稚内/旭川2泊3日,予算6万円の旅 ~1日目は稚内に移動~

47都道府県全部観光する(40/47は北海道)

北海道旅行に掛かるすべての費用を、60,900円以内に収めるため、様々な節約術を投入しました。

少々インチキ臭い節約術も使いましたが、飲食代も十分確保。
北海道で美味しいものを食べて、飲みまくるぞ~。

2025/5/26 月曜 1日目は、稚内に移動するだけ

7:45羽田空港発 旭川空港行きの飛行機に乗るため、5:20に自宅を出発。
今日は、1日ほぼ移動ですが、移動の途中で食べる料理を楽しんでいきます。

羽田空港までは、いつも通りバス

最寄り駅から、羽田空港行きのバスに乗車。

いつも通り7列目の右側の席に着席。
環七で右車線を走る車を眺めるのが好きなんだよな。と、変な趣味が発動中。

羽田空港行 京成バス
羽田空港行 京成バス

最寄駅から乗車したのは14名。いつもの倍の人数でした。
運賃は先払いで1,100円。私はモバイルSuicaで支払い。

途中駅からのお客さんも多く、最後は補助席も使って、羽田空港に向かいます。

羽田空港から旭川空港へ

首都高湾岸線の東京湾トンネルで、いつも通り渋滞。
羽田空港第一ターミナル到着は、時刻表より4分遅れの6:34。

JALなので、保安検査場を通過した時点でチェックイン済。
カウンターに行かないで済むのは、楽だし早くて便利。

JAL 羽田空港
JAL 羽田空港

搭乗口に着くと、既に搭乗する航空機が来ていました。
これなら、搭乗開始が遅れることはなさそう。

窓側の席を予約しましたが、東京は曇り、旭川は雨という残念な天気。
席は18Aでしたが、窓が1つ無い席でした。そんな席を予約してた?

JAL 旭川空港
JAL 旭川空港

定刻通り9:20旭川空港に到着。
予報通り旭川は雨。気温は9℃。空港内は暖房が入っていて暖かった。

旭川駅行きのバスは、9:50発。時間に余裕があるので、空港内でトイレ休憩。
ついでに、パーカーを着込んで防寒対策もバッチリ。

旭川空港からバスで旭川駅へ

バス車内でも支払えますが、キャッシュレス決済にしたいので、乗車券を事前購入。
券売機は2台ありますが、キャッシュレス対応は1台のみ。

降車する「5条昭和通り」までの運賃は750円。
クレジットカードまたはコード決済が利用できます。
私はスマホひとつで支払いを済ませたい派なので、d払いを選択。

キャッシュレス対応の券売機
キャッシュレス対応の券売機

バスは9:50発ですが、9:30には入線していて乗車可能でした。

乗車するバスは「旭川電気軌道」。
バス会社なのに、鉄道会社みたいな社名…。鉄道事業は1973年に全線廃止になったのだそう。

旭川電気軌道のバス
旭川電気軌道のバス

バスも暖房が効いていて暖かい。

先ほど券売機で買った乗車券は、レシートのようなペラペラな紙。
空港線のバス内で使えるのは、現金とクレジットカードのタッチ決済だけ。
SuicaやPASMOは使えないというアナウンスが繰り返し流れてきます。

旭川空港バスの乗車券
旭川空港バスの乗車券

旭川駅で大半の乗客が下車。
車内には、3人だけ残りました。

10:35定刻通り、5条昭和通りバス停に到着。

旭川空港バス 5条昭和通りバス停
旭川空港バス 5条昭和通りバス停

5条昭和通りバス停で降りたのは2人。

バスに乗車していたのは、ビジネスパーソンばかり。私のような観光客は少数派。
飛行機に乗っていた観光客は、レンタカー利用が大多数。

昼食は人気店へ、おやっ? 開店時間を間違えた

今日のお昼は、「孤独のグルメ」で有名になった「自由軒」さん。
行列必須の人気店です。

お店の場所が、路地裏にあって非常に分かり難く、方向音痴には、たどり着くまでが大変。

自由軒さんは路地裏
自由軒さんは路地裏

苦労して辿り着いたのは10:44。
11時開店と思っていたら、11:30開店でした。
おかしいなぁ、何で、そんな勘違いをしたんだろう。

自由軒
自由軒

看板には「とんかつ・豚肉料理」とありますが、人気メニューは、孤独のグルメの主人公が頼んだ「五郎セット」。内容は、カニコロッケ2つとホッケフライ2つ。

雨の中、45分も待てないので、旭川駅まで散歩してきます。

旭川駅周辺を散策

ビルの横に着いた温度計を見ると、気温11℃。
そろそろ、雨も上がりそうです。
街中を歩く方の服装は、意外と薄着。気温11℃じゃ、寒くないのか?

気温11℃
気温11℃

人気ラーメン店 山頭火 本店(11時開店)の前も通ったが、この時間だと並びなし。
同様に人気店の旭川らぅめん青葉 本店(9:30開店)も、並びなし。

旭川駅に到着。駅がメチャクチャ綺麗。この駅舎は2016年の出来た。
駅の東と西で全く違う町のようで面白い。

旭川駅 駅舎東口
旭川駅 駅舎東口

旭川駅の東側は、川が流れ自然がいっぱいあります。
川の名前は「忠別川」。アイヌ語表記で「cuk-pet (意味は、秋・川)」。
秋に沢山の鮭が昇ってきた川だったらしい。
「cuk-pet」が訛り「cup-pet (意味は、太陽・川)」。
cup-petから、旭川という地名になのだそう。(別の説もあります)

旭川駅東側 忠別川
旭川駅東側 忠別川

旭川駅の西側は、商業ビルやホテルが立ち並ぶ都会。
あまりに東側と差があってビックリします。
これだけの都会なのに、歩いている人は少ない…

旭川駅(西口) 別日撮り
旭川駅(西口) “別日撮り”

駅構内には、旭川観光物産センターがあります。
観光案内所とお土産屋さん、旭川ラーメンの「なの花」が入居。
「なの花」は、地元のオジちゃん・オバちゃんで結構繁盛していた。

旭川観光物産センター
旭川観光物産センター

旭川観光物産センターで頂いたパンフレット「旭川ガイドマップ」で、バスの一日乗車券のことを知った。明後日の旭川観光では、一日乗車券を使おう。

人気店の自由軒で昼食

11:28に自由軒に並び始めます。
行列が出来ていて、自分は7人目。後ろに2人並んだところで開店。

最初の9人が入店し、1F席は満席。
その後来られた方は2Fに案内されてました。

カニコロッケ定食
カニコロッケ定食

私が注文したのは、カニコロッケ定食。
カニクリームコロッケが3つ、ごはんと味噌汁が付いて1,380円。
支払いは現金のみ。

美味しいカニクリームコロッケでしたが、「ここでしか食べれない」といった特別感がないところが残念ポイント。
しかし、明日は「ポークチャップ」にしようかなと思わせるところは、流石。
近所にあったら、通いたくなるお店でした。

ごちそうさまでした。

外に出ると、雨が上がっていました。
店外で順番待ちしていたのは、1名だけ。
平日なら少ない待ち時間で入店できそうです。

特急サロベツで稚内駅へ

お店を出たのは11:58。
乗車する列車は、12:35発なのでタップリ時間があります。
改札内に入って、暇をつぶすことにしました。

旭川駅
旭川駅

旭川の次の駅は、旭川4条(よじょう)駅。
この「〇条」という地名、「京都などに代表される、古代の条里制の名残り」ではないそう。
北海道の札幌と旭川で使われている「〇条」は、都市開発の名残りだとか。

北海道限定販売 ミルクコーヒー
北海道限定販売 ミルクコーヒー

ホーム上にセブンイレブンの自販機コーナーがありました。
その中で見つけたのが、北海道限定販売の「ミルクコーヒー」。
180円と少々高めの価格設定ですが、迷わず購入。

セブンイレブンですが、自販機はコカ・コーラの普通の機械。
coke onアプリで買うことが出来ます。
貯まっていた108ポイントが使われて、72円の支払いで「ミルクコーヒー」をGet。

札幌行きの特急ライラック
札幌行きの特急ライラック

ホームには、札幌行きの特急ライラックが停車してました。

こちらの車両は、パンタグラフが付いた、いわゆる「電車」。
鉄道マニア風に言うと「789系 0代」の車両。

しばらくすると、乗車する「特急サロベツ1号」が入線してきました。

こちらの車両は、パンタグラフがない「気動車」。
鉄分多めに言うと「キハ261系0代」。

稚内行き 特急サロベツ1号
稚内行き 特急サロベツ1号

稚内に行くためには、特急宗谷(1日1本)か特急サロベツ(1日2本)に乗るしかない。
青春18きっぱーなら普通列車の選択肢もありますが…

特急に乗っても、旭川から稚内までの乗車時間は3時間50分もあります。
自宅から持ってきたのは、SF小説「新世界より 上巻(貴志祐介)」。

それにしても、天候が回復し始めたら、急に気温も上昇。パーカーを脱いでも暑い。

「新世界より 上巻(貴志祐介)」

今回は、座席にも拘りました。
7列D席を指定。進行方向左側が景色を見るには特等席です。
柱が邪魔にならない7列目を選ぶという拘りよう。

小説を読んだり、景色を楽しんだり、寝ている暇はありません。

景色を楽しむならD席
景色を楽しむなら7列D席

特急サロベツ稚内行きは、天塩川の右岸を走り、途中、サロベツ原生花園を横切ったり、利尻富士が眺められます。

天塩川は濁っていましたが、前日からの雨の影響があったのでしょうか?
幻の魚「イトウ」が釣れる、釣り人の聖地とまで言われる川です。

天塩川
天塩川

利尻富士(利尻山)が見えました。
列車も速度を落とし、車内アナウンスしてくれたので、見落とさずに済みました。

翌日、バスガイドさんに聞いた話では、利尻富士が見えるのは、晴れた日で3割くらいの確率だとか。
午前中雨だったので、運の良さに感謝です。

車窓から見えた利尻山(利尻富士)
車窓から見えた利尻山(利尻富士)

17:33 定刻より8分遅れで稚内駅に到着。
途中、安全確認のため速度を落とすことがあり、遅れが発生。

乗ってきた列車は、17:44発の特急宗谷として札幌に向かう。
気動車は、無補給で何キロ走れるのだろう?

最北端の線路
最北端の線路

最北端の線路の看板と乗ってきた列車を撮影。
ここで、気持ち悪い迷惑系 鉄オタに遭遇。後ろから蹴ってやろうかと思うほどのレベル。
こういう奴が、駅でトラブルを起こすのだろう。

日本最北端の線路
日本最北端の線路

駅を出たところにも「日本最北端の線路」の碑と車止めがある。
何で、ここにもある?

流石、日本最北端の駅。立派なカメラを持った鉄道マニアがいっぱいいた。
99%の鉄道マニアはマナーも良いと思っているが、つい警戒してしまう。

北防波堤ドームを散策、今日唯一の観光

18時近いのに、まだ観光できるくらい明るい。

明日の朝に行こうと思っていた「稚内港 北防波堤ドーム」を観光することにします。

北防波堤ドーム
北防波堤ドーム

「稚内港 北防波堤ドーム」の巨大さに驚かされます。
高さは14m、長さは427m。

北防波堤ドーム
北防波堤ドーム

柱の数は70本。
土木学会選奨土木遺産、北海道遺産に選定されています。

北防波堤ドーム
北防波堤ドーム

樺太(サハリン)航路の発着場として使われていた頃は、鉄道がここまで延びていたそうです。
鉄道や鉄道利用者に波しぶきがかかるのを防ぐ目的で作られたとか。

北防波堤ドームに隣接する防波堤からサハリン方面を眺めてみましたが、サハリンが見えるような、見えないような…

樺太(サハリン)が見えているような、見えてないような
樺太(サハリン)が見えているような、見えてないような

かつて、樺太は日本領土だったんだよな。
色々あって、現在はロシア領。

ホテルにチェックイン

今夜の宿泊は、サフィールホテル稚内。
ツインルームのシングルユース、素泊まりでも結構なお値段がする、ハイクラスなホテル。

ハイクラスと言うこともあり、欧米系の外国人観光客も大勢宿泊してました。

サフィールホテル 稚内
サフィールホテル 稚内

安いビジネスホテルと違って、部屋も快適そのもの。

ツインルームなので、アメニティも2セット用意されています。
こんな時、2セットとも使って良いのでしょうか。
タオルとか、2セット使うとすごく快適だったりするのですが…

サフィールホテル 稚内 室内
サフィールホテル 稚内 室内

7Fの部屋だったので、景色も最高。

下を見下ろすと、ホテルの裏庭に、数匹のエゾシカがいます。
部屋からエゾシカを撮影していたら、キタキツネが現れました。

ホテルの裏庭にシカとキツネがやってきた
ホテルの裏庭にシカとキツネがやってきた

エゾシカは見られると予想していたのですが、キタキツネに出会えてラッキーでした。
利尻富士といい、キタキツネといい、運が良い一日だなぁ。

エゾシカ
エゾシカ

夕食で外出した時に、エゾシカを撮影。
この時には、キタキツネはいなくなってました。

野生の動物なので、一定の距離を取って撮影します。
旭山動物園の飼育員の方によれば、コロナで人が外に出なくなったことをきっかけに、野生の動物が人間の生活圏に出没するようになったそう。
一旦、人間の生活圏に出てきたら、元の生息域に戻ることはないとのこと。

コンビニで買い物

北海道と言えばセイコーマート(セコマ)。
北海道旅行で、絶対行きたいと思っていたコンビニです。

行ったのは、駅ビルの中にあるセイコーマート 稚内駅前店。

セイコーマート 稚内駅前店
セイコーマート 稚内駅前店

購入したのは、明日の朝食用の調理パンと、今夜の晩酌用にビールと日本酒。
支払額は1,038円。Suicaで支払い。

袋は無料。ちょっと嬉しい。

明日の朝食用の調理パンと、今夜の晩酌用にビールと日本酒
明日の朝食用の調理パンと、今夜の晩酌用にビールと日本酒

パンは店内調理のホットシェフ。製造は稚内中央店。
店内でパンまで焼くのでしょうか? 生地から手作りはないと思いますが…

ビールは、北海道限定のサッポロ クラシック。
まあ、東京のスーパーでも北海道フェアなどイベント時に買えるけどね…

日本酒は「北の勝」、根室の日本酒です。
「日本の最東端の酒蔵」の日本酒を、日本の最北端の駅で買いました。

夕食は、うろこ亭でたこしゃぶ。生涯忘れられない美味しさ!

ホテルから徒歩で10分。稚内副港市場の近くにある「うろこ亭」で夕食にします。

表通りからは営業しているか分からないので、少々不安になりましたが、営業してました。
稚内は飲食店難民になり易いそうなので、ドキドキ。

うろこ亭
うろこ亭

駐車場はガラガラでしたが、店内は大賑わい。
私が行った時間帯は並ばずに済みましたが、満席になるタイミングもありました。

店名は「海鮮炉端うろこ亭」とありますが、炉端風なのは2テーブル。
居酒屋風なのかと思ってましたが、食事処って感じ。

海鮮炉端うろこ亭
海鮮炉端うろこ亭

うに丼か海鮮丼を食べたかったのですが、うに丼の値段を見て、ひるみます。

取り敢えず、ここは生ビールで心を落ち着けることにします。
注文したのは、サッポロCLASSICの中ジョッキ700円。

サッポロCLASSICの中ジョッキ
サッポロCLASSICの中ジョッキ

散々、悩んで注文した料理は、「たこしゃぶ定食」2,800円。
このお店を有名にした海鮮丼ではなく、たこしゃぶにしたのは、稚内名物というキーワード。

稚内・宗谷の名産物は、たこ(水だこ)、ほっけ、ほたての3つ。
ほっけ定食は1,500円でした。

蛸は好きですが、しゃぶしゃぶで食べたことがありません。
食べたことがないものを注文するのが、旅の醍醐味でしょう!

たこしゃぶ定食
たこしゃぶ定食

冷凍にした水蛸を薄くスライス。
利尻昆布だしに、しゃぶしゃぶし、ポン酢と もみじおろしで頂くスタイル。

結論から言います。

絶品!、美味すぎて生涯忘れられない。
海藻の入ったお味噌汁も激ウマ。

帰宅後、調べたらお取り寄せができることが分かった。

ごちそうさまでした。大変美味しかったです。
舌代は3,500円。各種キャッシュレス払いに対応していたので、Suicaで支払い。

2025/5/27 火曜日 稚内を観光後、旭川に移動

午前中は、事前申し込みしてある定期観光バスで稚内・宗谷の観光スポットを巡ります。
午後から旭川に移動。北海道は移動に時間が掛かって、観光時間が取れないなぁ。
明日も食事が楽しみだ。北海道は美味しいものが沢山あって嬉しい。