47都道府県全部観光する(13/47は秋田県)
前回、「どこかにビューーン」を使って山形旅行をしてきました。
初日に雨が降ったことをきっかけに、グダグダになってしまいました。
そのリベンジのため、予算2万円で「どこかにビューーン」を使った旅行に出ます。
事前準備
どこかにビューーンの申し込み(2023/10/19)
「えきネット」のサイトで、「どこかにビューーン」の申し込みをします。
出発日は2023/11/6(月曜)、帰りは2023/11/7(火曜)。
三連休明けの月曜日にし、混雑を避けました。ホテル代が安いのは11/5(日)ですが。
博物館など多くの公共施設は、月曜日が休み。
休館日というリスクはありますが、予算が限られているので月曜出発にします。
候補駅は、
【燕三条(新潟県)】【かみのやま温泉(山形県)】【七戸十和田(青森県)】【大曲(秋田県)】
山形県は、つい先日行ったばかり。
山形県にならないことを祈りつつ、申込みボタンを押します。
2023/10/19 に申し込みした理由
予算が限られるため、ホテル代の支払いを最小限します。
前回の山形旅行では、ホテル代はゼロ円でしたが、今回は無理。
ポイントを一番持っている「じゃらんネット」で予約することにしました。
更に、「じゃらんネット」のセールも利用できるタイミングを狙って、10月19日を選択。
どこかにビューーン 行き先決定(2023/10/20)
申込みの翌日、行き先が決まりました。
「どこかにビューーン」の行き先は、当日に決まったり、2日後に決まったり
どういうロジックになっているのでしょうか。
で、行き先は、想定外の
「大曲(秋田)」!
今度こそ新潟県だと思っていたのですが、「大曲」!
でも、大曲なら大当たりです。
出発の東京駅9:08、帰りの大曲駅は19:43。時間的にも悪くない。
ホテル予約
早速、じゃらんnetでホテルを検索。
宿泊地の候補は便利さ(*)から、大曲駅 > 秋田駅 > 横手駅の順で検索
(*)便利:移動のしやすさ、駅近なビジネスホテルの有無、飲食店の多さなど
他の県と比較して、秋田は宿泊料が高め。
理由は分からないが、365日ほぼ同価格を設定しているビジネスホテルが多い。
どこのエリアに泊まるか悩んだが、ターミナル駅「大曲駅」のビジネスホテルにした。
「ホテルルートイン大曲駅前」を予約。
シングル禁煙(6,900円)が満室のため、14日前コンフォートシングル禁煙・朝食付き(7,450円)で予約。少し高くなったが、他の選択肢がなかった。
ここは基本365日均一料金の価格設定だが、予約日付近(11/7〜9宿泊)だけ450円高い料金設定があったりするホテル。もしかして大曲でイベントでもある?
じゃらんの「お得な10日間」のクーポンを使って1,000円引き。
クーポンの1000円引きとポイント利用(3,800P)で、2,650円の支払い。
こまちシャトルの予約
予約制の乗り合いタクシーを予約。
今回は2日目に小安峡に行きます。
路線バスの本数が少ないため、事前予約が必要な乗り合いタクシーを利用。
Myルールではタクシー不可も、乗り合いタクシーはOK。
行き先は、小安峡。往復で4,000円
かなりの出費ですが、しかたない。
これで、現地で使える金額が確定。
ざっくりだけど、飲食に使えるのが9,000円。
少し贅沢な食事ができそうです。
時刻表調べなど
事前にやっておくことが、いくつかあります。
地方の電車やバスは、極端に本数が少ないので、事前に時刻表を調べるのは必須。
![時刻表(横手駅、湯沢駅)](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231108104734-1.jpg)
電車の間隔が2時間以上空くような路線は、バスがないかも調べます。
更に、電車やバスの支払い方法の調査も必須。
Suicaが使えるのか、バスの車内で両替が出来るのか……
最後に天気予報のチェック。
今回も! 現地の天気は、雨の予報。
残念!
2023/11/6 秋田旅行開始
朝起きると、右目が腫れ上がっていた。顔もパンパンで別人のよう。
旅行の朝だというのに、大ピンチ発生。
出かける準備をしながら、ネットを検索。
症状から「抗菌性点眼薬」が有効と判明。
さらに検索し、東京駅で早い時間から開いているドラッグストアを見つけた。
今回はちょっと遅めの出発で良いが...
ドラッグストアに寄るため、少し早めの8時前に自宅を出発。
![抗菌剤入り目薬](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106085624.jpg)
東京駅構内のドラッグストア(Eki RESQグランスタ東京店)で、抗菌性点眼薬を購入。
平日は、7:00から営業しているので助かった。
![秋田新幹線 こまち](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106085553.jpg)
こまち11号は、定刻通り9:08に東京駅を出発。
大宮に着く頃には、通路側の席も埋まって満席。
私の隣も、東京駅から仙台駅まで利用者がいました。
降りたのは大曲ではなく角館駅
車内では、いつものように小説を読んで過ごします。
今回持参した小説は2冊。1日目は、「銀翼のイカルス(池井戸 潤)」です。
![銀翼のイカロス](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106104553.jpg)
大曲駅まで乗車可能な乗車券なのですが、観光のため、ひとつ手前の角館で下車。
定刻通り12:18に角館駅に到着。
![角館駅](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106122427.jpg)
小さな駅ですが、駅弁が買えるようで、「駅弁」と書かれた幟がでていました。
平日ということもあり、降り立った観光客は、それほど多くありません。
駅からは、徒歩で移動します。
角館で観光(商家巡り、武家屋敷巡り)
到着したのが、お昼時ということで腹ペコです。
まずは、事前に調べていた「食堂いなほ」に向かいます。
昼食は、「食堂いなほ」の創作料理
営業時間は11:00〜15:00の昼営業のみ。
角館の料亭「稲穂」の姉妹店。
手軽な価格で秋田名物を味わえるという情報を聞き、やってきました。
![食堂いなほ](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106130438.jpg)
注文したのは、「がっこ懐石」1,650円。
人気No.1メニューということだが、自分の周りで注文してたのは自分くらい。
外国人の方には、「きりたんぽ鍋」の方が人気があるみたい。
店内は、日本人2/3、外国人(1/3)で、ほぼ満席。
![食堂いなほ 「がっこ懐石」](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106124936.jpg)
「がっこ懐石」は、9品の小鉢(がっこ料理)に、いぶりがっこの卵とじ丼、お吸い物が付きます。料亭の姉妹店だけあって、見た目から美味しそう。
味の方も、大変美味しかった。
特に美味しかったのは、「トマトの塩麹がっこ」「きりたんぽと白菜がっこのお吸い物」。
「がっこ懐石」にして正解。
昼食後は、外町の商家を見て回ります。
外町は、観光客は殆いません。
あきた角館 西宮家
西宮家は、食堂いなほから徒歩1分。
レストランと和雑貨店、資料館の3つのゾーンがあります。
![あきた角館 西宮家](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106130836.jpg)
無料で資料館に入れるのは分かっていたのですが、周りに観光客がいないので、恐る恐る資料館に入館。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106131136.jpg)
資料室には、西宮家が使ってきた皿などの道具類が展示されています。
表にある説明看板によれば、外町にある武家屋敷なのだが、並んだ道具の類を見ていると商家のようにも感じる。
旧角館製糸工場
登録有形文化財だそうです。
角館製糸工場は、1911年に建てられた工場。
越し屋根や高窓が特徴的な建造物です。
![旧角館製糸工場](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106131914.jpg)
安藤醸造本店
味噌・醤油の醸造元。
![安藤醸造本店](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106132138.jpg)
店舗と無料試食コーナーがある。
味噌には興味があったが、荷物が重くなるので心を鬼にして外から見学するだけにした。
ガイドブックには出てこないが...
外町を散策していると、こんな感じで、蔵だったり古い建物があちらこちらにある。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106133251.jpg)
こちらのお店は、雑貨屋さん(みなさまの店イオヤ)のようであるが、古い建物の上部には「〇商〇○」。
右から読むのだろう。○の中にイの字の屋号もある。
武家屋敷通りへ
流石に武家屋敷通りは、観光客が多くて賑わっていました。
紅葉で、美しい通りは格好の撮影スポット。
![紅葉が美しい 武家屋敷通り](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106134358.jpg)
武家屋敷 小野田家
入場料無料。
室内には入れず、お庭から見る感じ。
![武家屋敷 小野田家](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106152454.jpg)
武家屋敷 河原田家
入場料は500円。
室内に上がることが出来ますが、正直...500円は割高。
![武家屋敷 河原田家](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106152731.jpg)
武家屋敷 岩崎家
入場料は無料。
入れるのは、お庭だけ。お庭から室内を観ることはできます。
![武家屋敷 岩崎家](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106134910.jpg)
武家屋敷 青柳家
ガイドブックに良く紹介されている武家屋敷。
入場料は、500円。現金またはPayPayで支払える。
![武家屋敷 青柳家](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106135748.jpg)
室内を見学したり、広大な敷地に点在する資料館を巡ったり。
入場料の500円を回収できるくらい見どころが満載。
武家屋敷 石黒家
入場料は500円。現金のみ。
JRのポスターにも登場する石黒家は、紅葉が美しかった。
![武家屋敷 石黒家](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106144107.jpg)
ここの武家屋敷は、他と違い説明員がグループ単位で付いてくれます。
私は、一人旅だったので、後から来た2名のお客さんと一緒に説明を受けました。
![武家屋敷 石黒家 亀の欄間](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106143025.jpg)
見どころは、亀の透かし彫りがある欄間。
説明員の方によれば、角館の積雪量は1.4m。
今は、これからのシーズンに備えて、雪よけの準備をしているとのこと。
角館 樺細工伝承館
入場料500円。時間つぶしで入ったが、500円の元が取れたかどうか...
![角館 樺細工伝承館](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106145652.jpg)
館内には、樺細工の名工が作られた品が展示されていたり、
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106150857.jpg)
甲冑や籠があったりと...
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106150627.jpg)
大曲駅へ
角館駅から大曲駅までは、JR田沢湖線を利用します。
この路線は、新幹線があるためか、極端に本数が少ない!
16:26発の電車に乗りましたが、1本前の列車は、12:43発と4時間も空いている。
1本後は、18:45発と2時間後。
角館から大曲に行く方法は、他に新幹線か路線バスがある。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106155049.jpg)
JR田沢湖線は、Suicaが使えない。330円の切符を買って乗車。
路線バスで移動するなら520円。
新幹線なら1420円。(特定特急券なら1,090円)
![JR田沢湖線](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106160426.jpg)
大曲駅には16:46着。乗車時間は20分。
新幹線だと乗車時間は10分。ほとんど時間が変わらないのだ。
この時間の乗客は、自分以外は全員、学校帰りの高校生。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106165024.jpg)
大曲駅の駅舎は綺麗だが、1階に観光情報センター兼待合所があるくらいで何もない。
ホテルにチェックイン
今夜の宿は、ホテル ルートイン大曲駅前。
駅から近くて便利です。
![ホテル ルートイン大曲駅前](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106173033.jpg)
やや水回りの設備が古いが、使うのには全く問題なし。
遮音性が良いようで、隣室の音や廊下での話し声も聞こえてこないので快適だ。
![ルートイン大曲駅前 コンフォートシングル](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106170037.jpg)
シングルルームが満室だったので、コンフォートルーム(快適な部屋)にしたが、価格差ほどのメリットは感じなかった。
コンフォートルームは、有料サービスのVODのうち一般映画が無料で見られる特典がある。
持参してきた小説を読み切りたかったので、映画を観る機会はなかった。
夕食はらーめん屋
小雨がパラツキ始めたので、ホテルから最も近いラーメン屋さんに。
「麺屋にぼすけ 大曲駅前店」
「にぼすけ」は、秋田県内に4店舗を展開するラーメン店。
![麺屋にぼすけ 大曲駅前店](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106173353.jpg)
店内は、部活帰りの男子高校生で満席。
かなりの時間、外で待たされました。
雨が小雨て助かったが、土砂降りだったらコンビニ弁当にしてたかも...
煮干しラーメン専門店と看板に出ていたので、煮干中華そば(中太麺)780円を選択。
チャーシューは2種類使われている。
![煮干中華そば(中太麺)](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106180557.jpg)
スープまで飲み干してごちそうさま。「大変美味しかったです」
医者からは塩分控えめにと注意されているのに...
店内にいた高校生たちは、全員「油そば」。
学生には、色々サービスがつくらしい。
ラーメンを食べながら、店主と高校生たちの会話を聞いていた。
黙々と食事をするんじゃなくて、ワイワイした感じで、何かホッとする。
高校生の悩みは、電車の本数が少ないことだった。
食べ終わって店外に出ると、女子高生が入店待ちしてた。
コンビニでビールを買って、ホテルに戻る
駅前のNewDaysで、アルコール飲料を購入。
ホテルの部屋で、小説を読みながら過ごすことにした。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231106210229.jpg)
「銀翼のイカロス」を読了。
テレビから、「今夜未明から朝にかけて大雨。明日の日中は暴風雨に注意」と流れてきた。
目の腫れば、少し引いた感じがするが、相変わらず「死んだ魚の眼」
2023/11/7 秋田旅行2日目
激しい雨音で目覚めたのが、午前3時ころ。
窓の外を見ると、雨が窓を打ち付けている。予報通りということか?
今回の旅行もツキが無さそうだ...
ホテルで朝食
6時に起床。目の腫れは、だいぶ収まったが、まだ違和感がある。
窓の外を眺めると、少し雨脚が弱くなったように見える。
10F(最上階)の窓から景色を確認。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107072527.jpg)
山形の時ほど景色は良くないが、悪くはない。
6:55朝食会場に移動。
![ルートイン大曲駅前 朝食](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107070053.jpg)
朝食はバイキング。会場は狭く、お客さんは多いが回転率が良いので問題は出ていない。
お味や雰囲気は、「可もなく不可もなし」という感想。
白飯と、ご飯のお供で、もう一杯食べられそうな気がしたが、この後の予定を考えて「ごちそうさま」をした。
ホテルのチェックアウトは8:45頃。駅に向かう。
雨は小雨になり、傘なしでも大丈夫な感じに...運が向いてきたかも!
湯沢駅へ
大曲駅発9:12のJR奥羽本線に乗車。
例によってSuicaが使えないので切符を購入。680円也。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107092352.jpg)
本日の旅の友(小説)は、「分身(東野圭吾著)」。
9:51湯沢駅に到着。乗車時間は29分。
工事の関係で、通常は新庄行きの列車が、湯沢止まりだったが、私には影響なし。
![JR奥羽本線](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107095351.jpg)
湯沢駅を降りると、タクシーが待っていました。
予約していた乗合タクシー「こまちシャトル」。
![乗合タクシー](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107095743.jpg)
乗合タクシーなのに、予約客は私だけ。
まるで、貸し切りで乗る観光タクシーのよう。
タクシー会社や運転手さんに迷惑がかかるので、詳細は書きませんが、これ大正解。
観光タクシーなら4時間10,000円/台(4名まで)。乗合タクシーなら4,000円/人。
小安峡で観光
湯沢駅から小安峡に向かう車内で、タクシーの運転手さんが観光案内をしてくれました。
このあたりの積雪量は2.4m。
雪かきや屋根に積もった雪降ろしと処分費が大変なんだそう。
屋根に上がるためのハシゴ付きの住宅が多数ありました。
こちあたりは仏壇や漆器作りが盛んな町とか、稲庭うどんの工場が...という話を聞きながら40分ほど走行し、小安峡に到着。
帰りも同じ運転手さんなので、駐車場で待機されてるとのこと。
時間も気にしなくて良いと言われました。
小安峡に着く直前で降り出した雨は、降ったり止んだり。
小雨がパラパラという感じで、不快ではありません。
![小安峡](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107104438.jpg)
小安峡の上流を眺めると、2本の滝があるようです。
タクシーの運転手さんによれば、冬場は凍結するのでライトアップして観光名所にするのだとか...
![小安峡](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107104816.jpg)
本日のメインイベント、小安峡 大噴湯へ。
とにかく凄いの一言。
箱根の大涌谷や万座温泉も凄いと思ったが、そんなレベルじゃない。
![小安峡](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107105111.jpg)
最後に河原湯橋の上から、小安峡の遊歩道を眺めます。
![小安峡](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107110415.jpg)
紅や黄色く染まった葉に、湯けむりが重なり美しい光景が見られました。
悪天候だったけど、来て良かった。
湯沢と言えば「稲庭うどん」。ランチは「たむら屋」の予定でしたが...
小安峡にある「稲庭うどん たむら屋」さんで昼食の予定でした。
googleでは11:00開店と出ていたのですが、行ってみると準備中の看板が出ています。
![稲庭うどん「たむら屋」](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107110753.jpg)
店の前で開店を待つか、タクシーで駅に戻って食事にするか...
小雨が降る中で待つより、先に進む選択をします。
昼食は、稲庭町の「八代目佐藤養助商店」で稲庭うどん
乗合タクシーの最短ルート上ではないのですが、稲庭うどんの人気店「八代目佐藤養助商店 総本店」で昼食をとることができました。
![八代目佐藤養助商店 総本店](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107120612.jpg)
タクシーの運転手さんによれば、休日は駐車場の空き待ちで車の列が出来るほどの人気店だとか。
平日なので待たずに入れましたが、7割ほど席が埋まっていました。
![比内地鶏ご飯セット](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107115151.jpg)
豊富なメニューの中から選んだのは、比内地鶏ご飯・せいろセット(冷) 1,350円。
比内地鶏ご飯が美味しかった。
うどんは...
タクシーの運転手さん曰く、
「メーカー間の味の違いはない」
「3年も修行すれば、稲庭うどんを作れるようになる」
「地元民だが稲庭うどんは、たまに食べる程度」
「稲庭町には、大小30社ほどの稲庭うどんのメーカーがある」
「食事もできるのは、八代目佐藤養助商店と寛文五年堂」
八代目佐藤養助商店 総本店の中には、レストランの他、売店と工場見学のコーナーがあります。折角なので工場を見学。
![稲庭うどん 工場見学](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107120329.jpg)
帰りは、寄り道してプチ観光
最初は、名水百選に選ばれた「力水」に立ち寄り。
もちろん、飲んでみました。
![名水百選 「力水」](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107122339.jpg)
ほんの少し渋みを感じたくらいで、味らしい味はありません。
地元の方は、この水を使ってお茶を飲むのだとか...
寄り道2つめは、愛宕町の一里塚にある、大ケヤキ。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107122827.jpg)
タクシーの運転手さんは、樹齢700年と説明してくださいましたが、観光案内所で頂いたパンフレットには、樹齢400年とあります。
そんな違いは些細なことと思えるほど、立派な幹周りに圧倒されます。
本当に良いものを見られました。運転手さん、ありがとう。
湯沢駅に戻って横手に移動。乗り換え時間が...
湯沢駅に戻ったのが、12:35頃。
列車の案内板には、14:40発の列車が表示されています。2時間待ち...
![奥羽本線 湯沢駅](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107123618.jpg)
タクシーの運転手さんに頂いた時刻表で調べてみると、12:31発の列車が行ったばかりと判明。残念。
事前に調べてあった、別ルートで旅を続けることにしました。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231108104734-1.jpg)
その前に、運転手さんオススメの、「菅 義偉 前総理」の胸像を見学。
アンチコメントになりそうなので、感想は省略。
![菅 義偉 前総理の胸像](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107123542.jpg)
次の目的地、横手にはバスで移動します。
駅から1〜2分のところにある、湯沢駅前角 バス停に移動。
羽後交通の平鹿総合病院行きバスは、13:20発。
![湯沢駅前角 バス停](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107125429.jpg)
小雨が降る中、バス停で30分ほど待っていました。
バスは、2分ほど遅れて到着。
バスは前乗り/前降り。後部のドアは開きません。
乗客は私だけ。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107134948.jpg)
横手駅まで行くバスなのですが、「中野団地入口」で途中下車します。
料金は、630円。d払いで料金を支払い。
560円分のdポイントを持っていたので、実質支払額は70円。
横手やきそばの有名店に行くため、バスに乗るこのルートを使いました。
横手で有名な焼きそば屋さんへ
バス停からは、徒歩1〜2分。
住宅街の中に「元祖 神谷焼きそば屋」はあります。
![元祖 神谷焼きそば屋](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107135154.jpg)
横手やきそばを考案したのが、こちらのお店の初代店主。
横手やきそば本来の味を守るお店として、ガイドブックに紹介されるお店です。
現店主がお年寄りなので、横手やきそばが考案されたのは何十年前という感じ...
先客は1組。
これならば、食後に、のんびりしてても怒られないでしょう。
![肉野菜たまご(並)](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107135842.jpg)
注文したのは、「肉野菜たまご」の並盛。750円也。
最初は、そのままの味を楽しみ。次は、半熟の卵を崩して...
更に、後半は卓上にあった調味料で味変して、横手やきそばを堪能。
![卓上にあった調味料](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107135339.jpg)
卓上の調味料で、試したのは「七味にんにく」「にんにく胡椒」の2つ。
秋田の名物なのでしょうか、お土産屋さんで売られているのを見かけました。
バスの時間まで、店内でのんびりして時間調整。
横手駅に向かう
中野団地入口バス停でバス待ち。
バスは14:36発の予定でしたが、5分遅れでやってきました。
このバス路線は平日は1時間に1本ですが、休日は極端に本数が少ないので注意が必要です。
![中野団地入口バス停](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107142615.jpg)
やってきたバスは、大型バスではなくコミュニティバスのような小型サイズ。
乗客は、私を含め3名。
こちらのバスは、d払いだけでなく、PayPayも使えるようです。
10分程の乗車で、横手駅東口に到着。d払いで260円でした。
![横手駅](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107145238.jpg)
横手駅に着いたあたりから、雨脚が強くなってきました。
次の目的地に、早足で向かいます。
日帰り温泉
横手駅から徒歩で2〜3分。
日帰り入浴施設の「ゆうゆうプラザ」にやってきました。
![ゆうゆうプラザ](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107163522.jpg)
入り口の自販機で入場料1,100円を支払い。(現金のみ)
こちらは横手温泉という天然温泉。
ナトリウム塩化物泉という泉質です。pHが8(弱アルカリ性)。
酸性の温泉に見られるような、硫黄臭さはありません。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107163206.jpg)
内湯と露天風呂を堪能後、休憩所でのんびり。
ゴロゴロするにはちょうど良い場所ですが、小説を読むには、ちょっと暗い。
大曲に戻って夕食なので、移動します
横手駅を17:04発の電車に乗るため、16:35頃、ゆうゆうプラザを出発。
外は横殴りの土砂降り。
傘が全く役に立たず、ズブ濡れになって横手駅に到着。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107171653.jpg)
大曲までの乗車券(330円)を購入。
電車のホームにも、雨が吹き込んでくるので、ホーム上の待合室に避難。
電車到着まで、小説を読んで過ごします。
電車の出発時間が近づくと、高校生たちでホームが溢れかえってきました。
居酒屋で一人宴会。
大曲駅に到着すると、あの台風並みの暴風雨が嘘のように穏やかな天候に。
行ってみたかった居酒屋さん「北野水産 大曲駅前店」に向かいます。(日曜月曜は休)
![北野水産 大曲駅前店](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107172839.jpg)
1杯目は、あくらビール(Mサイズ) 800円。
驚くほど美味しいビールで、Lサイズにしなかったことを後悔。
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107173529.jpg)
お通しは、小鉢3品。どれも美味しい。
この時点で、この店にして良かったと感じられるはず。
会計後のレシートを見ると、お通し代は550円。
![お通し](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107173341.jpg)
ブールに合うつまみ1品目。
「がっこチーズカナッペ」600円。
これが、ばかウマで大当たり。
![がっこチーズカナッペ](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107174054.jpg)
2品目は、ビールにも日本酒にも合う「なだら王 玉川の鮭燻製生ハム」
650円。
![なだら王 玉川の鮭燻製生ハム](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107174059.jpg)
2杯目のお酒は、日本酒「飲み比べセット」
日本酒は普段飲まないのですが、折角なので秋田の地酒を頂きます。
「天の戸」「刈穂」「八重寿」のセットで1,200円。
![「天の戸」「刈穂」「八重寿」](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107175239.jpg)
比内地鶏串(塩)2本で1,300円をつまみに、日本酒を堪能。
〆は、十割そば(600円)です。
これが、めちゃくちゃ美味しいからビックリ。
![十割そば](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107184055.jpg)
長野や山形で食べた、行列店の蕎麦より美味しい。
本当に十割そばなのと疑うほどの、のどごしの良さ。
お会計は、5,700円。
思っていたより高く付いたのは、お通し代を失念していたことと、比内地鶏串を2本食べたからでしょう。
帰路へ
大曲駅で新幹線待ち。ホームには誰もいません。
もしかして、大曲から乗るのは私だけ?
![](https://fjm-explorer.com/wp-content/uploads/2023/11/IMG20231107195112.jpg)
大曲駅19:43発の「こまち48号」は、秋田駅を10分遅れで出発。
大曲駅を出た時点では、8分遅れ。
仙台駅では4分遅れと、徐々に遅れを取り戻していきました。
23:55帰宅。
すごく楽しい旅行でした。
山形のグダグダ旅行は、秋田でリベンジ出来ました。
秋田旅行まとめ
秋田旅行で掛かった費用
この旅行の予算は、2万円(20,145円)。
実際に掛かったのは、22,875円。2,730円オーバーでした。
何に使った | いくら |
交通費 最寄り駅から東京駅(往復) | 460円 |
交通費 新幹線代(どこかにビューーン) | 0円 |
ホテル代 ホテルルートイン大曲駅前 | 2,650円 |
交通費 角館→大曲(JR普通列車) | 330円 |
交通費 大曲駅→湯沢駅 JR | 680円 |
交通費 湯沢駅↔物産館(往復) | 4,000円 |
交通費 湯沢駅角→中野団地入口 バス | 630円 |
上記 ポイント利用分 | △560円 |
交通費 中野団地入口→横手駅東口 バス | 260円 |
交通費 横手駅→大曲 JR | 330円 |
横手駅 ゆうゆうプラザ入浴料 | 1,100円 |
角館 河原田家 入館料 | 500円 |
角館 青柳家 入館料 | 500円 |
角館 石黒家 入館料 | 500円 |
角館 角館樺細工伝承館 入館料 | 500円 |
ドリンク(自販機) 合計 | 360円 |
1日目昼食 食堂いなほ | 1,650円 |
1日目夕食 麺屋にぼすけ | 780円 |
お酒代 | 405円 |
2日目昼食 八代目 佐藤養助商店 | 1,350円 |
2日目昼食(2回目) 元祖神谷焼きそば屋 | 750円 |
2日目夕食 北野水産 | 5,700円 |
総合計 | 22,875円 |
予算オーバーの理由は2つ。
飲食費を予算内で抑えられなかったこと、
見学料の見込みが甘かったことですが、悔いはありません。
予算を超過しましたが、47都道府県全部観光する計画には大きな影響はありません。
「どこかにビューーん」のお得度を計算。
行きは、最寄り駅→角館(得だね10%off)、帰りは大曲→最寄り駅(得だね10%)を使い
(最寄り駅→角館)+(大曲→最寄り駅)=30,540円。
どこかにビューーンで、掛かった費用(ポイント込み)=6,460円。
お得度、△24,080円。79%off。
秋田旅行での初めて
実は秋田旅行は30年ぶり。
前回の記憶は、ほぼ無いものの、田沢湖観光と「きりたんぽ」を食べたのだけ覚えてます。
・角館と小安峡を観光したのは、初めて
・横手やきそばは、初めて食べました。しかも横手にある元祖で
・稲庭町で、稲庭うどんを食べるという体験ができました
・北野水産さんでや食堂いなほで、秋田の料理を堪能できました。
・d払いも初経験
秋田旅行での反省点は
旅行上手になるため、毎回、旅行の反省をするようにしています。
グダグダになった山形旅行での反省は、生かせたのでしょうか。
反省点の1つめは
「角館で、ガイドブックに載っていない有料施設に立ち寄ったこと」。
そういう場所は、「行かなくても良かったかも」と感じることに気付きました。
次回の旅行に活かすようにします。
2つめの反省は、予算管理方法。
今回の旅行では、現金払い、クレジットカード、Suica、d払い、PayPay、ポイント利用と様々な支払い方法を使いました。これだと旅行中の残高管理が難い。
次回までに改善方法を考えておくことにします。