青春18きっぷで行く南東北ひとり旅。1日目は会津若松。

47都道府県全部観光する(27/47は福島県)

金はない、電車の本数も少ない、観光はしたい

「47都道府県全部観光する」の27県目は福島県、28県目は宮城県に決めました。

「暇だけど金がない」ので、節約術を使いまくって「2泊3日の南東北ひとり旅」を楽しんでいきます。
予算は全部で40,300円。やりたいことから逆算すると、かなり厳しい金額です。

迷いに迷った出発時間

何時の上野駅発(宇都宮線)に乗るべきか、前日まで悩みまくりました。

青春18きっぷ
青春18きっぷ

今回の旅は、青春18きっぷを使いながらも、観光や食事中心の旅行
「乗り鉄」ではない筆者にとって、どこで何を食べるかが最重要。

黒磯駅から先、列車本数の少なさを意識しつつ、どの駅で途中下車しようか…

選択肢は、ふたつ。
上野駅の出発時間が、6:087:16か。
会津若松の到着時間は、12:31と13:20の何れか。

前者なら朝食はコンビニ、昼食は会津若松の有名店。
後者なら朝食は駅弁、昼食は郡山の定食屋さん。

私が選んだのは…

2024/7/23 月曜日 会津若松へ

モバイルSuicaグリーン券の購入と受け取り

JREポイントからモバイルSuicaグリーン券への交換は、事前に行っていましたが、受け取りは乗車当日に行う必要があります。

出かける前の身支度の合間に、
スマホのモバイルSuicaアプリを操作して、受け取りと乗車区間の設定を行いました。

最寄駅から旅がスタート

自宅の最寄り駅から、青春18きっぷを使った旅がスタート。

いきなり、つまずくことに…

最寄り駅に行くと、有人改札が閉まっていました。
青春18きっぷに日付印を押してもらいたいのに…

途方に暮れてるところに駅員さん登場。なぜか不機嫌な駅員。
いやな感じで始まりました。

上野駅で駅弁を購入

上野駅に到着したのは、6:40頃。
上野駅中央改札口前の「駅弁屋」さんに立ち寄ります。

上野駅 駅弁屋
上野駅 駅弁屋

購入したのは、大船軒の「サンドウィッチ」580円。
千円越えのお弁当が多い中、580円というのも嬉しいところ。

大船軒の「サンドウィッチ」
大船軒の「サンドウィッチ」

大船軒の「サンドウィッチ」は、明治32年から販売されているロングセラー商品。

一度食べてみたいと思っていたので、買えただけで幸せ。

エキナカのお店なので、JREポイントを貯めることも使うこともできます。

上野駅から郡山駅に移動

上野駅で、宇都宮線に乗車します。
今から乗る列車は、14番線ホームからの発車です。

上野始発なので14番線
上野始発なので14番線

発車時間は、6:59 !?
6:08でも7:16でもありません。

宇都宮駅で25分の待ち時間が発生しますが、上野駅始発の電車を選択。
上野始発だからなのか、10両編成の短い車両ですが、グリーン車を含め乗客は殆どいません。

宇都宮線グリーン車
宇都宮線グリーン車

宇都宮線のグリーン車に乗車後、さっそく「大船軒のサンドウィッチ」を頂きます。
鎌倉ハムのサンドウィッチが4切れ、チーズのサンドウィッチが2切れ。
朝ごはんには、ちょうど良い量でした。

大船軒のサンドウィッチ
大船軒のサンドウィッチ

電車が上野を発車する前に食べ終わっちゃいました。

期待通り美味しかったです。ごちそうさまでした。

宇都宮駅で乗り換え

宇都宮駅まではグリーン車の2F席で快適に過ごせました。
車内はガラガラ。進行方向右側の席は、日が当たるせいか人気がありません。

宇都宮駅
宇都宮駅

8:42、宇都宮駅に到着。
トイレ休憩の後、ホームに行くと9:12発の黒磯行が停車していました。

宇都宮線 黒磯行
宇都宮線 黒磯行

猛暑日だったので、冷房の入った車内で発車を待つことにしました。
列車は3両編成。4人掛けのシートに2人程度座る感じの混み方でした。

黒磯駅で乗り換え

黒磯駅では、結構な人数の方が列車待ちをしていましたが、5両編成のため車内はガラガラ。
多くの人が並んでいたのは、クロスシート車両のあたり。席の争奪戦でもあったのでしょうか。
ロングシート車両に移ってきました。

黒磯駅
黒磯駅

黒磯駅にやってきた車両は、見た感じ常磐線。
黒磯駅を10:22に発車。

まるで常磐線。黒磯~新白河
まるで常磐線。黒磯~新白河

ロングシートに座って周りの方を観察。
まるで小説のように時刻表を読んでいる方、いかにも鉄分が多そうな方(見た目で分かる)など、青春18きっぷで旅する方が多数乗車していました。

新白河駅で乗り換え

新白河駅で下車すると、同じレール上の前方に、郡山行きの列車が停車していました。

こちらの列車は混雑していて、満席で10:51に発車。

浪速少年探検団(東野圭吾)
浪速少年探検団(東野圭吾)

旅行の時は小説を持参して列車内で読んでいるが、今回は「浪速少年探偵団(東野圭吾)」。

郡山駅に到着

郡山駅に11:32に到着。
磐越西線の発車時間は12:15なので43分待ち。
この時間を利用して、トイレ休憩と昼食タイムにします。

東北線 郡山駅
東北線 郡山駅

あまり時間が無いので、大急ぎで改札へ。
急いでいるときに限って、有人改札が混んでいたりする。
「あるある」なのでイライラしなくなってきた。

郡山で下車。「もりっしゅ」で昼食

新幹線改札口の近くにある飲食店街に向かいます。
在来線改札口からだと遠い遠い…

お店に入ったのが11:40。トイレに寄ったとはいえ、ここまで8分も掛かってしまった。

もりっしゅ
もりっしゅ

入店したのは「食と酒 もりっしゅ」さん。
ここで、どうしても食べたかったものがあります。

旨トロにしん丼
旨トロにしん丼

注文したのは、「旨トロにしん丼」940円。注文から9分で着丼。
ランチサービスでドリンク付ですが、8/1からは食材費高騰のため、ドリンクが付かなくなるそう。
ちょっと得した気分でアイスコーヒーを頂きました。

アイスコーヒー付
アイスコーヒー付

「旨トロにしん丼」ですが、期待通り美味しかったです。ごちそうさまでした。

脂ののった鰊(にしん)を骨まで柔らかくなるように煮込んだ料理。
会津の郷土食だそうですが、ソースかつ丼のように有名ではないので食べられる店が限られます。

食事を終え、「食と酒 もりっしゅ」を出たのが12:00。
列車の出発時刻まで15分ありますが、急いで駅に戻ります。
こういう時に限って道に迷ったりする…

エキナカのお店なので、JREポイントを貯めることも使うこともできます。

会津若松へ

駅に戻ると、磐越西線 会津若松行きは入線済み。
しかも、満席に近い状況で、最後尾の車両には立っている人も。
道中が長いので、前方の車両に移動。空いている席がありました。ラッキー。

磐越西線 会津若松行き
磐越西線 会津若松行き

磐梯熱海駅の手前あたりで、持ってきた小説「浪速少年探偵団(東野圭吾)」を読了。
最初の列車に乗ってから6時間。そりゃあ、小説1冊読み終わっても可笑しくない。

会津若松駅 磐越西線
会津若松駅 磐越西線

13:20会津若松駅に到着。
会津っぽいものが、駅構内にありましたが、説明書きが見当たらず…
右側は、マスコットキャラクターの「赤べえ」。左は…

会津っぽいもの
会津っぽいもの

バスの発車時間まで10分。ゆっくりしている時間はありません。
駅員さんに、青春18きっぷを提示して改札外へ。

青春18きっぷの1回目利用はここまで。
都区内駅→郡山 4070円、郡山→会津若松1166円で、5,236円掛かるところ2,410円で済みました。

会津若松駅前で記念撮影

会津若松は40年前に来たことがあります。
入社1年目の社員旅行で来たのですが、観光の記憶は全く残っていません。

白虎戦士の像と会津若松駅
白虎戦士の像と会津若松駅

会津若松駅をバックに「白虎戦士の像」と記念撮影。
像が見ている方向にお城があるそうですが、駅から鶴ヶ城は見えません。

会津若松駅の赤べこ
会津若松駅の赤べこ

「会津若松駅の赤べこ」と記念撮影。

赤べこは、子供が誕生したときに、丈夫で元気に成長できるよう祈願して贈る民芸品だとか。
そういえば実家に、赤べこあったなあ。

バス案内所で一日乗車券を購入

本日の節約1) 1日乗車券で交通費を節約する

駅前にある会津バス駅前観光案内所に向かいます。

会津バス駅前観光案内所
会津バス駅前観光案内所

バス案内所に立ち寄ったのは、まちなか周遊バス1日乗車券を購入するため。
バス車内では販売していないので、乗車前に購入しました。

まちなか周遊パス(一日乗車券)
まちなか周遊パス(一日乗車券)

1乗車210円なので、600円の1日乗車券で元を取るには3回の利用が必要です。
鶴ヶ城、飯盛山の2か所の観光を予定しているので、3回利用(30円のお得)止まり。

まちなか周遊バス「ハイカラさん」
まちなか周遊バス「ハイカラさん」

13:30まちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗車し、会津観光がスタート。
バスの席は1/3ほど埋まっています。

鶴ヶ城を観光する

13:50鶴ヶ城入口でバスを下車。
鶴ヶ城まで徒歩5~6分という感じですが、35℃を超えていて、とにかく暑い。

鶴ヶ城天守閣入場券
鶴ヶ城天守閣入場券

天守閣+茶室麟閣の入場券(520円)がおススメのようで、券売所でも大書きされてます。
1日乗車券の提示で520円→460円になりますが…割引よりも

茶室に興味が無いので、私が買ったのは「天守閣」だけの入場券、410円でした。

本日の節約2) 自分に必要なものだけ選択して節約する

鶴ヶ城と赤べこ
鶴ヶ城と赤べこ

鶴ヶ城の内部は、見かけと違って近代的。
資料館となっていて、刀や甲冑など見ながら天守閣まで移動していくことになります。
エアコンが効いた館内は快適。お城にいることを忘れるくらい。

鶴ヶ城内
鶴ヶ城内

天守閣は何もなくて、展望スペースになっています。
外廊下に出て会津若松市内を眺めることができます。

風もあって、実に気持ちが良い時間を過ごせました。
天気が良くて、よかった。前日の予報では一時雨になっていたので…

鶴ヶ城天守閣からの眺め
鶴ヶ城天守閣からの眺め

鶴ヶ城入口バス停に戻ってきました。
バスは30分に1本のペースでありますが、15分待ちになりました。

鶴ヶ城入口バス停
鶴ヶ城入口バス停

14:50のバスまで、ベンチでボーとしてました。暑くてたまらん…
バスは定刻より少し遅れて到着。
座席は8割ほど埋まっていましたが、座ることができました。

飯盛山

飯盛山下でバスを下車。定刻より7分遅れと遅れが拡大。
先を急ぐ旅ではないので、気にならないですが、この遅れが…

飯盛山 階段かスロープコンベアーか
飯盛山 階段かスロープコンベアーか

スロープコンベアーの券売所で盛んに流していたのは「階段を上るのは本当に大変です。スロープコンベアーを利用しましょう」。

料金は250円。1日乗車券の提示で200円になります。
しかし、階段は100段程度。大したことはありません。自分の足で歩くという選択をします。

楽に登れる迂回路だと!
楽に登れる迂回路だと!

階段を上り始めるところに飯盛山案内図がでていました。

何と、階段を上らず、楽に「さざえ堂」に行く迂回路が掛かれています。
もちろん、迂回路で楽しました。

本日の節約3) 情報を鵜呑みにしない

さざえ堂

迂回路から「さざえ堂」にやってくると、料金所の前を通らないんです。

もちろん私は料金所に行ってから、さざえ堂を見学させていただきました。
料金は400円。PayPayが使えたのでPayPay払い。
正直ものだったのが良かったのか、PayPayスクラッチくじで3等が当たりました。

さざえ堂
さざえ堂

さざえ堂は、国指定重要文化財です。
まさに、こんな建物見たことがないって、感動もの。

さざえ堂 らせんスロープ
さざえ堂 らせんスロープ

らせん状のスロープを上っていくと、最上階に到達。
そのまま下りのスロープになって出口に…

さざえ堂 内部
さざえ堂 内部

頭の中で2重らせん構造なんだと分かっていても、不思議な感覚。
現代建築なら驚きもないですが、寛政8年(1796年)に建てた技術とアイデアに驚愕。

白虎隊の墓

白虎隊好きの方なのでしょうか、熱心に参拝されている方がいました。

白虎隊の墓
白虎隊の墓

白虎隊 自刃の地

白虎隊 自刃の地は、離れたところからチラリと観ておきます。
どうも、お墓とか自刃の地とか、苦手で…

白虎隊 自刃の地
白虎隊 自刃の地

バス待ち

飯盛山下のバス停に戻ると、バスは数分前に行ったばかり。
次のバスまで26分待ちになった。

飯盛山下バス停
飯盛山下バス停

バス停の僅かに日陰になった場所で待つことにした。
それにしても暑い。

飯盛山下バス停
飯盛山下バス停

16:14バスに乗車。
さざえ堂の見学時間は30分も掛からなかったが、飯盛山の滞在時間は52分。
来た時のバスが遅れなければ…

会津若松駅に戻ってきたのが、16:26。
夕食には早い時間だが、行きたい飲食店があるので、駅構内へ。

夕食は、ソースかつ丼と山塩らーめん

会津若松駅構内にある山塩食堂さんで夕食にします。
こちらのお店、閉店時間が17:30。会津若松の飲食店は夜が早いのだ。
会津山塩食堂で、食べたいと思っていたものがあります。

山塩食堂
山塩食堂

注文したのは、山塩ラーメンとミニソースかつ丼セット1,300円。

店名にもなっている「山塩」は、会津の特産品。
大塩裏磐梯温泉の温泉水を煮詰めて作られたのが山塩。

山塩を使ったラーメンと会津名物「ソースかつ丼」を同時に楽しめるセットです。

山塩ラーメンとミニソースかつ丼セット
山塩ラーメンとミニソースかつ丼セット

これでミニなのと思うほどのボリュームがある、ソースかつ丼に悪戦しましたが完食。

美味しかったです。ごちそうさまでした。
次は腹ペコの状態で来ることにします。

エキナカのお店なので、JREポイントを貯めることも使うこともできます。

今夜の宿は、「駅前フジグランドホテル」

ホテルにチェックインします。
今夜の宿は、「駅前フジグランドホテル」。

駅前フジグランドホテル
駅前フジグランドホテル

古いホテルですが、激安で泊まれることと日帰り入浴施設「富士の湯」が使えることが最大の魅力。

駅前フジグランドホテル 室内
駅前フジグランドホテル 室内

ホテルの部屋に荷物を置いたら、富士の湯へ出かけます。
チェックイン時にフロントで頂いた無料利用券と小銭だけ持って出発。

富士の湯 無料入浴券
富士の湯 無料入浴券

富士の湯で一日の疲れを癒す

ホテルからは徒歩3分。
天然温泉というのが最高!

富士の湯
富士の湯

平日ですが、お客さんは多め。
地元の方と、ホテルの宿泊客という感じ。

いろいろな湯船につかった後、露天風呂で仕上げ。
素裸で、デッキチェアーでゴロ寝。

空を眺めて過ごします。超気持ち良い~。

ホテルに戻ってビール

ホテルに戻ってビールにしましょう。

ホテルの自販機のビールは360円!!!
久々に腰抜けた…

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富士の湯とホテルの間にあった食品スーパーでビールを買ってくれば良かった…

フロントに鍵を預けて出かけるのも面倒。
自販機の中で一番安い、240円のビールもどきにしました。

のどごし生
のどごし生

明日は、朝ラーから始まります

今夜の宿は素泊まりです。
明日の朝食は、喜多方に行って朝からラーメン。
ラーメン食べたら、青春18きっぷで仙台に移動です。