初めての山陰ひとり旅 〜2日目 松江城、境港妖怪ロード〜

47都道府県全部観光する(31/47は島根県、32/47は鳥取県)

山陰旅行の1日目は、出雲大社を参拝後、松江しんじ湖温泉のホテルに宿泊。
ホテルの近くの小料理屋で「ひとり小料理屋」を楽しみました。

2024/9/25 水曜日 松江城と境港妖怪ロードを観光

雨男の私には珍しい、晴れの天気が続いています。

ホテルの朝食、赤天が出ていた

「ホテルルートイン松江」の朝食バイキング。
ビジネスホテルの朝食としては、豪華な方だと思います。

「ホテルルートイン松江」の朝食バイキング
「ホテルルートイン松江」の朝食バイキング

煮物や島根の名物「赤天」があって、朝から食欲全開で食べてしまいました。

「赤天」は昨夜行った小料理「なかはら」で食べたいと思いながら失念、後悔していたので嬉しい。

赤天は、赤唐辛子を練りこんだピリ辛味の蒲鉾。

チェックアウト後、松江城へ

時刻は8:00。少し早いですがホテルをチェックアウト。
カードキーをボックスに返却するだけなので、チェックアウトで並ぶ必要がないのが嬉しい。

徒歩15分程で、松江城に到着。
天守閣の開場は8:30なので、松江城の外観を撮影しながら待ちます。

松江城 きっぷ売り場
松江城 きっぷ売り場

松江城のきっぷ売り場には有人窓口と自動販売機がありますが、キャッシュレスで支払えるのは有人窓口だけ。

入城料680円をSuicaで支払い。

松江城
松江城

日本で国宝に指定されているお城は全部で5つ。
松本城、彦根城、犬山城、姫路城、そして松江城。

松江城に入城して全部制覇しました。

松江城 天守
松江城 天守

早い時間に入城したため、天守をひとり占め。
誰もいない天守から眺める景色は、殿様になったようです。

ちょうど良い感じの風が吹いていて、ちょー気持ち良い時間を過ごせました。

松江城 天守からの眺め
松江城 天守からの眺め

景色を充分楽しんだ後、階段を降りていくと、続々と観光客がやってきました。
朝一に入城して大正解でした。

堀川めぐり

堀川めぐりは、船で松江城の周りを1周する観光船です。

ひとりで乗る勇気が出なくて、一回は通り過ぎましたが、意を決して乗り場に戻ってきました。

堀川めぐり
堀川めぐり

料金は1,600円。キャッシュレスで支払えるのでSuicaにしました。
9:15の出港はお客さんも少なく、私と2組のご夫婦、計5名。

堀川めぐり 船の屋根が上がった状態
堀川めぐり 船の屋根が上がった状態

船は、低い橋の下を通る都度、「屋根を下げる+乗客も頭を思いっきり下げる」
合計3回屋根を下げるシーンがあり、アトラクション感があって楽しい。

堀川めぐり 船の屋根が降りた状態
堀川めぐり 船の屋根が降りた状態

中には狭くて暗い場所もあって、修学旅行生にバカ受けだとか…
修学旅行生じゃない65歳のジジイもバカ受けしました。
1,600円のチケットは一日乗車券。何度でも乗れますが今日は時間がない…残念。

狭くて暗い場所を進む
狭くて暗い場所を進む

両側から木がせり出してい場所は、まるで某テーマパークのアトラクションのよう。
大きな橋の下では、船頭さんの歌の披露も。
声が響く場所ということを差し引いても、歌が上手。

まるでジャングルクルーズ
まるでジャングルクルーズ

堀川めぐりの所要時間は約40分。

船頭さんの軽快な説明、上手な歌、ジャングルクルーズのようなアトラクション感もあって楽しかった。

ひとり旅なので、どうかなと心配でしたが、そんな心配は無用でした。

松江の街を散策

船頭さんが教えてくれた、時代劇のロケ場所に行ってみました。
船から見る風景とは違い、江戸時代感はなし。
ここは遠くから見るべき場所のようです。

武家屋敷前の松並木
武家屋敷前の松並木

武家屋敷や小泉八雲記念館は、前を通っただけで見学しません。
足立美術館に行くので時間も無し、予算もあるし…
行くなら、松江城の入城時に3館共通券(1,100円)を購入するのがお得です。

小泉八雲記念館
小泉八雲記念館

城下町らしさを感じたところで、移動します。

昼食は抜き

時刻は10:30。
足立美術館に行かない場合は、11:00開店の出雲そば「きがる」で昼食予定でした。
googleの口コミでも評価が高かったので、行きたかったのですが…

出雲そば屋「きがる」
出雲そば屋「きがる」

残念ながら電車の時間があるので、11時の開店を待つことはできません。
店舗の外観だけ写真に撮って、松江駅に向かいます。

松江駅で切符の乗車区間を変更

出雲そば「きがる」から徒歩35分で松江駅に到着。
11:36の列車まで30分程あります。
この時間を利用して、みどりの窓口で乗車券の乗車区間変更をします。

松江駅
松江駅

みどりの窓口は空いていて、2~3分で自分の順番に。
手持ちの乗車券(連続1)「松江→境港(600円)」を「安来→境港(350円)」に変更します。

乗車区間変更前のきっぷ
乗車区間変更前のきっぷ
乗車区間変更後のきっぷ
乗車区間変更後のきっぷ

差額の250円がクレジットカードに返金されるのかと思いましたが、連続きっぷ2(境港→東京都区内)の料金と合わせた9,600円が徴収された後、区間変更前の9,850円が返金となりました。

列車の出発時間まで20分ほど。駅構内に蕎麦屋があって出雲そばもメニューにあるのですが、あいにく満席で出雲そばは断念。

ジュピターコーヒー、知らんかった…

松江駅でドリンクを購入するためウロウロ。
自販機を見つけられなかったので、「JUPITER tokyo」と書かれた店舗へ

JUPITER tokyo

カルディコーヒーのパチものかと思ったが、全国に90店舗以上展開する有名チェーン店でした。
自分の生活圏に店舗がないだけで、変な目で見たら駄目だな…反省しよう。

oplus_0

「ジンジャー ルイボスティー」118円を購入。
味の想像ができないものに手を出すことは珍しいのだが…

飲んでみると、かなり美味い!

松江駅から安来駅へ移動

松江駅を11:35に発車する普通列車に乗車。
ガラガラなので、席は選び放題。

山陰本線
山陰本線

車内で天井を見上げると扇風機。
昭和の時代の電車では当たり前だった冷房機器が、今でも現役で活躍中。
鉄道は詳しくないが、キハ47という昭和の時代に作られた車両らしい。

扇風機
扇風機

12:03安来駅に到着。

松江駅から安来駅の区間はSuicaで乗車しました。420円。

安来駅から無料送迎バスで足立美術館

足立美術館行きの無料送迎バスは12:00発。3分前に出発していて、次のバスまで27分待ち。
この乗り継ぎの悪さが、地方を観光する時の最大の敵。

安来駅
安来駅

暇つぶしに駅周辺をウロウロしたり、読書したり…

今日は天気が良くて暑い。少し動いただけで汗だくです。

バスを待つ間に読書
バスを待つ間に読書

無料送迎バスが到着すると、どこにいたのか乗客がゾロゾロ。
どこかで涼んでいたのでしょうか…

足立美術館行き無料送迎バス
足立美術館行き無料送迎バス

7名の乗客を乗せたマイクロバスは12:30に発車。
20分程で足立美術館に到着しました。

足立美術館

入場料は2,300円。クレジットカードで支払い。
美術館としては標準的な料金ですが、高いなあ…

入場券購入後、帰りのバス整理券を貰います。
バスの運転手さん情報で「所要時間1時間半」。14:30のバス整理券を選択。

足立美術館入口
足立美術館入口

足立美術館に観光客が押し寄せる理由は、絵画のような日本庭園。
欧米系の外国人観光客も多く、庭園で大感動してました。

足立美術館の絵画のような庭園
足立美術館の絵画のような庭園

撮影して良いのは庭園まで。
庭園も素晴らしかったが、私は、横山大観の「紅葉」が良かった。

庭園だけで2,300円だったら、次は無いと思う。

足立美術館の絵画のような庭園
足立美術館の絵画のような庭園

腹も減ったし、ここで甘いものを補給することにしました。
足立美術館の敷地内にある「桔梗屋さん」で「出雲クラフトコーラ」を頂きます。
お値段は400円。支払いは現金のみ。

足立美術館 桔梗屋
足立美術館 桔梗屋

出雲クラフトコーラのお味は、コーラというよりドクターペッパー。
いや、ジンジャエール味が強いコーラか...

出雲クラフトコーラ
出雲クラフトコーラ

ベンチで「出雲クラフトコーラ」を飲んでいると、隣に修学旅行生が次から次へと。
男子中学生に囲まれたので、コーラを一気飲みしてその場から逃げ出しました。

無言で集まってくる不気味さ...分かってもらえるだろうか。
これが女子なら、俺ってモテてるのかと勘違いも出来るのだが。

安来駅から境港に移動

14:30の無料送迎バスで安来駅に戻ってきました。
時刻は14:51。次の列車は14:58、待ち時間が少なくて助かります。

職場体験でしょうか、中学生くらいの駅員さんがいました。
入札して貰おうと切符を出すと、本物の駅員さんが登場。
入札のスタンプを押すことなく、改札を通してくれました。

山陰本線 安来駅にて
山陰本線 安来駅にて

米子までの一駅ですが、乗車時間は10分もあります。
乗車中に、島根県を脱出、鳥取県に入りました。

ふと車内に目をやると、何とびっくり。普通列車なのに、車内にゴミ箱があります。
昭和の時代、勤務先のオフィスにあったのと同じタイプ。
ここで気が付きました、松江駅で弁当を買って車内で食べても良かった...

ゴミ箱までレトロ
ゴミ箱までレトロ

15:08米子駅に到着。境線に乗り換えです。
境線の発車時刻は15:31。時間がたっぷりあるので、ホームを散策。

境線の各駅には、正式名の他、妖怪の名前が付いた別名があります。
米子駅は「ねずみ男駅」。

米子駅は「ねずみ男駅」
米子駅は「ねずみ男駅」

やってきた堺線は、鬼太郎や目玉おやじの絵が描かれた特別仕様の列車。
この列車に乗れて、運が良かった。

きたろう列車
きたろう列車

先頭車両が「きたろう列車」、後ろの車両が「めだまおやじ列車」でした。
外装だけでなく、車内もシートや天井に妖怪が描かれています。

めだまおやじ列車
めだまおやじ列車

米子駅の車庫には「こなきじじい列車」が止まっていました。

車庫に止まっていたのは、こなきじじい列車
車庫に止まっていたのは、こなきじじい列車

米子から境港までは54分。
中高校生の帰宅時間になったのか、車内は学生で混み始めました。

境港駅
境港駅

16:25境港駅(鬼太郎駅)に到着。
駅には、きたろう列車を写真に収めようという方が5〜6人。

妖怪ロードを散策

駅を出ると、目玉おやじ・ねずみ男・水木しげる先生・鬼太郎がお出迎え。

目玉おやじ・ねずみ男・水木しげる先生・鬼太郎
目玉おやじ・ねずみ男・水木しげる先生・鬼太郎

「エロイム・エッサイム〜、我は求め訴えたり」と呪文を唱えてみた。
子供の頃観た特撮テレビ、よく覚えていたものだ...

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」
「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」

公園もこんな感じで、妖怪がいる。

泳ぐ ねずみ男
泳ぐ ねずみ男

妙にリアル感のある鬼太郎。似てないともいう...
実写版の鬼太郎は、こんな感じなんだろうなぁ。

鬼太郎
鬼太郎

ねずみ男。左足や口の周りをみんなに触られてテカテカ。

ここで韓国からの団体観光客が登場。
川沿いに駐車場があり、3〜4台観光バスが停車していた。

外国人に鬼太郎の世界観は理解できるのだろうか。

ねずみ男
ねずみ男

妖怪神社。
面白いが、なぜか参拝する気になれない。ご利益はあるのだろうか。

妖怪神社
妖怪神社

ねずみ男。
等身大サイズなのか、妙にでかい。

ねずみ男
ねずみ男

駅前の公園にある遊具は、「目玉おやじ」。
目玉おやじと2人で記念撮影が出来る。
小さい子供が見ていたので、自分はやらなかったが...

目玉おやじ
目玉おやじ

駅前広場にあった。「けんかはよせ」
妙に説得力があるメッセージだった。

この近くで、数人の若い女性相手に若い男性が何やら熱く語っていた。
まるで、怪しいビジネスの勧誘でもするように...

けんかはよせ
けんかはよせ

「勧誘はよせ」に書き換えようか...

境港

妖怪ロードから、食事場所まで結構歩くので、堺港に続く川?沿いを散策。

境港
境港

夕方の漁港は、車の往来はありますが、住民は誰も歩いていません。
ここで釣り糸を垂らしたら、何が釣れるんだろう?

夕食は、食事処 峰

妖怪ロードから歩くこと25分。
思ってた以上に遠かった...

やってきたのは、食事処 峰。
googleの口コミ評価が高かったので、夕食は、ここにしました。

食事処 峰
食事処 峰

時間は17時過ぎ。17時の開店直後だったので、客は自分だけ。
まずは、ビール(660円)。暑かった一日、喉の乾きを癒します。

食事処 峰 生ビール
食事処 峰 生ビール

注文した料理は、お刺身定食。
イカ丼にするか最後まで悩みましたが、初心貫徹で「刺し身」。
写真で見ると、「イカ丼」のイカは沖漬けのようです。絶対うまいやつじゃん!

ビールが出てきた3分後には刺身定食が提供されましたが、まさかの作り置き?

お刺身定食
お刺身定食

大切りの刺し身や、もずく酢、茶碗蒸しなど付いて2,475円。
結構、良いお値段です。

自分の後から来たお客さんは、白イカ目当てでしたが、極端な不漁ということで別のメニューを提案されていました。

鳥取といえば「イカ」ですが、食べれないってこともあるんですね。

刺身定食には、少量の「イカ」が入っていましたが...

ビールと刺身定食で3,135円、クレジットカードで支払い。
ご馳走様でした。
満足度と価格のギャップは500円くらい...

境港から米子に移動

帰りの列車は、漫画が描かれていない普通の車両。

学生の帰宅時間を過ぎているので車内はガラガラ、席は選び放題。

境港線
境港線

列車の発車時刻は18:22。
18:16には入線済み、クロスシートに座って、ぼんやり外を眺めたり読書をしたり...

駅前の街灯が目玉おやじになっていた。
夕方、陽が落ちてからの方が妖怪の街らしさがあって良い。

境線 境港駅で
境線 境港駅で

19:08米子駅に到着。

「米子へようこそ」
「米子へようこそ」

すっかり暗くなった米子駅前。
駅前は工事中で立ち入れないが、ライトアップされたオブジェがあって綺麗だった。

米子駅前オブジェ
米子駅前オブジェ

ホテルにチェックイン

今夜の宿は、ホテルルートイン米子。

駅近で安いという理由で予約したつもりですが、ホテルは駅から徒歩10分。
何か勘違いしてたみたい...歩いていける距離で良かった。

ホテルルートイン米子
ホテルルートイン米子

客室数の多いビジネスホテルですが、駅から10分ということで車利用の宿泊客がメインのビジネスホテルでした。

ホテルルートイン米子 室内
ホテルルートイン米子 室内

部屋は広くて、とても快適。

ベッドはダブルサイズ?、ファミレスのようなテーブルとイスが備えられた部屋でした。

広いは正義かも...

色々な観光スポットを遊び回って、楽しい一日になりました。
寝心地の良いベッドで、ぐっすり休息。明日に備えることにします。

2024/9/26 木曜日 鳥取砂丘を観光してから帰ります

今日も晴れ。予報では明日から天気が崩れるらしい。
もはや「晴れ男」と呼んで欲しいほど...

今日は、米子から移動して鳥取砂丘を楽しんだ後、東京に帰ります。