47都道府県全部観光する(12/47は山形県)
昨日は蔵王温泉につかって、天国に行ってきました。
毎年のことですが、寒くなると北に行きたくなるのは、ナゼ?
今年も紅葉の季節に東北を観光しています。
2024/10/31(木) 1年前の山形旅行で出来なかったこと全部回収
1年前にも山形を旅行しました。
その時は、土砂降りの雨で「本山慈恩寺」に行くことを諦め、「縄文のビーナス」が展示されている山形県立博物館は休館日で入館できず、etcと散々でした。
山形ひとり旅の2日目は、昨年の旅行で出来なかったことを全部やります。
山形国際ホテルの朝食
山形国際ホテルの朝食は、口コミサイトでも評判の美味しい料理がいただけます。
一般的なおかずだけでなく、山形名物の「いも煮」や「冷やしラーメン」もあります。
「いも煮」は、1年前に食べて美味しかったので、今回もチョイス。
やっぱり、美味しい。
今回、チャレンジしたのは「冷やしラーメン」。
「冷やしラーメン」自体、人生初体験。 お味は、ちょっと微妙…
山形国際ホテルの朝食で忘れてならないのは、「山形牛カレー」。
これが、メチャクチャ美味しい。
カレーは別腹、とペロリ。
本山慈恩寺に移動する
8:50にホテルをチェックアウトし、山形駅へ。
駅舎は凄く立派ですが、自動改札機の個数が少ない。
それもそのはず、1日の乗降客数は1万9千人ほど。一般的な都市部の駅の1/3以下。
もっと、電車に乗ろうぜって言いたいが、本数が少ないのがネックやな。
今日乗車するのは、左沢線(あてらざわ せん)。 左沢と書いてあてらざわと読む。難読な地名だ。
列車の発車時間は9:19だが、駅に着いた8:56には入線して乗車できる状態でした。
左沢線は、2両編成のワンマン列車ですが、この列車は寒河江駅まで車掌が乗車。
但し、車掌も運転手の横に乗車するという、前乗り・前降りスタイル。
Suicaが使えるのは、寒河江駅まで。
このため、山形駅で420円の切符を購入して乗車した。
9:54羽前高松駅に到着。
無人駅なので、運転手に乗車券を渡して列車を降ります。
羽前高松駅で下車したのは、自分を含め2人。
羽前高松駅の駅舎は、平成22年に立て直された綺麗な駅舎でした。
無人駅として作られているので、駅員室も券売機もない建物。
改札の右側に待合室、左がトイレ。
駅前には何もありませんが、徒歩数分の所に大型スーパーがありました。
電車よりクルマということでしょう。
慈恩寺テラス
羽前高松駅から慈恩寺テラスまでは徒歩で移動。
時間にすると20分くらい。
慈恩寺テラスには、慈恩寺の歴史や見どころを紹介する展示物があります。
期待せず展示室に入ったのですが、立派な展示室でビックリ。
慈恩寺テラスで一応の見所を学習。
建物は山門と本堂、三重塔がポイント、後は本堂と薬師堂の仏像を観ればOK。
展示室には、お客さんも、そこそこいました。
そう、本山慈恩寺は車でくる場所、電車で来るのは私くらい(無謀とも言う)。
本山慈恩寺
本山慈恩寺は、慈恩寺テラスから徒歩10分と案内が出ています。
坂道を登っていくので時間は掛かりますが、私の足でも6~7分で着きました。
坂道には、仁王坂という名前が付いてます。
仁王坂を上ったところに、展望台(仁王坂展望休憩所)があるので寄っていきます。
仁王坂展望休憩所からの景色は、ちょっと期待外れ…
なお、歩くのが嫌な方は、車で上まで行けます。
いや、慈恩寺テラスから歩くのは、少数派かもしれません。
参道の先、階段を昇ると立派な山門。
山形県指定文化財になっています。
山門の写真を撮ろうとしていると、高齢女性の団体観光客がゾロゾロと出現。
何か今日のオレ、ツイてないぞ…
山門の中には、仁王像。
密迹金剛(みっしゃくこんごう)と那羅延金剛(ならえんこんごう)。
左側の仁王像は股間部分に欠損があり、状態は良くないようです。
密迹金剛(みっしゃくこんごう)と那羅延金剛(ならえんこんごう)、左右どっちなのかも分かりませんが…
ここは、知ったかぶって「へー」とか「ほー」とか言っておきます。
本堂は国指定の重要文化財です。
本堂は、茅葺の屋根が特徴的。
最近、葺き替えしたばかりで、とても綺麗です。
葺き替えに要するお金は数千万と予測、檀家がいないお寺なので、そのお金はどうしたのでしょうか。
本堂や薬師堂を拝観するため、現金で700円支払いました。
係の方が、本堂と薬師堂の仏像を説明してくださるのですが、何と先ほどの高齢女性の団体客と一緒に説明を聴くことに。
説明員の話が入ってこないくらい、居心地が悪い…
散々、ひとり旅してきたが、居心地の悪さを感じたのは初めて。
写真では分かり難いですが、屋根の頂点から1mほど下に窪みがあります。
このような窪みがあるのは、日本で唯一、慈恩寺だけだそうです。
「何で窪みがあるか」聞けば良かった…。
三重塔は、県指定の有形重要文化財。
江戸時代初めに山形城主最上義光(もがみよしあき)が建立したが、江戸時代後期に火災で焼失し再建したもの。
江戸時代後期の建物らしく、重厚な造りになっていた。
最後は、釣鐘楼。
釣鐘楼は観に来たのではなく、鐘突きに来ました。
先ほど仏像の説明をしていただいた方が、鐘を突いていくよう言われていたので…
「1度突きは禁止。2度3度と突いてください」と言われ、2回。
良い思い出になりました。願い事をするのを忘れましたが…
慈恩寺テラスで昼食
思いのほか慈恩寺に長居をしました。
お昼時なので、慈恩寺テラスに戻って昼食にします。
帰りの電車の時間もあるので、ここに居られるのは12:20まで。
店内の自販機で食券を買うセルフ方式の飲食店です。
私が昼食に選んだのは「ゲソ天小板そば」850円。
ゲソ天がついて、このボリュームの蕎麦で850円って激安。
肝心の味は、「蕎麦は好みの食感と風味」「げそ天、おすすめ」「麺つゆと薬味は頑張りましょう」「蕎麦つゆはドロッと感が足りないて不満」という食レポにしておきます。
山形駅に戻る
道端に咲く、名も無き花…ではない。
慈恩寺テラスから羽前高松駅まで戻る途中、綺麗な花が咲いていました。
少し昔なら「名も無き花」で終わっていたのですが、今はAIの時代。
写真をAIで分析すると、花の名は「ホソバウンラン」と判明。
凄いなAI(googleレンズ)。
外来種で海岸の近くに生えるそうですが、ここは海岸から遠く離れた寒河江市。
本当に「ホソバウンラン」なのだろうか。
寒河江川にかかる橋の上から、ボーっと川を眺めたり…
シロサギやカモがいたので、餌になる虫や小魚が豊富なのかも。
昨日の雨で、水が濁っていたので魚影は確認できなかった。
道路標識で気になるものを発見。
看板には、カタカナで「チェリークア・パーク」、英語で「Cherry Spa Park」
最上川ふるさと総合公園の別名が、チェリークア・パーク。
チェリーは分かるが、クアとかSpaとかどういうこと? 入浴施設はなさそうだけど…
ゆっくり歩いたつもりだが、12:23に羽前高松駅に到着。
列車の時刻は13:01。38分待ち。
写真の通り、駅の周りには何もない。バス停があるが、朝の時間帯に1~2本あるだけ。
列車の方も、本数が極めて少なく13:01の後は16:22。何と3時間21分後。
駅には張り紙があって、11/24~11/27は設備メンテナンスで13:01の列車は運休だそう。
列車の待ち時間に水分補給。
慈恩寺テラスで買った「いろはす」は奥羽山脈の天然水だった。
東京で買うのは「南アルプスの天然水」。
奥羽山脈と南アルプスでは、ナトリウムの量が違うらしいが、味の違いはさっぱり分からん。
ローカル線に乗る以上、待ち時間が多くなるのはしょうがない。
いつも通り、持参したミステリー小説「白夜行(東野圭吾)」を読んで過ごす。
白夜行(東野圭吾)は、息子に面白いからと勧められた本。
たまには、人から勧められた本を読むのも良いものだ。
読書をしていると、列車がやってきました。
遠くから踏切の音が聞こえ始め、やがて列車が見えた時の嬉しさ。
運転席側のドアから乗車。整理券を機械から受け取ります。
羽前高松駅から乗車したのは自分だけ、下車した方はいません。
車内を見渡すと、何と行きの列車にも乗っていたいた方が2名。
何という偶然、運命の出会いと言いたいところですが、列車の本数が少ないので、良くある出会いと思います。
13:36山形駅に到着。有人改札で整理券を渡して精算。Suicaで420円支払い。
徒歩で市内観光
1年前の山形旅行では、月曜日に市内観光をして失敗。
休館している施設ばかりで…
でも今回は学習しました。 → 県や市がやっている施設は、月曜日以外に観光する。
霞城公園(山形城跡)は、1年前にも来ているので、勝手知ったる場所。
観光はササっと済ませて、目的の山形郷土資料館や山形県立博物館に向かいます。
山形城、別名は霞ヶ城。城郭が霞で見えなかったことから付いた名前だそう。
お城の痕跡を感じるのは、石垣、二ノ丸の堀と復元された本丸一文字門や二ノ丸東大手門櫓あたりでしょうか。
山形市郷土館(旧済生館本館)
1年前の山形旅行では、完全に失念して立ち寄らなかった観光スポットです。
年末年始以外、無休。入場料無料だったのに…
済生館本館は、146年前の1878年に建てられた病院。1969年に霞城公園に移築されました。
正直、山形市郷土館(旧済生館本館)は観光スポットとして期待してなかったのですが、行って良かったです。
中庭からの眺めに感動、病院関係の展示物も興味深かった。
そして何より、建物の美しさ。擬洋風建築というそうです。
擬洋風建築のブームは1877年頃にピークを迎え、1887年頃終焉したそう。
内部で上がれるのは2階まで。最上階からの眺めも見たかったが…
山形県立博物館で「縄文の女神」に会う
山形県立博物館は、今日一番行きたかった場所です。
1年前「縄文の女神」を観たくて博物館に来ましたが、休館日で入れず。
凄く悔しい思いをした場所です。今回は絶対に「縄文の女神」に会うぞ。
山形県立博物館に覆いが掛かり、何から工事をしているじゃないですか…
休館だったら、どうしようと無茶苦茶焦りました。
入口で入館料300円支払い。現金のみの扱い。
館内はフラッシュ禁止ですが、撮影OK。
やっと会えました「縄文の女神」。
他の土偶に比べると、女神と言われる理由が良く分かります。
「縄文の女神」は国宝。
国宝指定書は、初めて見ました。
「土偶」附 土偶残欠47点。
土偶は発見時5つに分かれていました。接合して現在の姿になったそうです。
そうか、展示ルームの後ろにあった土偶の破片も国宝だったのか…と今、気付く
山形県郷土館(文翔館)
山形県郷土館(文翔館)まで徒歩で移動します。
上空の気温が低いのか、飛行機雲が何本も出てました。
文翔館は第一、第三月曜日が休み。前回はそれで痛い目に合いましたが、今日は木曜日。
この1年、旅行しまくって色々学習しました。
やっと建物の中に入れました。
入場料は無料。これも嬉しい。
文翔館は、旧県庁舎と県会議事堂。国の重要文化財になっています。
入口を入ると中央階段がありますが、まあ~立派。
こんな階段を使っていたら、偉くなった気がして天狗になりそう…
正庁。今風にいうと講堂または役員会議室でしょうか。
こんな場所で訓示や辞令を出したら、絶対、勘違いする。
今の世でも、知事会議室はこんな感じなのか?
バルコニーに出てみました。
目の前にあるのは、山形市役所だっけ。
ビルの最上階から市長さんは街を見下ろして、何を考えているのだろう…
知事室。ドラマだか映画のロケに使われたそうだ。
権力の象徴のようにテーブルが大きいものの、意外と質素な調度品になっていた。
今どきだと、イタリア製の高級家具メーカの調度品を使ったりするのかも…
会計課・銀行出納係が妙にリアルな人形で再現されてました。
女性職員を立たせて叱責する課長。見て見ぬふりをする係長。と妄想してしまいました。
中庭には、テーブルとイスが置かれています。
ここで、ランチを食べたら、きっとステキな時間を過ごせるのだろうなと妄想。
サブウェイが出店すれば良いのに…
現実は、電子タバコを吸いに来た方と、大きな一眼レフカメラで写真を撮りまくる方、そして自分。
渡り廊下で隣の県会議事堂に移動。
喪服を着た方が多数いて、1Fの県会議事堂は立ち入り禁止。
2階の窓から様子を見る程度しかできません。
これだったら、1年前と何も変わらないと不満を募らせて、外へ。
こんなことだったら、昨日の隙間時間で見学しておくんだった…
山形といえばラーメンでしたが...
計画では「冷やしラーメン」発祥の「栄屋本店」で「冷やしラーメン(1,000円)」だったのですが、ホテルの朝食で出た「冷やしラーメン」のイメージが強くて、今回はPASS ! ! !
「そうは言っても」と店の前を往復すること2回。
悩んだ末に出した答えは、想像が付くものを食べるより、初めての経験を!
今日も、日本酒を試飲
新幹線の発車時間まで、充分時間があります。
「昨日、自分好みの日本酒を見つけられなかったから」と理由をつけ、「やまがた酒巡りChetto」へ。
今日も、自販機に500円投入し、コイン3枚に交換。
今日選んだ日本酒は、「特別純米 和田来 出羽の里」「澤正宗 純米吟醸 出羽の里 大辛」
昨日から、酒の名前に「出羽の里」が付いているが、これ酒米の銘柄。
日本酒オンチの私が知っているのは、山田錦(兵庫県)くらい。
日本酒を2杯飲んだが、今日も自分好みの日本酒に出会えず。
酒米が同じだと、同じような味になる?
酵母の影響が大きいと聞いているが…
最後の1杯は、ワインに浮気しました。
ワインの選択肢は、白6種、赤6種。
お酒のリストを見ていて、どうしても飲みたいと思ったのが「高畠ジャパネスク ベリーズブレンド2020」。
ボトルのラベルがステキで美味しそうだからという理由で選択。
美味しかったですが、自分好みの味は、チリワインと自覚することができました。
なお、ワインは日本酒より多めに注がれます。
いっぱい飲むならワイン。
駅弁にしました。王道の「牛肉どまん中」
山形駅の駅ビル「S-PAL山形」の中にある「おみやげ処 やまがた」で駅弁を購入。
牛肉どまん中にするか、鮭はらこ飯にするか、凄く悩んで牛肉どまん中を選択。
1,480円。駅ビルなのでJREポイントを貯めつつ、Suicaで支払い。
「牛肉どまん中」にするか悩んだのには理由があります。
「牛肉どまん中」は、近所のスーパーで行われる駅弁フェアでも買える駅弁。
今まで一度も食べたことはありませんが、「折角だから」と理由を付けない限り買わない気もします。
食べたことはないが、味の想像が付くというのも…
「折角、山形に来たのだから」と理由を付けて無理やり購入。
そういえば、1年前の山形旅行の時は、18時には駅弁が売り切れていて…
駅弁もリベンジ出来たところで、東京に戻ることにします。
山形から帰宅
すっかり日が落ちた山形駅。
1年前は、20時頃の新幹線で帰りました。
寒くて寒くてという感じで、山形駅の待合室で震えてましたが、今年は暖かい。
今年は18:04の新幹線。
つばさ156号は、新庄駅が始発。がらがらの車内で山形駅に到着。
山形駅から、いっぱい乗車し、窓側の席が埋まって発車。
途中駅の、福島・郡山からの乗車で通路側も満席。
筆者の隣の席も、着物姿の高齢女性が着席。
混雑する路線なのに、よく「どこかにビューーン」で山形になったなと思う。
20:48東京駅、21:30帰宅。
2度目の山形ひとり旅に掛かった費用
予算18,886円ですが、実際に使ったのは17,581円。
明細をリストにしました。
ここまで安く山形旅行が出来たのは、「どこかにビューーン」で新幹線代を節約したから。
ホテル代も、クーポンとポイントで節約。
何に(カッコ内 ポイント利用前) | いくら使った |
新幹線代 東京→山形 往復 (23,300円) | 0円 |
最寄駅から東京駅の運賃( 0円) | 460円 |
ホテル代(6,660円) | 5,360円 |
山形駅前→蔵王温泉バスターミナル | 2,400円 |
蔵王温泉大露天風呂 入浴料 | 800円 |
蔵王温泉大露天風呂 ロッカー代 | 200円 |
山形駅→羽前高松駅 | 840円 |
本山慈恩寺 拝観料 | 700円 |
山形県立博物館 入場料 | 300円 |
平田牧場 三元とんかつ御膳 | 1,320円 |
山形おやつ屋 飲食代 | 1,750円 |
慈恩寺テラス 飲食代 | 850円 |
駅弁 牛肉どまん中 | 1,480円 |
日本酒試飲 3コイン✕2回 | 1,000円 |
ドリンク代 | 108円 |
ドリンク代 (130円) | 13円 |
合計 | 17,581円 |