私たちの年代では固定電話が家にあるのがあたり前の生活をしてきました。
携帯電話が普及し、ひとり一台の電話を持ち歩くようになった現在でも固定電話が家にあり続けるのは何故でしょう。
既に若い世帯や独身世帯では固定電話を持たないことが普通になり始めています。
固定電話を止めることが出来れば、そこで浮いたお金を好きなことに使えます。
今回のテーマは、「固定電話の断捨離」です。
固定電話を使い続ける3つの理由
あるアンケートから、固定電話を使い続ける3つの理由を抜き出しました。
固定電話から固定電話に掛ける方が通話料が安い
事実ですが、その差が固定電話の基本料を上回るようでなければ意味がありません。
総務省の資料によれば、年々、1契約当たりの電話の回数や平均通話時間が減ってきています。ひとつには、Lineなどの新しい通信手段が出てきたことがあります。
既に70代の方でさえ、携帯電話よりスマートフォンを使われる時代です。
固定電話があると社会的信用力がある
都市伝説です。
以前はクレジットカードやローンの審査で、固定電話の有無が基準のひとつになっていました。固定電話を持たない方が増えた現在は、携帯電話でもOKになってきています。
定年退職後のシニア世代であれば、新規でローンを組むようなこともないので、固定電話を利用し続ける理由になりません。
他人に携帯電話の番号を教えたくない
もし、強くそう思うのなら固定電話を残しましょう。
固定電話の良いところは、発信者番号通知と組み合わせて居留守が使えるところ。
「オレオレ詐欺」に合わないために固定電話を解約する方がいます。
詐欺や営業の電話は、9割以上が固定電話に掛かってきます。
なぜか、
それは、電話帳や名簿(卒業名簿、顧客名簿)から個人情報を知るから。【入手性】
そして、固定電話の先にいる人が高齢者であることが多いから。【騙しやすさ】
さらに、発信者番号通知などを備えていない電話機が多いから。【無防備】
無論、携帯電話でも詐欺や営業の電話は掛かってきます。ご注意ください。
固定電話の月額料金
単独で固定電話を引く場合、
月額1,450円から1,700円(税別)
光回線にオプションで固定電話を付ける場合、
月額500円(税別)
固定電話を止めれば、この費用がなくなります。
固定電話を解約する、その前に
不要な銀行口座やクレジットカードの解約を済ませましょう
コールセンターへの電話では、オペレータの呼び出し待ち時間が長いので、携帯電話だと気を失うような通話料に。固定電話があるうちに解約をしておきましょう。
金融機関とクレジットカード会社に電話番号の変更を届けます
不正利用など万が一の緊急連絡をもらうためです。
また、本人確認のひとつとして、届け出ている電話番号を聞かれることがあります。
面倒でも届け出ましょう。
残念ながら、この届出で金融機関やクレジット会社から営業の電話が携帯に掛かってきます。
その他、電話番号の変更手続きが必要なもの
保険会社(生命保険、自動車保険、火災保険など)
健康保険組合(任意継続中の場合)