稚内/旭川2泊3日,予算6万円の旅 ~2日目は稚内観光後、旭川に移動~

47都道府県全部観光する(40/47は北海道)

昨日は、ほぼ一日移動。「でっかいどう、北海道」と叫びたい。
まあ、稚内と旭山動物園を2泊3日で巡る弾丸ツアーなのでしかたない…

北海道の楽しみと言えば食事。昨日は生涯忘れられないほど美味しい料理に出会えました。
北海道旅行2日目は、どんな美味しいものが待っているのでしょうか。

2025/5/27 火曜日 定期観光バスで稚内観光後、旭川に移動

北海道旅行2日目は、予約済みの定期観光バスで稚内観光後、旭川に移動します。
朝起きた時は晴れていましたが、ホテルを出発したころには曇り空になりました。

ホテルで朝食、調べごと とか朝から忙しい

昨夜、セイコーマートで購入しておいた、店内調理されたパンを朝食に頂きます。
ベーコンチーズマヨパン、ハムロール合わせて、397円。
旭川駅で買った北海道限定商品「ミルクコーヒー」72円(正価180円)。
合計469円と激安な朝食。

ベーコンチーズマヨパン、ハムロール
ベーコンチーズマヨパン、ハムロール

パンはトースターで温められたら最高なんですが、無いものはしょうがない。
セイコーマートの店内調理品を食べてみたかったので、大満足です。

昨晩は、セイコーマートで買った日本酒「北の勝」で、ひとり宴をしてました。
396円(税抜き)とリーズナブルな価格でしたが、美味しく頂きました。

日本酒「北の勝」

ホテルを出発するまでの間、食事場所(昼食、夕食)や旭川のバス1日乗車券を調べてました。

サフィールホテル稚内(前日撮影)
サフィールホテル稚内 (前日撮影)

定期観光バスが8:00出発なので、ホテルを7:35にチェックアウト。
ホテルのエレベータで乗り合わせた方も、定期観光バスの利用者でした。

定期観光バスで稚内観光

宗谷バスの定期観光バス「日本最北端と北海道遺産めぐり/宗谷Aコース」に乗車します。
2泊3日で効率よく稚内と旭川を観光するためには、定期観光バスの利用は必須です。

発車オーライネットで申し込み
発車オーライネットで申し込み

コースは3時間50分で以下の観光スポットを巡ります。
稚内駅前バスターミナル~北防波堤ドーム~稚内公園~ノシャップ岬~メガソーラー(車窓)~宗谷丘陵~宗谷岬~稚内駅前バスターミナル

料金は3,600円ですが、予約時にdポイントで全額支払い済み。実質、ゼロ円で観光を楽しみます。

稚内駅前バスターミナル

集合時間は8:00ですが、ひとり遅れた方がいたようで、数分遅れで稚内駅前バスターミナルを出発。

乗客は10名ほど。面白いことに男性のひとり客が大多数。

定期観光バスのバス停は1番のりば
定期観光バスのバス停は1番のりば

定期観光バスはバスガイドさん付です。
見所や歴史など、色々説明してもらえるので、理解が深まって観光バスの良さを認識しました。

北防波堤ドーム

最初の観光スポットは、北防波堤ドーム。
昨日は、北防波堤ドームの左端の方だけ観光しましたが、今日はず~と先に進んだ場所まで来ました。
実は宗谷バスのコース案内では、車窓となっている場所。下車して見学ができました。

北防波堤ドームと乗車した観光バス
北防波堤ドームと乗車した観光バス

右奥まで来ると、記念碑やモニュメントがあります。

ひとつめは、「稚泊航路記念碑」。
稚内~大泊間の航路(鉄道連絡船)があったことを記す記念碑です。
大泊は、現在のサハリン州コルサコフ。

記念碑に下がる鐘は、鉄道連絡船「宗谷丸」の号鐘だとか…

稚泊航路記念碑
稚泊航路記念碑

モニュメントは、蒸気機関車(C55-49)の車輪。
北防波堤ドームまで線路が延び、稚泊航路に乗船するお客を運んでいた蒸気機関車の主動輪です。
鉄道も稚泊航路(船)も、国鉄が運営していました。

蒸気機関車(C55-49)の車輪
蒸気機関車(C55-49)の車輪

北防波堤ドームまで線路が延びていたということは、駅もありました。
「稚内桟橋駅」という名称。
当時は、現 稚内駅は「稚内港駅」、現 南稚内駅が「稚内駅」という名称でした。

他にも昭和の大横綱 大鵬さんの記念碑もあります。

稚内公園

稚内公園は山の上にあります。
徒歩だと無理って感じの急坂ですが、観光バスなら楽ちん。
エゾシカがあっちこっちにいるので、急ブレーキを踏む可能性があるそうです。
面倒でも、シートベルトを締めておきます。

稚内公園からホテルのある方向を眺める
稚内公園からホテルのある方向を眺める

山の上に来たからなのか、天気が急変。
強風と気温の低下で、強烈に寒い。

氷雪の門
氷雪の門

稚内公園には、様々な記念碑やモニュメントがあります。

「氷雪の門」。この景色の先に樺太(現ロシア サハリン)があります。
残念ながら、曇っている為、サハリンは見ることができません。
バスガイドさんによれば、昨日は見えていたそう、残念。

九人の乙女の碑
九人の乙女の碑

「九人の乙女の碑」。
実際にあった悲しい物語の碑です。
帰りのバスの中で、ガイドさんが迫真の演技で、その時に起きたことを説明してくれます。

南極観測樺太犬訓練記念碑
南極観測樺太犬訓練記念碑

南極観測隊で使われた樺太犬による犬ソリの訓練基地の記念碑。
あの「タロ」「ジロ」も、この地で訓練されて、南極に旅立った。

台座の左上に埋め込まれた白い石は、南極の石だそうです。
南極の石って特別な鉱物なのでしょうか。

白粒岩という石ならば、日本には存在しない6億年以上前にできた石となります。
見た目からは、ありがたみは、全く感じませんが…

ノシャップ岬

風が強くて、カメラを構えるのも大変。
雲が多いので、礼文も利尻島も見えません。残念。

ノシャップ岬
ノシャップ岬

イルカのモニュメントがあるが、こんな北の端っこにイルカって感じ。

同じ疑問を持つ方がいるようで、その理由はネットに書かれていた。

南にいるイルカが宗谷海峡を通過したという昔話(伝説)に基づいているそう。
ここノシャップ岬は夕陽が美しい名所として知られている。
イルカのモニュメントと夕陽を写真に収めれば、インスタ映えしそうですね。

イルカのモニュメント
イルカのモニュメント

ノシャップ岬の近くには、自衛隊の基地(稚内分屯基地)があります。

本土で見る自衛隊の基地とは大きな違いを感じます。
ひとつの特徴は、陸海空の自衛隊がひとつの基地にいる珍しさ。

自衛隊の基地(稚内分屯基地)
自衛隊の基地(稚内分屯基地)

もうひとつは、自然環境の厳しさでしょう。
自衛隊のホームページによれば、
風に向かって歩くことが困難な15m以上の強風が吹くのは年間230日以上。
冬場はマイナスの気温で屋外での訓練・作業が困難という厳しさ。

今日も、15m以上の強風になっていそう。

飲食店が多数
飲食店が多数

ノシャップ岬周辺には、うに丼を食べさせる飲食店が多数あります。
ただ、残念なことに、複数の店舗はガラスが割れ、廃業・休業している様子。

今日は、みなとやと樺太食堂の2店舗が営業中。
樺太食堂が人気のようで、次々とお客さんがやってきてました。
6千円ほどで、うに丼が食べられるようです。
昨日の「うろこ亭」よりリーズナブルですが、それでも注文するには勇気が必要。

ノシャップ岬での滞在時間は30分。
観光しなければ、うに丼を食べに行く時間は取れそうです。

北海道遺産・宗谷丘陵

宗谷バスのコース案内では車窓での見学になってますが、降車しての写真撮影時間がありました。

路線バスではアクセスできない場所なので、観光バスのありがたみを感じます。

宗谷丘陵
宗谷丘陵

2万年前の氷河時代に形成された複雑な地形は、周氷河地形と呼ばれるもの。
周辺には、多数の風力発電設備があって、独特な風景を作り出していました。

強風と低温で樹木が育たないため、地形だけでなく植物系も独特な感じ。

日本の最北端 宗谷岬にやってきた

念願の日本の最北端 宗谷岬に到達。
嬉しくて家族にLineで報告。
最南端や最東・西端よりも、最北端というのに特別感を感じるのは、自分だけ?

自撮りしたいが、風が強くて、もはや誰だか判らない写真しか撮れない。

最北端の地
最北端の地

宗谷岬の左側が日本海、右側がオホーツク海。
海に線はありませんが、意識してみると特別感を感じます。

宗谷岬で、京都を出発し日本一周中のサイクリストに出会いました。
大勢に囲まれて質問攻めにあってました。そんな出会いがある最北端の地。良いねえ。

間宮林蔵の像
間宮林蔵の像

間宮林蔵の像。
視線の先は樺太。この冒険家の偉業は大きい。
現代風に言えば、茨城県つくばみらい市出身。表の顔は冒険家、裏は幕府のスパイ(隠密)?

丘の上に、色々な記念碑があるので、行ってみます。

宗谷岬の丘の上に、色々な記念碑があります
宗谷岬の丘の上に、色々な記念碑があります

眺めが良さそうなので「旧海軍望楼」へ登ってみました。
眺めは良かったはずだが、大型台風並みの強風で、望楼から吹き飛ばされて丘の下まで転げ落ちそう。恐怖しか感じない…

旧海軍望楼
旧海軍望楼

この強風で、波の高さは3mだそうです。
礼文島や利尻島に行くフェリー、凄く揺れそう。酔い止め必須って感じ。
船首方向に頭を向けて寝ると船酔いし難いそうですが、それでも酷く酔いそう。

あけぼの像
あけぼの像

「あけぼの像」の説明書きによれば、最北の地では、ジャガイモですら育たないため、酪農が主要産業になったそう。
確かに、牧場は見かけたが畑は無かったなあ。

大韓航空機撃墜事件 祈りの塔
大韓航空機撃墜事件 祈りの塔

「大韓航空機撃墜事件 祈りの塔」「世界平和の鐘」

先日、長崎の平和公園に行った際に、知人から「何で世界から戦争が無くならないんだろう」と質問された。それ以来、答えを探し続けているのだが、未だに答えは見つけられていない。

世界平和の鐘
世界平和の鐘

駐車場のところにある最北のお土産屋「柏屋」。
こちらの「すり身汁」が美味しいと、バスガイドさんが教えてくれた。

最北のお土産屋「柏屋」
最北のお土産屋「柏屋」

美味しいと教えてもらった「すり身汁」を食べたいが、お昼ご飯を美味しく頂くため、ここは我慢。
食べるのは大好きだが、胃袋が小さくて食べ歩きができない。本当に残念。

稚内駅前バスターミナルで解散

11:35 稚内駅に到着。楽しかった観光バスの旅も、ここで終了。
本来、11:55に解散だったのですが、稚内空港や副港市場で下車するお客さんがいなかったので、早い到着になりました。

稚内駅前バスターミナルで解散
稚内駅前バスターミナルで解散

昼食は、「たからや」で塩ラーメン

昼食は駅前の「たからや」さん。
人気のお店ですが、ちょうど1席空いたタイミングで入店できました。

たからや
たからや

メニューはシンプルで、醤油ラーメンか塩ラーメンだけ。
ライスを付けるか、大盛にするとかの選択肢のみ。

こちらのお店の人気メニューは「塩ラーメン」。
ラーメン屋=男性客が多いというイメージがありますが、男女比は半々という感じです。
ひとりで来店されてる、地元人らしい女性客もいらっしゃいました。

たからやの塩ラーメン
たからやの塩ラーメン

私も塩ラーメン(900円)を注文。

塩ラーメンの王道、澄んだスープが特徴的。
麺は私の好みではないもののチャーシューが絶品、美味しくいただけました。

テーブル席に座られていた中年夫婦(観光客)は、「美味い、美味い」を連呼。

こちらのお店は、現金のみ取り扱い。

列車待ちの間に、食後のデザート

駅ビルの中に、道の駅「わっかない」があります。
道の駅「わっかない」には、お土産物屋さんや飲食店が入っているので立ち寄りました。

宗谷の塩を使用 塩ソフト
宗谷の塩を使用 塩ソフト

「Orangegg」で売られていた「宗谷の塩を使用した塩ソフト」が気になって、思わず購入。
コーンかカップを選べるが値段が違う。
私はカップにしたので380円。d払いで支払い。

稚内駅から旭川駅に移動

13:01稚内駅発の特急サロベツ4号で旭川に移動します。

乗車券は、事前に激安価格で購入してあります。
特急指定席・乗車券で50%offの4,600円。

稚内→旭川 特急券・指定席券
稚内→旭川 特急券・指定席券

列車は10分遅れで稚内駅に入線。
昨日同様、安全確認のため遅れたそう。

やっていた列車は、通常の4両編成ではなく5両編成。
1号車が2両ある不思議な編成。
1号車を予約している方の切符が再発行になるとのことで、発車1分前になっても、改札に行列が出来てる状況でした。

特急サロベツ
特急サロベツ

特急サロベツの先頭部分は、大量の虫が潰れて付着してました。
見なきゃよかったっていうレベルで。

旭川までの乗車時間は、3時間44分。たっぷり時間があるので、持参したSF小説「新世界より 上巻(貴志祐介)」を読んでいきます。

SF小説「新世界より 上巻(貴志祐介)」
SF小説「新世界より 上巻(貴志祐介)」

旭川駅に着く直前で、「新世界より 上巻(貴志祐介)」を読了。中巻を持ってこなかったことを悔やみます。

今日は曇っていたこともあり、車窓からは利尻富士(利尻山)は見れませんでした。残念。
見れる確率は3割だから、仕方ないか…

特急サロベツと特急ライラック
特急サロベツと特急ライラック

16:47旭川駅に到着。数分遅れだが、安全確認の為ならしょうがない。
反対側のホームに、札幌行きの特急ライラックが停車していた。
特急ライラックに乗り換える乗客もいました。更に列車移動していくのか…

旭川駅 ペンギンとアザラシ、白熊がお出迎え
旭川駅 ペンギンとアザラシ、白熊がお出迎え

旭川駅では、ペンギンとアザラシ、白熊がお出迎え。
旭川と言えば、旭山動物園。
旭山動物園で人気の動物たちが勢ぞろいしてました。

ホテルにチェックイン

今夜の宿は「R ホテルズイン北海道旭川」。

シングルルームで予約したが、ツインルームにアップグレードされた。
ホテル側の都合ではあるが、部屋が広いのは嬉しい。

ホテルズイン北海道旭川
ホテルズイン北海道旭川

こちらとしては、シングルルーム7千円で、こんな部屋でしたと紹介したいのですが、ツインルーム(たぶん3千円くらい高い)を紹介することになりました。

ちなみに、今回の宿泊ではクーポンとポイントを使って4,200円で宿泊してます。

R ホテルズイン北海道旭川 ツイン室内
R ホテルズイン北海道旭川 ツイン室内

昨日購入し飲んでいなかった「サッポロ CLASIC」を冷凍室に放り込んでから、夕食に出かけます。

夕食は、大雪地ビール館でジンギスカン

北海道まで来て、ジンギスカンを食べない訳にはいきません。
本当は、明日のランチタイムに来るつもりだったのですが、大人の都合により、今日の夕食に変更。

大雪地ビール館
大雪地ビール館

大雪地ビール館に入店。最初にジンギスカンにするかレストランにするか聞かれます。

地ビール館なので、ビールも注文しましょう。
地ビールお試しセット2,000円。1杯(80ml)あたり400円。
正直、割高感(400mlで2千円)がありますが、折角なので。(後で後悔する…)

地ビールお試しセット
地ビールお試しセット

5種類は、ピルスナー、ケラ・ピルカ、黒岳、萌芽、富良野大麦。
もうハッキリ言おう、定番の「ピルスナー」が一番美味しい。
「ピルスナー」を2杯飲むべきでした。

生ラムショルダー(1,100円)と野菜盛り(480円)
生ラムショルダー(1,100円)と野菜盛り(480円)

料理は、生ラムショルダー(1,100円)と野菜盛り(480円)。

生ラムショルダーが、激うま!
1皿しか注文しなかったことを、ものすごく後悔。
もう一皿食べるには、ビールがもう一杯必要ですが、予算が…

ジンギスカン鍋
ジンギスカン鍋

大の大人が肉を焼きながら、料理の予算配分を間違えたことを悔やんでいたことはナイショ。
次は、生ラムショルダー×2、野菜盛り、ピルスナー(グラス)×2で注文します。

舌代は3,580円。セルフレジでSuica払い。

ごちそうさまでした。美味しかったです。

ホテルの部屋に帰って、冷やしておいた「サッポロCLASIC」を飲みます。

2025/5/28 水曜日 旭山動物園とOTOKOYAMA SAKE Park

北海道旅行の最終日は、旭川観光。
家族連れやカップルで賑わう人気観光スポット旭山動物園に「ジジイひとり」で行って楽しいかは、行かなきゃ判らない。午後は「ジジイひとり」が似合う場所、酒蔵見学に行きます。