free Pass 2Days」を運転手さんに提示して下車。

バスだと10分、歩くと3km強を45分という感じ…

復興アリーナ入口 バス停
復興アリーナ入口 バス停

復興アリーナ入口バス停から目的地までは、徒歩10分くらい。
ここで、方向音痴が発動。反対方向に歩き始める。
ダメ男だが、ひとり旅なので間違えても何の問題もない。

若しかして、誰からも怒られないから、方向音痴が直らないのか?

復興アリーナには、あの有名人がいました

復興アリーナで見かけたのは、あの有名人。
高知でお会いして以来なので1年ぶり。

サムライブルーの衣装を纏った坂本龍馬は、心なしか足が長くなってました。

サムライブルーの衣装を纏った坂本龍馬
サムライブルーの衣装を纏った坂本龍馬

この像は平成22年(2010年)に、国立代々木競技場から移設されたものです。
硬性発泡スチロール製。高知駅前にある龍馬像と同じ製造方法ですね。
発泡スチロール製と言っても、重さは3.5tもある。

眉山や雲仙普賢岳(平成新山)をバックにした、龍馬像は必見ですね。
来て良かった。

がまだすドーム (雲仙岳災害記念館)

がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)は、リニューアルオープンしたばっかり。

入場料は、ちょっと高めの1,050円ですが、65歳以上は団体料金の840円。
「Shimatetsu Free Pass 2Days」の提示でも団体料金扱いになるらしい。

がまだすドーム (雲仙岳災害記念館)
がまだすドーム (雲仙岳災害記念館)

「Shimatetsu Free Pass 2Days」は加盟店で特典を受けられるが、加盟店がどこだか分からないので、提示しようがない。

お客さんの少ない平日に行ったので、もう大変、館内に入る前から、係の方は気合十分。

がまだすドーム内部
がまだすドーム内部

迫力ある画像に、画面酔い。

楽しく、興味深い時間を過ごして、あっという間に帰る時間。

雲仙普賢岳 平成新山(左)と眉山(右)
雲仙普賢岳 平成新山(左)と眉山(右)

雲仙岳災害を学んだ後、屋上の展望台から眺める雲仙普賢岳は格別。

がまだすドームの屋外に設置された双眼鏡(無料)で平成新山を眺めると、ふた筋の白い煙(噴気)が上がっていました。

雲仙普賢岳 平成新山
雲仙普賢岳 平成新山

がまだすドームや復興アリーナがある平成町は、平成の災害前までは海だった場所。
災害で発生した大量の土砂で埋め立てられたそうだ。
町がひとつできるくらいの土砂って想像がつかないが。

バスで島原港駅へ移動

がまだすドームからバス停までは、ゆるやかな上り坂。
良く晴れて暑いので、小まめに水分補給。

復興アリーナ入口バス停
復興アリーナ入口バス停

11:30発のバスに乗車。この旅では珍しく時刻表通りにやってきた。

11:37島原港駅前バス停に到着。
ここで、使っている乗り換え案内のアプリのポンコツぶりに気が付く。
アプリの乗り換え指示は、参考程度にすることにしよう。

島原港駅前バス停
島原港駅前バス停

バス停を降りたところに、「世界初!! 黒ゴマそうめん 自動販売機」があった。
「黒ゴマそうめん」、「そうめんの自販機」のどちらが、世界初なのだろう?

世界初!! 黒ゴマそうめん 自動販売機
世界初!! 黒ゴマそうめん 自動販売機

黒ゴマそうめんは、かなり魅力的だが、ここで買うと旅行中にバキバキになりそう…
空港で売ってないかなぁ。

島原鉄道で大三東駅に移動

この先は、島原鉄道で移動していきます。
電車なら、時間に正確で移動できるのが魅力。

島原港駅は12:04発。本数は日中は1時間に1本。

島原港駅は無人の小さな駅でした。
列車が来るまで、駅のベンチでノンビリ過ごしました。

島原港駅
島原港駅

島原鉄道の鉄道むすめは、神代みさき(こうじろ みさき)。
「鉄道むすめ」という存在を知らなかったが、鉄道会社ごとにキャラ設定されているようだ。
変わった名前だが、「神代駅(こうじろ)」と「大三東駅(おお みさき)」から付けられている。

やってきた島原鉄道の車両は、「Cafe×Train」のカラーリングでした。
「Cafe×Train」:土日など特定日に走る事前予約制の観光列車。

「Cafe×Train」のカラーリング
「Cafe×Train」のカラーリング

島原港駅と島原駅で乗車したお客さんで、車内は、ほぼ満席。
観光客と地元民で半々という感じ。

12:24 大三東駅に到着。大三東と書いて、おおみさきと読む。
難読駅のひとつ。

下車時に運転手さんに、昨日買った「Shimatetsu Free Pass 2Days」を提示。

大三東と書いて、おおみさきと読む
大三東と書いて、おおみさきと読む

大三東駅で、私も含め5~6人の観光客が下車。
大三東駅そのものが、観光名所になっています。

大三東駅で「幸せの黄色いハンカチ」

大三東(おおみさき)駅が、有名なのは3つの理由です。

・海に近い駅のひとつで、ホームに柵がなくインスタ映えする。
・幸せの黄色いハンカチがあり、願い事が書けること。
・キリンレモンのCM(上白石萌歌さんが出演)のロケ地です。

幸せの黄色いハンカチと島原鉄道
幸せの黄色いハンカチと島原鉄道

幸せの黄色いハンカチは、ガチャガチャで販売されています。
500円硬貨だけが使用可能です。

幸せの黄色いハンカチは、ガチャガチャで販売
幸せの黄色いハンカチは、ガチャガチャで販売

財布の中を見ると、運よく500円玉がありました。

カプセルの中に黄色いハンカチ
カプセルの中に黄色いハンカチ

記帳台のところにあったマジックペンを使って、願い事を記入。

空いているスペースに、自分の願い事を書いた黄色いハンカチを吊るしておきます。

幸せの黄色いハンカチ
幸せの黄色いハンカチ

こういう時、手を合わせてお願いするのが正しいか分からないですが…

行ったときは、ちょうど干潮。海は遠くの方に行ってました、残念。

昼食は、大人気店「仲よし」で雲仙ハムカツ定食

大三東駅から歩いて、3分。
「仲よし」は、超人気店。お店にやってきたのは、12:37。

電車の時間は、13:24ですが間に合うのでしょうか?

仲よし
仲よし

お店の前には大勢の人。待ちは7組ですが、1組目は団体客。
こんなに大勢なら予約して来いよ! という叫びは、心の中だけ…

12:58 やっと順番が回ってきました。もう、13:24の列車は諦めます。

注文したのは、雲仙ハムカツ定食、ごはん普通盛り。

雲仙ハムカツ定食、ごはん普通盛り
雲仙ハムカツ定食、ごはん普通盛り

ごはん普通盛りなのに、どんぶり飯で出てきました。
やばい店に来てしまったようです。

ボリューム満点の雲仙ハムカツ定食に、目を白黒させながら、料理を頂きました。

舌代は1,078円。美味しかったが、量が多過ぎ。

電車に乗り遅れたので、大三東駅で読書

味処「仲よし」を出たのが、13:35。次の列車まで50分もあります。
他に行くところがないので、大三東駅でノンビリすることにしました。

大三東駅
大三東駅

大三東駅は、島原鉄道で訪れる人よりクルマや自転車で訪れる方が圧倒的多数。
入場券も無しに、駅構内に入るって、どうなのよ? と思ったことは内緒。

大三東駅で読書
大三東駅で読書

八戸旅行の時から読んでいる、「新世界より(貴志祐介)」を読み始める。
旅行中の暇な時しか読まないので、全然、ページが進まない。
今読んでいるのは上巻。まだ、中巻と下巻がある。

時々、団体客がやってきてホームに人が溢れるが、誰もいない瞬間の大三東駅は最高。

豊かな時間が流れる大三東駅
豊かな時間が流れる大三東駅

時間の使い方が贅沢と言うか、特別な時間を過ごしている気分で、心が豊かになっていく。

昼食のお店が混んでいて、予定していた列車には乗れなかったが、それはそれで良かったと思えた。
長崎市内の観光スポットに行けなくなったが、明日、なんとかしよう。(あしたまにあ~な)

大三東駅から長崎駅に移動

14:24の諫早駅行きの島原鉄道に乗車。
この時間に、大三東駅から乗車したのは自分だけ。
空いていたボックス席に座れました。

諫早駅 島原鉄道
諫早駅 島原鉄道

15:19 諫早駅に到着。
島原鉄道の改札は駅ビルの中2階ですが、JRの改札は3階になります。
もうちょっと、歩かないで済むように出来なかったのかなぁ。

JR諫早駅 改札
JR諫早駅 改札

JRにはSuicaで入場。
入場後に、「ハウステンボス方面はIC使えない」ことを知る。
行くのは長崎方面なので大丈夫だが、入る前に気が付かないと…

区間快速シーサイドライナー
区間快速シーサイドライナー

15:39 区間快速シーサイドライナーに乗車。
かなり混雑していたが、運よく1席空いていた。
というか、このYC1系という車両、妙に座席少なくない?

16:07 長崎駅に到着。運賃は560円。

計画では、この後、長崎市内観光だったが、1時間遅れたため市内観光は中止。
明日の午後、リカバリーすることにした。

ホテルにチェックイン

今夜の宿は、東横INN 長崎駅前。
長崎駅前を名乗っているが、長崎駅の駅前にはない。

良く調べなかった自分が悪いのだが、今夜、合流する旧友にも、このホテルに泊まるよう連絡してしまった。文句が出そうで怖い。

東横INN 長崎駅前
東横INN 長崎駅前

以前の自動チェックイン機はUIが悪くて、使いにくかったが改善されたようだ。
ならば、すんなり手続きが出来ると思いきや、宿泊税(100円)の追加請求があって、ドタバタ。

d払いで宿泊税を支払い。QRコードの読み取り機の場所が分からず右往左往。

東横INN 長崎駅前 室内
東横INN 長崎駅前 室内

部屋は広いし、ベッドも風呂も快適。

今夜は、旧友との飲み会。寝るだけなのに贅沢なホテルを予約してしまった。
宿泊費は8,400円(クーポン利用後7,400円)でした。

今夜のホテル代や旧友との飲み代は別勘定(交際費)にするので、高くても長崎ひとり旅の予算には無関係。
でも、年金生活者の財布には痛い…

2025/5/14 水曜日 午後から、ひとり旅を再開

昼食までは旧友たちと有名観光スポットを巡ります。
午後、ひとり旅に戻るので、そこから出島や寺町通り、眼鏡橋など面白そうな観光スポットを巡ってから東京に帰ります。2日続けてアクシデントで予定が狂ってますが、最終日は…