鹿児島ひとり旅。初日は雨の桜島を観光

47都道府県全部観光する(44/47は鹿児島県)

今回の鹿児島旅行の予算は、52,200円。
この予算を守るために、安いホテルを更に安く予約。
航空券も、LCCのセールを利用して、可能な限り安くしました。

「47都道府県全部観光する」の企画も、ついに44県目の鹿児島県。

鹿児島県は、40年前の友人の結婚式以来の訪問。
40年前のあの時は、徳利に入った芋焼酎でベロベロ...。
記憶は途切れ途切れ、観光なしで帰宅。
40年ぶりにリベンジをするぞ。

鹿児島の有名スポット(桜島、霧島)の観光と、鹿児島名物の美味しいものを堪能する2泊3日のひとり旅です。

2025/10/21 火曜日 東京から移動後、桜島を観光する

東京の天気は曇り、鹿児島の天気は予報では雨。
雨の日プランは用意してなかったが、どんな旅になるのだろう?

成田空港に移動、最安ルートを選択

今回の旅行も、4:30に自宅を出発。
こんな時間なので外は真っ暗ですが、駅には始発列車を待つ人で溢れています。

夜明け前の地元商店街
夜明け前の地元商店街

7:30発の飛行機なので、始発電車に乗る必要は無いのですが...
今回も色々事情があって、最寄り駅の始発に乗車。

船橋でJRから京成に乗り換えて成田空港に行きます。

京成船橋駅 改札
京成船橋駅 改札

毎回思うのだが、京成船橋駅での待ち時間は15分以上。
この時間が勿体ない。

電車賃は、JRと京成合わせて988円。Suicaで支払い。

成田空港から鹿児島空港へ

利用する航空会社はジェットスター。成田空港ターミナル3から出発します。
第2ビル駅からターミナル3に歩くのが大変ですが、いつものように早足で通路を進んでいきます。

昨日の鹿児島行きは、1時間33分遅れで成田を出発したようだが、今日は大丈夫なのか?

ジェットスター鹿児島行き
ジェットスター鹿児島行き

通常運賃より安い6,170円で購入した航空券で鹿児島空港に移動します。
チェックイン時に指定された座席は通路側のC席。
満席の予約と機内でアナウンスがあったが、隣は空席。ゆったり座れて良かった。

飛行機は、締め切り時間を過ぎても搭乗される方がいて、4分遅れで出発。

ジェットスター 鹿児島空港到着
ジェットスター 鹿児島空港到着

強い向かい風の影響で、鹿児島空港には10分遅れで到着。
予定していたバスには乗れなくなったが、問題ありません。

空港内に足湯がありました
空港内に足湯がありました

利用はしなかったが、空港内に足湯がありました。
帰りに時間があれば利用しよう… と、この時は思ったのですが。

鹿児島空港から桜島へ。どう乗り継ぐのが正解?

手元の乗り換え案内では、空港連絡バスと路線バスでフェリーターミナルに行くように案内されるのですが、どう考えても最適じゃない。

交通費がより少なく、移動時間が変わらないルートで行きたい!

空港連絡バスで終点まで行く
空港連絡バスで終点まで行く

10:00発 市役所前行きの空港連絡バスに乗車。
運賃は前払いで1,500円。クレジットカードのタッチ決済で支払います。

10:52 市役所前に到着。時刻表より4分遅れですが、バスには良くあること、気にしません。

フェリーターミナルまでは歩き。今にも雨が降り出しそうな空模様ですが、まだ大丈夫。

鹿児島港 桜島フェリーターミナル
鹿児島港 桜島フェリーターミナル

歩くこと10分。鹿児島港 桜島フェリーターミナルに到着。

フェリーで桜島へ

乗船するのは「第二桜島丸」。
ちょっと前までは、24時間営業で有名なフェリーでしたが、現在は夜中は運休。

運賃は、桜島に上陸時に支払います。

第二桜島丸
第二桜島丸

11:20 鹿児島港 桜島フェリーターミナルを出港。

乗客は外国人6割、日本人4割という感じ。
風の強い日でしたが、最上階のオープンデッキで桜島を眺めながら、15分の船旅を楽しみました。

桜島
桜島

天気が悪く、雲が低い位置にあるため桜島の山頂付近は良く見えません。
これだと、展望台からの眺めが期待できそうもありません。

桜島港に到着
桜島港に到着

桜島港に到着。

下船時に運賃250円を支払います。
キャッシュレス対応なので、Suicaを使いましたが、クレカのタッチ決済の方がスムーズに改札を通れそうです。

月讀神社

下船後は、徒歩で月讀神社へ。

折角なので、参拝していきます。
いつも通り、お賽銭の金額に見合った、ささやかなお願い事をひとつ。

月讀神社
月讀神社

1,300年前の勧進といわれる神社。
大正3年の桜島大噴火で社殿が溶岩に埋まり、現在の地に再建 とGeo Park看板に書かれていた。
桜島は火山島なんだと、改めて感じる。

鳥居越しに行き来するフェリーの景色は絵になる
鳥居越しに行き来するフェリーの景色は絵になる

今どき風に言えば、「映える」とか「インスタ映え」と言うのだろうか。
鳥居越しに見る海と行き来するフェリーの景色は、絵になる。

溶岩なぎさ公園足湯。想像以上に深くてズブ濡れ

溶岩なぎさ公園の足湯は、大型バス3台で来た中国人観光客で大賑わいでした。

溶岩なぎさ公園の足湯
溶岩なぎさ公園の足湯

隙間を見付けて自分も…
と思って足を入れたら、思いの外 深くて。ズボンがズブ濡れ。
隣の中国人女性が、「あ~あ」って顔して、こっちを見てた。恥ずかしい~

汚い足でスミマセン。ズブ濡れ
汚い足でスミマセン。ズブ濡れ

足湯は、生温いだけで全然気持ち良くないし、濡れたズボンが気持ち悪くて最悪。
自分が悪いのだけど、腹が立つ。

桜島ビジターセンター

無料で桜島のことを知れる施設なので期待してましたが、先ほどの観光バス3台分の外国人観光客で、ごった返していて、それどころじゃない。

桜島ビジターセンター
桜島ビジターセンター

逃げるように退散。

来た道を戻るようになるが、昼食を食べるため、道の駅まで徒歩で移動。

道の駅 桜島「火の島めぐみ館」で昼食。極上カンパチ刺身定食を頂く

やってきたのは、道の駅 桜島「火の島めぐみ館」。
徒歩で来る人はいない、とでも言いたげに、道の駅の前だけ歩道がない。

道の駅 桜島「火の島めぐみ館」
道の駅 桜島「火の島めぐみ館」

道の駅 桜島「火の島めぐみ館」の中に、昼だけ営業しているレストランがあります。
お店の名前は「おふくろの味 旬」。

おふくろの味 旬
おふくろの味 旬

お店の中の自販機で食券を買って、お店の方に渡すシステム。
お水や、食べ終わった食器の返却はセルフ。

注文したのは、極上カンパチ刺身定食。1,600円。
食券の販売機は現金のみ対応。

極上カンパチ刺身定食
極上カンパチ刺身定食

刺身の他、かぼちゃと玉ねぎのかき揚げやゼリー、味噌汁のセットです。

極上カンパチと言い切るだけあって、お刺身、とても美味しかったです。
ごちそうさまでした。

お昼時ということもあり、途中から満席に。
ひとり飯は私くらい。
ひとり旅を始めて3年、「4人掛けのテーブルを1人で使って申し訳ない」と思わなくなった。

溶岩なぎさ遊歩道

12:50 食事を終え「溶岩なぎさ公園」に戻ってきた。
大型観光バスがいなくなり、足湯はガラガラ。

ガラガラの足湯
ガラガラの足湯

ここから、溶岩なぎさ遊歩道を歩いていく。
天気が持ってくれれば良いのだが…

溶岩なぎさ遊歩道
溶岩なぎさ遊歩道

溶岩なぎさ遊歩道は約3kmある遊歩道です。
歩き始めたら、途中で脱落するのは不可。
歩いている途中で土砂降りの雨だけは避けたい!

溶岩だらけの海岸
溶岩だらけの海岸

桜島が火山島だいうことが良く分かる。
海岸を構成するのは、溶岩石。
桜島港フェリーターミナルで頂いた「桜島エリアマップ」によれば、このあたりの溶岩は大正溶岩(1914年)だそう。

野良猫だらけ
野良猫だらけ

溶岩なぎさ遊歩道は、野良猫だらけです。
それも、妙に人馴れしていて…
理由は、餌やりされる方が多いから。

私は猫が苦手なので、どんなに愛想を振りまかれても無理。

シェルター
シェルター

遊歩道の途中にシェルターがありました。
こんなところまで、噴石が飛んでくるの? ってビックリしたり、恐怖心を感じたり

鳥島埋没跡
鳥島埋没跡

溶岩なぎさ遊歩道のゴールは、鳥島展望所。
約3kmの道を30分掛かって歩いてきました。

鳥島展望所には、鳥島埋没跡の碑もあります。

さくらじまアイランドビュー 桜島周遊バスで移動

バス停に着いたのは13:27頃。時刻表を見ると13:39に次のバスがありました。

鳥島展望所
鳥島展望所

バスを待っているのは、日本人より外国人が多い。

ひとり旅中の中国のオジサン。嫌な予感はしてました…
スマホのスピーカーから大音量で音声を聴きながら、動画視聴開始。

このパターン、どこかに旅行した時もあったなぁ。

パラレルワールド ラブストーリー(東野圭吾)
パラレルワールド ラブストーリー(東野圭吾)

煩い中国人男性から離れたところに移動し、持参していた小説で、待ち時間を過ごします。

時刻表より2分程遅れて、バスが到着。
クレカのタッチ決済が使えるので、乗車時と降車時にタッチします。
運賃は230円。

湯之平展望所
湯之平展望所

途中のバス停から外国人観光客が大勢乗りこみ、バスは超満員で「湯之平展望所」に到着。
乗客の9割以上が、ここで下車。
バスは8分間、このバス停に停車。
その間に見学をすれば、バスを待たなくて済みます。

湯の平展望所から桜島を眺める

湯の平展望所に到着したころから、雨がポツポツ。

御岳、中岳、南岳が見えるはず
御岳、中岳、南岳が見えるはず

予想していた通り、桜島の山頂の方は、雲に覆われて全く見えません。残念。

現在、火山活動があるのは、一番右に見えるはずの南岳ですが、良く分からん…

後日知ったが、今日(2025/10/21)に小規模な噴火があったそう。見たかったなぁ。

さくらじまアイランドビュー 桜島周遊バスで桜島港に戻る

8分停車のバスに戻り、帰路に着きます。
結局、この停車時間にバスに戻ったのは1/3くらいの人数。全員座れました。

バスに戻ります
バスに戻ります

同じバスに乗るとは言え、ここからは新規乗車と同じ。
ちょっと納得できないが、230円を支払い。

フェリーターミナルに着いた頃には、本降りの雨。

桜島港フェリーターミナル バス停
桜島港フェリーターミナル バス停

バスを降りた方、全員がフェリーに乗るのかと思ったが、別のバスに乗り換えて移動する方がいました。黒神埋没鳥居でも見に行くのでしょうか。

フェリーと市電で鹿児島中央駅へ

フェリーの出港時間は14:45。14:40までは待合所で待つことになります。
ただ、待つ人が多くて待合所の席が足りない。

乗船料250円は、今回もSuicaで支払い。

フェリー改札
フェリー改札

フェリーの着岸から、たった5分で、車が降りたり乗り込んだりするスピードに驚くばかり。
ていうか、車が乗る場所は、上下2段に分けて一方通行にしてるんだ。なるほど。

短時間で乗り降りする工夫は上下2段にあり
短時間で乗り降りする工夫は上下2段にあり

雨が本降りなので、フェリーは客室内で過ごしました。
15:00 鹿児島フェリーターミナルに着岸。

乗り換え案内のアプリは、フェリーターミナルからバスに乗るよう道案内しましたが、無視。

市電で移動したいので、電停 水族館口まで徒歩移動。

電停 水族館口
電停 水族館口

中央駅前経由 郡元行きの市電に乗車。
タッチ決済が使えるので、乗車時と降車時にタッチします。
運賃はバスよりも安い170円。バスよりも時間が掛かった気がしましたが、気のせい?

鹿児島中央駅前 電停
鹿児島中央駅前 電停

15:07乗車で15:30に鹿児島中央駅に到着。バスなら半分くらいの時間だったらしい。

鹿児島中央駅周辺をウロウロしてみた

市電を降りたところで、号外が配られてました。

「女性初首相 高市氏」。
折角なので、号外を1部いただきました。

号外 「女性初首相 高市氏」
号外 「女性初首相 高市氏」

鹿児島中央駅前にある巨大なモニュメント「若き薩摩の群像」。
これは、薩摩藩がイギリスに派遣した15人の留学生の像です。

「若き薩摩の群像」
「若き薩摩の群像」

駅ビルの上には観覧車、アミュラン。
ビルトイン型と呼ばれるタイプの観覧車です。

駅ビルの上には観覧車
駅ビルの上には観覧車

維新ふるさと館に向かう途中には、日本瓦斯本社(旧 日本水電本館)があります。
1931年(昭和6年)、渡辺 節の設計で作られた。

日本瓦斯本社(旧 日本水電本館)
日本瓦斯本社(旧 日本水電本館)

鹿児島中央駅から寄り道をしながらやってきたのは、維新ふるさと館。
駅前にあったモニュメント「若き薩摩の群像」に関連した展示もあります。

維新ふるさと館を見学

維新ふるさと館は、甲突川(こうつきがわ)の畔にあります。
ウォーキングコースになっているようですが、生憎の雨。早々に館内に移動します。

維新ふるさと館と甲突川
維新ふるさと館と甲突川

入館料は600円。キャッシュレス対応なので、Suicaで支払い。

館内は外国人観光客も多数。

私のお目当ては、維新体感ホールで上演される2つのドラマ。

「薩摩スチューデント、西へ」と「維新への道」
この2本のドラマで、入館料の600円の元が取れたと感じた。

維新体感ホール
維新体感ホール

お奨めの席は、勝海舟の人形が出てくる台の下。
壇上の西郷隆盛が、自分に語りかけてくるような迫力が感じられます。

今夜の宿は、ホテル ユニオン

維新ふるさと館を出たら、土砂降りの雨。
こんな降り方をする予報じゃなかったのに…
道路は冠水し、靴下までビチョビチョ。

土砂降りの雨の中、いつものように道に迷います。
Google MAPを見れば良いのは分かっていますが、土砂降りの雨の中、傘をさしてスマホを操作するのも大変。ついつい、勘を頼りに歩いて失敗する。

ホテル ユニオン
ホテル ユニオン

今夜のホテルは、「ホテル ユニオン」。
クーポンやらポイントを使って予約したので、支払額は朝食付きで4,095円。

ホテルユニオン 室内
ホテルユニオン 室内

シングルルームですが、部屋は広めで設備も新しく快適。
唯一のマイナスポイントは、静寂性。

雨音や道路で誰かが話す声が良く聞こえるのには参った。

実は、翌朝その原因に気が付くのだが…後の祭り。

夕食は、予約必須の「かごしま黒豚 六日亭」

ホテルに併設のレストランだからと油断していましたが、ここ予約必須のお店。
1席だけ空きがあったので、予約無しで入店できましたが…

かごしま黒豚 六日亭(翌日撮影)
かごしま黒豚 六日亭(翌日撮影)

ビールは、宿泊者特典で一杯無料。

グラスビールなので物足らない、お代わりとなるハズでしたが、意外なことに酔いが回って、これで充分となりました。

かごしま黒豚 六日亭 サービスのビール
かごしま黒豚 六日亭 サービスのビール

注文したのは、黒豚ロースかつ定食(120g)と、きびなごの刺身。

黒豚ロースかつ定食のご飯は、1杯までお代わり無料。
お代わりして、残ったカツとだし汁でお茶漬け風にして食べるはずだったのですが、満腹になってしまって…残念。

かごしま黒豚 六日亭 黒豚ロースカツ定食
かごしま黒豚 六日亭 黒豚ロースカツ定食

きびなごの刺身の写真は、隣席の方とのお喋りに夢中になって撮り忘れ。

ロースかつ定食が2,376円、きびなごの刺身が759円。計 3,135円

支払いは、キャッシュレスで色々選択できた。
ここで、なぜか普段使わない「d払い」を選択。これが大正解。

妙にポイントが大量に付与される(627P)ので確認したら、
このお店が加入する商店街で、20%ポイント還元セールをしていた。
クレカやPayPayだったら、お得に食べられなかった。

雨でズブ濡れになったが、運はあるようだ。

2025/10/22 水曜日 霧島を観光する

この日も雨予報。
特急きりしまとバスで霧島神宮に向かいます。

霧島観光で大変なのは、バスの本数が少ないこと。今日は、どんなアクシデントが待っているのだろう。