47都道府県全部観光する(36/47は福岡県、37/47は山口県)
今回の福岡・下関2泊3日ひとり旅も、予算があります。
交通費・宿泊費・観光代・食費、全部合わせて53,500円。
いつも通り、節約術を駆使して交通費と宿泊費を削減しました。
今回の旅では、日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」の観光と、学問の神様にお願いごとをひとつしてきます。美味しいものを食べてくるのも楽しみの一つ。
2025/1/21 火曜日 LCCで福岡へ移動後、門司港を観光
明け方まで降っていた雨も上がりました。
福岡の天気は、旅行期間中ずーと晴れの予報。気温も3月上旬並みとなるようです。
自宅から成田空港へ移動
自宅を7:20に出発。
最寄り駅でJRに乗車しますが、船橋で京成電車に乗り換え。
運賃はJRだけで行くより安く988円。Suicaで支払い。
とにかく、JRは成田空港行きの快速電車の本数が少なくアクセスに不便。
自宅は特急成田エクスプレスに乗るほど遠くない。
ちょうど良いのは快速成田ですが、本数が1時間に1本しかありません。
成田空港での待ち時間長過ぎ…
空港第2ビル駅に到着したのが8:44。
10:05発の飛行機に乗るのに、この時間に到着しないと駄目なのが不満ですが、仕方ありません。
成田空港第二ターミナルから第三ターミナルまでは徒歩(速足)で移動。
保安所を抜けて、搭乗ゲートに着いたのが9:02。

搭乗待合室の人影も、まばらな時間帯でした。
航空券(電子チケット)に表示されている搭乗開始時刻は9:35ですが、アナウンスされたのは9:45からの搭乗開始。
実際の搭乗開始は、機材準備遅れで9:58頃。出発が遅れることが、この時点で確定。
福岡空港
12:23頃、福岡空港に到着。
出発が遅れたのに、12:25の定刻よりも数分早く到着。

福岡空港は、想像してたより数倍広い空港でした。
空港内を歩く距離が結構ありました。
昼食は福岡空港で福岡名物「もつ鍋」
福岡空港内に多数の飲食店がありますが、ランチに選んだのは「もつ鍋おおやま」。
東京にも3店舗あるようですが、ひとり客でも気軽に入れるのが空港店の良いところ。

注文したのは、もつ鍋定食(みそ味)。舌代1,738円はSuicaで支払い。
ご飯セットかちゃんぽん麺を選べますが、私はご飯セット。
多くのお客さんは、ちゃんぽん麺を選ばれてました。

ごはんセットに付いてくるのは、明太子、辛子高菜、おきうと。
人生で初めて「おきうと」を食べました。
福岡の郷土料理が味わえて良かったです。「好みか」と訊かれると困りますが…
ボリューム満点で、腹パンになりました。
ごちそうさまでした、大変美味しかったです。
美味しかったのですが、塩分が多すぎて鍋汁が飲めなかったのが心残り。
例えるなら、美味しいラーメンのスープを飲み干せなかったような…
門司港に移動
福岡空港から地下鉄で博多に移動
13:36発の地下鉄に乗る予定でしたが、少し早い13:14の列車に乗車できました。
博多駅までは2駅、3.3kmですが、運賃は260円。割高感を感じながらSuicaで支払い。

車内は、外国人観光客で混雑していて、座れず。
観光客の大きなスーツケースで、車内を通り抜けるのも大変な状況でした。
博多駅に13:20到着。
乗車時間が短いので、座れなくても混雑していても問題なし。
博多から新幹線に乗る予定だったのに
予定していた原稿は
博多から新幹線で小倉。
小倉までは、こだま号の自由席ですが、乗車時間は、たったの17分。
駅弁を食べる時間もないくらいですが、新幹線利用で観光時間が確保できました。
博多駅に到着すると、新幹線改札口に人だかり。
想定外の事態が発生。

人身事故のため、山陽新幹線が運転見合わせ中。
運転再開見込みは15:00頃。どの列車から運転再開するかも不明の状況。
このままでは、今日の門司港観光は不可能!
こういう時だから、脳みそをフル回転させます。
2択です。
博多で観光して時間を潰すか、代替えルートで前に進むか。
出した答えは、新幹線を止めて在来線特急で前に進む。

まずは、みどりの窓口の行列の長さを確認。
特急ソニック29号の発車時間は14:00、時間との勝負です。
地下鉄に乗車する時間が早まったおかげで、時間との勝負に勝てそうです…
新幹線の自由席特急券を払い戻して、在来線特急券に変更する手続きをします。
270円の返金と新しい特急券を手にしたのは、ソニックの発車時間6分前。

在来線ホームにダッシュ。
自由席なので座れるか心配でしたが、何とか座れました。
乗車したソニックは883系と呼ばれる車両。
カッコ良いデザインの車体ですが、かなりの年代物らしく、椅子や窓枠の塗装がボロボロ。
wikipediaで調べると、1990年代に作られた車両。
振り子式車両だからなのか、乗り心地は良く、乗っていて疲れることはなかった。
年に10~12回旅行をしている為でしょうか、
毎年1回は、こういったアクシデントに出会います。
ひとり旅だと、こんなアクシデントすら楽しむ余裕があるから不思議
小倉駅からは在来線で門司港に向かいます
小倉駅に到着したのは14:40。
新幹線より30ほど時間が掛かっていますが、前に進めました。

乗り換える鹿児島本線は、14:58発。18分待ちです。
暇なので、ホームをウロウロ。
北九州名物「かしわうどん」を発見。

北九州出身の旧友曰く、「福岡に行ったら、うどんを食え」。
もつ鍋で腹パンでなければ、食べたのですが残念!

定刻通り鹿児島本線 区間快速が到着。
鉄道マニア風に言うとJR九州813系電車(間違ってたらゴメンナサイ)。
車内はガラガラなので席は選び放題。
斜め前のボックス席では、同年代の男性が酒盛り中。
「ここは、常磐線か?」
門司港を観光
門司港駅に到着したのは、15:12。
新幹線だったら14:32着だったので、40分のロスで済みました。
さあ、気合を入れて門司港を観光するぞ~。
門司港駅
天井の照明がレトロな感じ。
まあ、電球型のLED照明かもしれないが…

面白いことに、日本人観光客より外国人観光客の方が門司港駅で記念撮影してます。
海外から来た鉄オタなのだろうか?
聞こえてくるのは、韓国語と中国語ばかり。

ホームの屋根を支えるのは木の柱、梁は線路を曲げて利用してました。
ホームにはベンチや広告が一切なく、レトロ感を演出しています。

駅構内には「SL28627号 主動輪」の展示もありました。

コンコースも素敵。
コンコース右手にある観光案内所で、門司港や下関の観光マップを頂きました。

大正時代に造られたネオルネッサンス様式の駅舎は、感動的でした。
駅舎の中には、スターバックスが入居しています。
店内は大変な賑わいぶりでした。
九州鉄道記念館
最初に訪れたのは、九州鉄道記念館。
ミニ鉄道博物館という感じの施設です。
入場料は300円、Suicaで支払い。

お客さんは小さなお子さん連れのファミリーが大多数。
ここも、外国人観光客が多数いらっしゃいました。

本物の車両が展示されています。
人生60数年ですが、「キハ07」が走っているところは見たことがありません…
九州鉄道記念館に保存されている「キハ07 41」は重要文化財に指定されています。

「クハ481」は、小学生の頃、憧れていた特急電車でした。
鉄分は、中学生の頃にはゼロになりましたが、電車好きだったころを懐かしく思い出しました。

本館内には、明治時代の客車(復元)や九州の鉄道大パノラマなどがありました。
館内に展示された鉄道資料は、お子さんには難し過ぎるので、ひとり旅のオジサン数人が熱心に見ているだけでした。

ミニ鉄道公園もあって、小さなお子さんで賑わっていました。
孫でもいれば、自分も乗れたのですが、残念、今日はひとり旅でした。

九州鉄道記念館の滞在時間は22分。
子供連れなら半日コースなのですが…
旧門司三井倶楽部
旧門司三井倶楽部の建物は大正10年の建築。
1990年にこの場所に移築され、国の重要文化財に指定されました。

内部の見学も可能ですが、時間の関係で外観だけ観て、次に進みました。
北九州市 旧大阪商船
旧大阪商船の建物は大正6年の建設。
入居している喫茶店が店休日だったので、入れないと勘違いして外観だけ観て通過してしまいました。

海峡プラザは臨時休業
お土産物屋さんや飲食店が多数入居する海峡プラザですが、臨時休業してました。
飲食店の選択肢が減るじゃないか…

ホームページでは年中無休を謳いながら「電源設備点検」を理由に全館臨時休業。
がっかりだわ…
ブルーウィング門司
ブルーウィング門司。
16時頃、橋が上がっていることに気が付き写真撮影。

上がっている橋の下を船が通過することなく閉じましたが、観光のために開け閉めしているのでしょうか?
跳ね橋が閉じるのを待ちわびたかのように、観光客が橋を渡っていきました。
この写真に写っているのは、全員外国人と言い切れるほど、外国人だらけでした。

跳ね橋が上がる、最終時刻は16:00~16:20。
ギリギリでしたが、開閉が観れたのはラッキーでした。
北九州市 大連友好記念館
北九州市 大連友好記念館は、古びた建物のように見えますが、1994年に建てられたもの。
日本遺産の構成文化財には含まれていません。

観光マップに載っていたので、「へー」とか「ほー」とか言いながら見てました。恥ずかしい…
旧 門司税関
門司税関の建物は明治45年の建築。

1Fに飲食店が入居していたので、見学できないと勘違い。
外観だけ観て通り過ぎましたが、帰宅後、2Fが見学できることを知りました。
後の祭りである…
門司港レトロ展望室よ、お前もか
門司港観光の締めに、門司港レトロ展望台に行く予定でしたが、「休館」のお知らせが…
年4回の不定休の日に当たってしまいました。

googleで営業日になっていたので油断してました。
ホームページで確認していれば…
今夜の宿は、ホテルルートイン門司港
駅から徒歩15分は、やはり遠い。
送迎バスが無くなったのが痛いと思っていたが、ホテルのエレベータに張り紙が。
「試験的に送迎を開始!」
そういうこと、ホームページで公開しておいてくれないと…

チェックイン時に宿泊税200円を現金で支払い。
今日初めて、お財布を出しました。

オートロック式でないため、度々、鍵を掛け忘れました。
外出の都度、鍵をフロントに預けるのも面倒と不満はありますが、安いが一番。
部屋の広さは充分。清掃も行き届いていて問題ありません。
ユニットバスは狭いですが、大浴場があるので全く問題ありません。
実際、夕食後、大浴場に行きましたが混雑もなく快適。

フロントに部屋の鍵を預けて、食事に出ます。
ホテルから150m程の場所にローソンもあるので、不自由はなさそうです。
夕食難民になりそう…
旧友におススメされた、安くて美味しい中華料理屋さん。
行ってみれば、シャッターが閉まっていました。

定休日や営業時間を調べて行ったのに休み。張り紙も無し。
何で営業していないのだろう?
焼きちゃんぽんと肉まんが食べたかったのに…

観光マップに出ていた栄町銀天街を散策。
シャッターが閉まっているお店が多くて閑散とした感じ。
これは!と感じる飲食店も見つけられず、googleで飲食店を検索。
検索結果に出てきた最初の2軒は店休日…
夕食は門司名物「焼きカレー」
やっぱり門司港と言えば「焼きカレー」しかないか…
ということで選んだのは「伽哩本舗」。

席の前にあるQRコードを読み込んで、注文するスタイル。
自分は対応できるけど、旧友は無理だろうな…
客層は若者が中心で、テーブル席は満席。カウンター席に案内されました。

注文した地ビールが到着。
バナナの香りがするビールですが、
一杯目、「美味しい!」
二杯目、「飽きた!」
というのが、正直な感想。
ビールを飲み終えたころに、ダブルチーズの焼きカレーが到着。

熱々だったので気を付けていたのですが、しっかり口の中を火傷しました。
美味しいですが、想像できる美味しさなので感動なし。
MOJIKO BEER ハーヘヴァイツェンが、700円。
ダブルチーズの焼きカレー(Mサイズ)が、950円。
合計1,650円ですが、
PayPayで支払った際にポイントが使われたので、支払いは385円になりました。
2025/1/22 水曜 徒歩で山口県(下関)移動して観光、戻りは船
2日目は、下関側にある日本遺産「関門“ノスタルジック”海峡」の構成文化財を見て回ります。
赤間神宮では消防訓練に遭遇。珍しい体験も出来ました。