47都道府県全部観光する(12/47は山形県)
前回の山形ひとり旅の残金を使った旅行がスタートします。
「お金がないにも程がある」という気もしますが、18,856円で1泊2日の山形旅行に出かけます。
こんな低予算の旅行を実現したのが、「どこかにビューーン」。
本当は、岩手県か青森県を旅行したかったが、山形県には特別な思い入れがあります。
「どこかにビューーン」の行先になってくれて、ありがとう。
1年前の失敗を回収する旅のスタートです。
2024/10/30(水) 山形ひとり旅のスタート、蔵王温泉へ
数日前の天気予報では「土砂降りの雨」でしたが、当日の予報は「雨のち午後から曇り」。
これなら、問題ありません。
雨男を返上して、これからの1年を晴れ男と呼ばれたい…
そんな野望を秘めて、東京駅を出発!
山形までの移動
乗車する新幹線は「つばさ129号」、東京駅発8:56です。
最寄駅からの電車が最も混む時間帯に出発。
少し早めに家を出ましたが、途中のラッシュ遅延に加え、秋葉原駅で非常停止ボタンが使用されて、電車は遅れまくり。
結局、東京駅に着いたのは発車の数分前。
「こまち」を連結していないため、6両と短い列車は、真ん中より前方に停車してました。
車内清掃が遅れたのか、それが普通なのか、乗車時間1分で「つばさ129号」は出発。
乗車中は、いつも通り読書Time。
今回の旅行のお供は、「白夜行(東野圭吾 著)」。
800ページを超える超大作なので、この旅行中の読了は鼻から無理。
東京を出発した時は雨でしたが、福島を過ぎて晴れ始め、山形の山中では雨、山形市内で今にも降りそうな曇り空になりました。
11:38。定刻通り山形駅に到着。
山形駅で昼食。昼食はトンカツ。
山形駅に着いて真っ先に向かったのは、山形駅の駅ビルにある「平田牧場」。
東京にも数店舗ありますが、平田牧場の発祥の地は山形。
平田牧場のトンカツを一度食べてみたかったので、良い機会と入店。
ランチメニューの中から、「三元豚とんかつ膳」を選択。
舌代は1,340円。Suicaで支払い。
駅ビルなのでJREポイントを貯めます。
薄くて面積の広い100gのトンカツですが、美味しいカツでした。
この手の薄さは、松乃屋で見たことがあるくらい。
テーブルの上には、2つのソースと2つのドレッシングが置いてあります。
2つのソースから「辛みそガーリックソース」を選択。
これ大正解。
美味しくて、帰りにお土産に買って帰りたいと思ったくらい…
入店時は空席が半分ほどありましたが、食事をし終わった12:10には空席待ちの列が出来てました。
まじか!
夕方、このお店の前を通りかかると…
私が1,320円支払った「三元豚とんかつ膳」が、880円(税込み)になっていました。
HAPPY TIMEがあることを知っていたら…
蔵王温泉に移動
予定していたより早く昼食を済ませたので、1本早い蔵王温泉バスターミナル行のバスに乗車できました。
12:20山形駅を出発。
乗客は20名弱という感じ。
途中のバス停で数名が下車しましたが、殆どの乗客は終点の蔵王温泉まで乗車。
13:02頃、蔵王温泉バスターミナルに到着。
Suicaが使えるので、運賃1,200円を支払い。
降りたのは、日本人観光客と外国人観光客が半々という感じでした。
温泉地らしく、街中を流れる川から湯気が上がっています。
滝らしくない滝の名は、どんどんびき(見返り滝)。
目的の日帰り温泉に行く前に、温泉街を散策。
下湯共同浴場のあたりは、硫黄の匂いがして気分を盛り上げてくれます。
下湯共同浴場の横に温泉が湧き出る設備があります。
温泉を手で触れるようになっているのですが…
若い男性が、手で触れて「熱っ~ !!!」って絶叫してました。
お湯の温度は、何度あったのでしょうか…
目的地の「蔵王温泉大露天風呂」、googleの案内では徒歩18分なのですが、急な上り坂もあって結構大変。
しかも、歩いていると雨がポツポツ落ちてきました。
山の天気は、予報通りにはならない…
蔵王温泉大露天風呂
蔵王温泉大露天風呂に到着したのは13:23頃。
雨は本降りになりました。
雨の露天風呂は、どんな感じになるのでしょうか…
この写真を撮った場所から先は撮影禁止。
階段を下った先に受付があって、入浴料800円を支払います。
paypayが使えました。
お風呂屋さんと同じで、お金を支払ったところから先が、男女別の入口。
簡素な脱衣場に有料のロッカーがあります。
利用料は100円(現金のみ)。
筆者の場合はリュックがあったので、2つロッカーを借りて200円の支払いになりました。
強酸性の硫黄泉なので長湯厳禁だそうです。
多くの方は、15分~20分程湯船に浸かって終了といった感じでした。
雨が湯船に落ちた時に温泉が跳ねて目に入ります。
強酸性なので、目が痛い…
欧米系の外国人観光客も入湯してたのが、いかにも蔵王温泉らしい。
山形駅に戻る
10月末らしく、紅葉が始まっていました。
蔵王温泉は、山形の人気紅葉スポットですが、ロープウェイで上まで上がる必要がありそうです。
残念ながら、今日は雨。
ロープウェイも雲の中に入っていくような天候だったので、ここで山形の街中に戻ることにしました。
蔵王温泉バスターミナルに戻ったのが、14:07。
バスは既に停車していますが、乗車案内は発車の5分前から。
乗車時に係員の方が、乗車人数をカウントしてました。
路線バスですが、立って乗ることを想定していない観光バス型の車両です。
快適なのですが、休日など乗客が多い時は、どうするのでしょうか。
帰りのバスは20名弱の乗車、好きな席に座れました。
蔵王温泉方面に向かう時は右側の席、帰りはその逆の席が景色が良くてお薦め。
行き同様、Suicaで運賃1,200円支払いましたが、ロープウェイに乗るなら期間限定販売のセット券という手もありました。
暇つぶしに山形県産業科学館
蔵王温泉から山形駅に戻ってきたのが15時過ぎ。
想定していたより2時間も早い戻りになりました。
このまま、ホテルにチェックインするのは勿体ないということで、山形駅周辺をウロウロ。
やってきたのは霞城セントラル ビル。
ビルの中で見つけたのは、山形県産業科学館。
入場料無料なのが、暇つぶしにちょうど良い。
館内をプラプラしていると、女性に声を掛けられました。
「ちょっと、やっていきませんか?」
それは、照明器具の違いによる必要電力量を知るコーナーに来た時でした。
普段の自分なら、絶対遠慮して体験しないのですが、なぜか…
手回し式発電機を必死に回してました。
妙に蛍光灯を光らすのが難しい。
係員の女性がやると光るのですが、その様子は百年の恋も冷めるくらい…
暇つぶしで入った山形県産業科学館ですが、結構楽しかったです。
体験コーナーで誘っていただいた係員の女性に感謝。
良いものを見つけました。やまがた酒巡りChetto
霞城セントラル ビルの2Fから1Fに移動。
ここで良いものを見つけました。
やまがた観光情報センターにあったのは…
やまがた酒巡りChettoという、日本酒とワインの有料試飲コーナー。
やまがた観光情報センターのカウンター脇にある自販機で、専用コインを購入。
やまがた観光情報センターの方から、購入したコイン数分のカップを受け取ります。
500円でコインが3つ。1つのコインで30ccくらいの日本酒が飲めます。
支払い方法は現金のみ。
試飲できる日本酒は30種、ワインが12種。
種類が多くて迷いますが、焦る必要はありません。
観光客に知られていないのか、駅から少し歩くからか、お客さんは自分を含め2人だけ。
広い店内で、
カウンターの上にある、お酒の説明書にじっくり目を通して選んだ渾身の3杯は…
「出羽桜 純米酒 出羽の里」「純米大吟醸 はくろすいしゅ BUONO」「有機純米吟醸 良縁」の3つ。
1杯目と2杯目の味が、同じに感じてしまい、「この役立たずの馬鹿舌が…」って。
3杯とも日本酒らしい日本酒でしたが、私の好みから少し外れてました。
好みの銘柄が見つからなかったので、明日も来ないと…
自販機では、おつまみも売っています。
おつまみに手を出すと、長尻になりそうなので、今日はここまで。
ホテルにチェックイン
ちょうど良い時間になったので、今夜の宿「山形国際ホテル」に向かいます。
他のビジネスホテルに比べると駅から遠い、設備が古いというハンデはありますが、朝食が美味しいので、明日の朝が楽しみです。
今回は、ドキッとすることなくスムーズにチェックイン完了。
1年前に宿泊した時は、事前決済済みなのに宿泊費を請求されてビックリしたなぁ。
あの時の新人さんは、どうしているんだろう。
今日のお部屋は、最上階の12F。
窓から見える景色は、一年前と変わってなかった…
山形らしいものが食べられて、お酒が飲めて、2千円以内に収める。
という条件にぴったりなお店は、17時から営業開始。
開店時間まで、ホテルの部屋で時間を潰しました。
夕食は山形おやつ屋さん >>> 夜は「おやつ屋 酒場」
今夜のお店は、「どんどん焼き」のお店としてガイドブックにも載っている「おやつ屋さん」。
夜(17:00~19:00)は、店の奥が「おやつ屋 酒場」として営業。
入店すると、お客は自分だけ。
「お好きな席へ」といわれてカウンター席にしました。
山形らしい「どんどん焼き」をツマミにビールを飲んで、2千円以内に収めることができるのが、このお店。お金のない呑兵衛には天国のようなお店です。
注文したのは、晩酌セット1,300円とチーズどんどん450円。
晩酌セットは、飲みもの2杯と、肉豆腐、小鉢(この日は、きんぴらとポテトサラダ)のセット。
ひとり一回限りの注文しかできませんが、かなりお得。
私は、単品では一番高い生ビールを選択。
肉豆腐のお肉は黒毛和牛。美味しいわけだ。
おやつ屋さんで一番食べたかったのが、「チーズだんだん(ソース)」
チーズだんだんとビールが合わない訳はない。最強の組み合わせでしょ。
チーズだんだん半分ときんぴらごぼうで、1杯目のビールを飲み干したので2杯目を注文。
どの料理も美味しかったです。大満足。
アジフライ1尾250円とかハムカツ2枚380円とか魅力的なツマミ。
山形市 純米 男山からい酒600円が、私を誘うのですが、2,000円以内という予算の制約を守ることにしました。
飲食代1,750円は、paypayで支払い。
ごちそうさまでした。次は3,000円握りしめて来ます。
女子高生のたまり場、いも煮鍋
16時~17時頃は、山形駅や霞城セントラル ビルは高校生たちが大量にいましたが、飲み終えた18時には、がらんと…
「日本一のいも煮会」と書かれた芋煮鍋型ベンチも、先ほどまで女子高生のたまり場になっていましたが、今は誰もいません。
ローカル線あるあるですが、電車の本数が少ないので、高校生は駅周辺で時間を潰すのが当たり前。
高校生たちのために、冬でも暖かい場所にベンチを増やしてあげれば良いのに…
2024/10/31(木) 山形ひとり旅、1年前できなかったことを回収
天気は晴れの予報。
明日は、左沢線に乗って本山慈恩寺に行きます。
昼間は列車本数が極めて少なく、乗り遅れれば、2時間3時間待ち。時間厳守で行動します。
さらに、1年前は休館日で見ることができなかった「縄文の女神」に会いに行きます。